* 「アボンリーへの道」(Felicity & Gus)

「幸せな結婚式」(最終回)…felicity & Gus

ガスと再会出来たフェリシティは、スチュワートとのことを打ち明けます。

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Felicity   「あなたに…言わなきゃならない事があるの。
            でも、切り出す勇気が無くて…」
Gus        「後悔してるのか?」
Felicity   「違うわ。後悔なんかしてない。
             シャーロットタウンで言った事は、全部、本心よ」
Gus        「…じゃあ?」
Felicity   「…ただ…話して無いことが…」
Gus        「す、座って、いいかな…よし、言ってくれ」
Felicity   「…ガス、あなたは死んだんだと、みんなが言ったわ。
             …その時、あたしも死んだの。
             何年も、ずっと、このうちに籠もって、
             誰とも、まともに話もせずに…
             ある日、哀れに思った神様が…友達をくれたわ。
             …その人は、あたしを、生き返らせてくれたの」
Gus        「誰なんだ?」
Felicity   「…スチュアート・マクレー…
            ガスは知らないわ。新しく銀行に来た人で、彼と婚約したの」
Gus        「…愛してるのか?」
Felicity   「…ガス…愛とは違うのよ。
            …よく分からない…救ってくれた人なの。
            ただ、死ぬのを待っていただけの、あたしを…」
Gus        「なぜ、言わなかった!?」
Felicity   「…言ったら、帰って来た?」
Gus        「いや!」
Felicity   「だからよ」

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「これ以上フェリシティを振り回すな。もう家も建てた。
君が出ていくのが筋だろう」
とスチュワートに言われたガスは、身を引こうと…

Gus        「彼に会った。
            …自分で家を建てたらしいな…俺には出来ない事だ」
Felicity   「そんな言い方、やめて!」
Gus        「解らないのか?俺のせいで、君を不幸にしたくない」
Felicity   「…ガス…」
Gus        「彼は君を…心から愛してる。見えなくても解る。
            …先のことを考えるんだ。一時の感情より。
            俺の事は忘れろ。自由になってくれ」
Felicity    「……」

スチュワートに話も聞いてもらえないフェリシティは、
父から「お前の本当の気持ちを伝えるんだ。それしかない」と言われ、
「前と同じにはなれない」と、婚約指輪を返します。

Felicity   「身を切られる思いで…だけど、言ったわ…」
Gus        「君は泣く時にハンカチを持ってたためしがないなぁ…ほら…」
Felicity   「ありがとう…たまらない気分…」
Gus        「俺からも、一つ、話しておくことがある」
Felicity   「なに?」
Gus        「手術を受けるよ」
Felicity   「ガス!…やめて!…死ぬかも知れないのよ」
Gus        「だが、チャンスはある。止めても無駄だ。もう決めた」
Felicity   「……」

カーモディの病院での手術が終わり、
眠っているガスに話し掛けるフェリシティ…

Felicity   「…あたしが、ついてる。
             これからずっと、そばにいるわ。
             あなたしかいないの。
             最初に出会ったその時から、あなただけだった。
             …覚えてる?…初めて、学校に来た日…裸足で…
             パイプなんか吹かして……あの子に恋したの。
             何もかも終わって…たとえ、目が見えないままでも、
             あなたと結婚するわ。
             ずっと前に、そうするべきだったのよ…」
Gus        「今のが、プロポーズなら…受けるよ」

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過酷な運命に翻弄されたフェリシティとガスは、
家族や町の人達に見守られる中、結婚式をあげることが出来ました。

ガスは貯金が無かったでしょうから、手術代や結婚式の費用など、
全てキング夫妻とヘティがもったのでしょうね…結婚指輪も…

出会った頃は、大人と子どもに見えたのに(設定では2~3歳差)、
最終回では、フェリシティが大人っぽくて、
実年齢の歳の差(12歳)を感じさせないくらいお似合いでした。

でも、この二人、夫婦喧嘩が絶えないような気がするのですか…?

関連記事…「幸せな結婚式」

<第7シリーズ>
第91話(最終回)「幸せな結婚式」(So Dear to My Heart)より

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「ガスの消息」…Felicity & Gus

結婚式を間近に控えたフェリシティの右手には、ルビーの指輪が…

母から、「まだガスを思い出すんでしょ?」と聞かれ、
フェリシティは、
「もう、そんなには…たまに夜眠れない時とか、明け方、目が覚めた時ぐらい…」
と答えましたが…

ウエディングドレスの仕上げ中、フェリシティに長距離電話が掛かり、
「…あの人を立ち直らせて…」と言う…

電話は、カレーの乙女が沈没したアメリカのチャールストンから…
フェリシティは、母の反対を押し切り、ヘティとガスを探す旅に出ます。

チャールストンで、ようやく見付けたガスは事故で失明していて、
フェリシティを拒絶…

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Felicity     「無事なら、なぜ報せてくれなかったの?」
Gus       「…出来なかった。
                …君には、アボンリーへ返って、幸せになって欲しい…」
Felicity     「馬鹿なこと言わないで」
Gus       「…とにかく帰るんだ」
Felicity     「あなたと一緒でなきゃ、絶対帰らない!」
Gus       「俺を見ろ!…足手纏いだ。…何の役にも立たない」
Felicity     「あなたと一緒にいられれば、それでいいのよ」
Gus       「…帰れ!」
Felicity     「ここで、一生、カゴを作るの!?」
Gus       「帰れって、言ってるだろ!
                …二人で、幸せになれると思ってるだろうが、
             俺の気持ちを、ちっとも解ってない。
         …俺には、もう、人生に希望なんてものが無いんだよ」
Felicity    「そんなこと、言わないで!…」
Gus      「元には戻れないんだ…もう、二度と…
          これからは誰も愛さない。
         一人で生きるって決めたんだ、一人で…
               …もう君を愛していない…」
Felicity     「…諦めないわよ!
                たとえ、ここで、一生待つ事になったって構わないわ。
               あなたと一緒でなきゃ、絶対、アボンリーへ帰らない!」

いつもはガスに優しいヘティですが、ガスを激しく叱りつけます。
フェリシティの情熱とヘティの愛に、ガスの気持ちに変化が…

Felicity  「お願い、一緒に帰って!
       置いてくなんて出来ない。
              みんな、あなたを待ってるし…愛してるの。
       …お願い!」
Gus    「…ずっと旅してたよ。
               色々見たよ。
               夜空の南十字星や、水面に踊る聖エルモの炎…
               日の出も見た。
               スペインの古びた港でも…マヤの古代も町でも…
               もう、決して見られない。
              君の顔も、もう二度と…」
Felicity   「お願い、一緒に帰って!…」
Gus    「帰ったって、君に、迷惑を掛けるだけなんだ」
Felicity   「いいの…あなたが、そばにいてくれるだけで」
Gus    「…結婚の話は忘れよう。俺に気兼ねしないでくれ」
Felicity   「何も心配しないで…」

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“絶対スチュワートと結婚する筈がない。
ガスは必ず生きている。でもなぜ消息が跡絶えたままなのかしら…?
もしかしたら、記憶喪失かも知れない…”
などと想像していましたが、まさか失明していただなんて…

再会を果たしたフェリシティとガスでしたが、
ブランコに並んで乗った二人に、笑顔はありませんでした。

ガスは失明、フェリシティはスチュワートと婚約…
これからのことを思えば当然ですよね。

関連記事…アボンリーへの道「ガスの消息」

<第7シリーズ>
第89話「ガスの消息」(Return to Me)より

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「うわさ話にご用心」

アボンリーに、身寄りの無い子供の為の「子供の家」が出来たお陰で、
明るさを取り戻し、スチュアートとも親しくしているフェリシティですが、
決して、ガスを忘れた訳ではありませんでした。

執拗に求婚するスチュアートにも、
「あなたのことは、とても好きよ。でも、まだ少し時間が掛かるの。
あなたの気持に答えられるようになるには…」
と答えていました。

それなのに、程無くして婚約指輪を受け取ってしまったのはなぜ?
ラストシーンのフェリシティの言動には、少なからずショックでした。

ガスとの別れの時、「死ぬまであなただけのものよ」と言っていたのに、
あれは、ガスが死ぬまでという意味だったの?

「ガスは死んでいない。私には分かるの。」と言っていたのに、
ガスの死を受け入れたってことなの?

本当に、ガス以外の人と結婚してしまうの?
モンゴメリーのドラマですから、そんな筈無いとは思いましたが…。

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<第7シリーズ>
第80話「うわさ話にご用心」(Love May Be Blind...But the Neighbors Ain't)より

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「悲しみをこらえて」

前回の「病める娘」もそうなのですが、
「悲しみをこらえて」と「うわさ話にご用心」に、ガスは登場していません。
でも、二人にとっては外せないエピソードと思い加えました。

ガスの死の報せから1年…
悲しみの癒えることの無いフェリシティは、
家族の心配をよそに、家に閉じこもっていました。

フェリシティ 「あたしは、どうしても…信じられないの。ガスが亡くなったなんて。
        …このまま忘れるなんて出来ないわ…」
アレック      「だが、一年も連絡が無い。…ガスは死んだんだ。」
フェリシティ 「あたしは認めない。…嫌よ…何を見ても思い出すわ。
        あたしの一部なの。…なのに、どうやって消し去れって言うの?…」
アレック      「別の何かで埋めるしかないんだ。」
フェリシティ 「セスみたいに?…あたしには出来ない。」

そんな時、町に新しい銀行家のスチュアート・マクレーがやって来ました。
スチュアートは、フェリシティに好意を寄せ、キング夫妻にも乗り気に…
でも、フェリックスだけは違いました。

フェリックス 「でも、あの人はガスじゃない。全然違う。
        …フェリシティの気持を確かめもせず、認めるなんて…
        僕には分かるよ。フェリシティは、あんな男を好きになったりしない。
        本当に幸せなの?…お姉さんに聞いたの?
        ガスとは、似ても似つかない男となんかと結婚してさぁ~…」

フェリックスも成長しましたね。
子供の頃に、セーラと三人で埋めた願いごとの箱、
(そういう場面はありませんでしたが…)を読む姉弟の会話…

フェリシティ 「願いごとの箱、セーラと三人で埋めたでしょ?大昔よ。
                 開けたいんだけど、まず、あんたに言ってからと思って…」
フェリックス「…読むよ。『全部の願いごとを、かなえてください。
                駄目なら、遠くへ行きたいので、100万ドルください。
                大嫌いなフェリシティに会わなくてすみますように』
                …子供だったからさ。」
フェリシティ 「いいのよ。しょっちゅう意地悪言ったもんね…
                …『あたしはお父さんのような優しい人と結婚したい。
                永遠に愛してくれる人と…ウエディングドレスは白、子供は六人…』
                …子供の頃の夢って、叶わないのかしら…」

ガスはアレックとタイプが似てるような気がします。
フェリシティの気持ちも考えず、強引なスチュアート。

フェリシティ 「あたしガスを愛してるの。」
スチュアート「分かてる…だが一緒にいてやれるのは僕だ。
                 ガスはもういない。思い出なんだ。」
フェリシティ 「やめて!…聞きたくないわ!」
スチュアート「現実を見つめなきゃ…一生、亡霊を思っては暮らせない。」
フェリシティ 「やめて!…一人にして!」

当然でしょ!…デリカシーのかけらも無い言い方に腹が立ちましたよ。
失恋して去って行くスチュアートでしたが、
来たばかりだと言うのに、銀行の方はいいの?

それなのに、町を去ろうとするスチュアートを「今は行かないで。」
と止めたフェリシティ…

それにしても、スチュアートって、ガス以上にオジサンに見えましたが…
しかも、第10話「収穫祭の女王」にも農民役で出演していましたし…
傷心のフェリシティの前に現れたのが、
せめて、ガスと出会う前に夢中になった初恋のデビッドだったら良かったのに。
(それでは典型的なメロドラマですね…)

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<第7シリーズ>
第79話「悲しみをこらえて」(Out of the Ashes)より

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「病める娘」

「病める娘」は、サナトリウムから戻ったセシリーのことなのでしょうが、
私には、フェリシティの事のようにも思えてなりませんでした。

ガスからの手紙をセシリーに読んで聞かせている時は、
あんなにも幸せそうだったのに…

Felicity  「ガスから手紙が来たのよ。
            『ジャマイカの海は、本当に真っ青です
            昼間は、毎日がカナダの夏のようで、夕方、太陽が沈んで行くさまは
            言葉では、とても表せません
            でも、昼間が夏のカナダより短いので、夜が長く感じられます
            特に君のことを・・・』
     この先はいいわね。
           医科大を辞めること、ガスに何て言ったらいいか…」
Cecily   「ガスなら、分かってくれるわよ。」

また、オリビアとは、こんな会話も…

Felicity  「…ガスはあたしのこと、よく解ってるの。
            一緒に居ると、自分に素直になれるのよ。」
Olivia    「ステキね。あなた達、心が通じ合ってるってことでしょ。
            この広い世界で、そんな人には、そうそう、巡り逢えないないわ。」
Felicity  「オリビア叔母さん…
            何だかみんなが、あたしに期待し過ぎてるような気がして…
      でも、ガスは、あたしに何にも望まない。
            だから、二人で暮らせば、幸せになれると思うのよ。」
Olivia    「きっと幸せになれるわ。ガスに逢えて良かったわね。
            ガスも、あなたがいて幸せよ。」

それなのに、あんな悲しい報せが届くだなんて、
「嘘でしょ!?」と、心の中で叫んでしまいました。

ラストシーンは、灯台の横で一人佇み指輪を見詰めるフェリシティ、
そして、両手で顔を覆って泣いている…可哀想過ぎますよ~

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<第6シリーズ>
第78話「病める娘」(The Homecoming)より

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「生きていた母」 (3)

花売りの女イライザを伴い、アボンリーに帰ったガスとフェリシティ。
イライザの手がかりを探そうと、ヘティに教えられた家を訪ねたてみたり、
最後の手段として、フェリックスに手伝って貰って、
「1863-1894」と記されたイライザの墓を掘り出してみたり…
棺の中には、石だけが入れられてあった…

しかも、イライザの記憶にあった崖の「祭壇岩」の下には、
ガスの父・エイブ・パイプとイライザの結婚写真が埋められていて、
その額の裏に隠されていた、クレーン船長の写真には、
「イライザへ 我が真実の愛 イジーケル・クレーン」と書かれてあった…

<ラストシーン>
Gus   「母さんと、クレーン船長を捜しに行く。
           本当の事を知ってるのは船長だけだ。
           …もう行くよ…さよならだな。」
Felicity「ええ、そうね。」
Gus   「結婚すると言ってくれ。
           今度は、約束なしで行かせないでくれ。
           俺のものになって欲しい…」
Felicity「あたしは、永遠に…あなただけのものよ。」

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ガスは島の人間では無かったはず…
でもそれは、幼かったため記憶が無かっただけかも知れないけれど、
「…おふくろが言ってました。」(「亡き親友の妻」)
と言っていたこともあったのに…

ヘティはエイブ・パイプの奥さんの情報を知っていたのに、
何も言わなかったのはなぜ?

イライザの棺には石しか入って居なかったし、
エイブ・パイプとイライザの結婚写真もあったことから、
彼女はガスの母に間違いないのでしょうが、クレーン船長との関係は…?

イライザに「これからは、ずっとそばにいる。」と言っていたガスは、
「本当の事を知るため、母さんと船長を捜しに行く」はずだったのに、
最後まで謎のまま…

謎の多いアボンリーの中でも、ガスは、特に謎(矛盾)が多かった様です。

<第6シリーズ>
第66話「生きていた母」(The Return of Gus Pike)より

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「生きていた母」 (2)

Gus     「返す必要は無いよ。これは君にやったんだから君の物なんだ。
           …取れよ。」
Felicity 「どうして!…シャーロットはいらないって!」
Gus     「何、訳の分かんないこと言ってんだよ!
     何でシャーロットに、これをやるんだよ!」
Felicity 「とぼけないでよ!あの人と婚約してるんでしょ!」
Gus     「婚約?…どっから、そんなバカげた事を思いついたんだ。
     シャーロット・エイムズは結婚してる。俺が乗ってた船の船長とな。」
Felicity「結婚してるの?
     …だって、あなたが手紙でちゃんと書いてくれないからじゃない!
     おかげで、とんだ恥をかいたわ!」
Gus     「ありもしない事を、どうやって書けって言うんだよ!
     『やぁ、フェリシティ、俺なぁ、シャーロット・エイムズと婚約してないよ。』
     …そっちだって、通り一遍なことしか、書いて来ないじゃないか!」
Felicity 「あなたが何も言ってくれないからじゃない!
     男の人が何も言わないのに、どうして…」
Gus     「おい、ちょっと待てよ!フェリシティ…」
Felicity 「あなたと言い争っている暇なんか無いの!
     勉強が山積みなんだから……ガス、御免なさい…」

誤解と分かって機嫌を直したフェリシティなのに、
指輪はガスがしたままなのは、なぜ?

フェリシティを送ろうとした時、二人は花売りの女に遇いますが、
その女性は、ガスの指輪を見て、
「イジーケル・クレーン船長だわ。」と言うのです。
(それで、ガスがしている必要があったという事なのでしょう。)

記憶を無くしているらしい花売り女を、
フェリシティの下宿に泊めてあげることに…

“この人は、死んだはずの母なのでは?”と直感したガスは、
手がかりを探すため、女を連れアボンリーに帰るのですが…

(話しが“ガスとフェリシティ”から、“ガスと謎の花売り女”になります。)

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以前にも書きましたが、このルビーの指輪は、
ガスがクレーン船長との別れの時に、“友情の証”として貰ったもので、
船長が見つけた、“海賊の宝物”の中の一つなのです。
(第22話「海賊の金貨」)
よって、イライザ(花売り女)は指輪の存在を知らない筈では…?

<第6シリーズ>
第66話「生きていた母」(The Return of Gus Pike)より

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「生きていた母」 (1)

ハリファックスの医科大学に進学したフェリシティは、
教授に差別を受けながらも、男子学生に負けじと頑張っていました。

講義が終わり、引っ越しの手伝いで、
滞在していたフェリックスと下宿に向かっていると、
偶然、市場で女性と親しげにしているガスを見掛けます。
二人の様子に、怒り心頭に発します。

「今にもしなだれかかりそうだったじゃない!公衆の面前でよ!
何てはしたない女!品性というものが欠けているのよ!」
(完全ににジェラシーです。)

「でも美人だったよ。」と言うフェリックスに、
「美人?…何に付けても趣味の悪い子ね!」と一蹴。

ガスに貰ったルビーの指輪を外し、
「…本人に突っ返してやるわ!こんな酷い侮辱を、受けたんですからね!」

フェリックスの「侮辱って、ガスが何かした?分かんないよ。」に、
「そうでしょうね。男だもの。何も分かってないのよ。」…(その通り!)

フェリシティは、ガスの居所を探し出し、
一方的に指輪を返してしまいました…

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(驚くほど大人っぽくなったフェリックス!)

<第6シリーズ>
第66話「生きていた母」(The Return of Gus Pike)より

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「ガスの求婚」 (5)

ガスを乗せた馬車を、夢中で追いかけるフェリシティ…

Felicity 「ガス!ガス!待って!!」
Gus   「(馬車を)止めてくれ!」
Felicity 「行かないで!医者になるより、あなたの方が大事なの。」
Gus   「俺、行くよ。」
Felicity 「どうして!?」
Gus   「大丈夫! これっきり逢えないって訳じゃないんだから …
      結婚の約束に、まえ、あげただろ…返されたけど…約束は要らないよ。
      …落ち込んだり…一人で寂しい時、それを見て思い出すんだ
      …俺が付いてるって…愛してる。」
Felicity 「あたしもよ。」

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フェリシティの夢のため結婚を諦め、アボンリーを去るガス…
何度見ても、切なく悲しい別れのシーンでした。

<第5シリーズ>
第63話「ガスの求婚」(Otherwise Engaged)より

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「ガスの求婚」 (4)

二人はジョーンズ先生の所に、結婚することを報告しに行きますが、
あいにく先生は留守でした。

その時一人の男性が、“妻を助けて”とやって来て、
フェリシティは男性の家で、お産の手伝いをする…

先生に、医科大学には行かないと言い忘れたことに気付くフェリシティ、
苦悩するガス…

フェリシティが働いているミュリエルの店に、
旅支度したガスが店に現れます。

Gus   「フェリシティー」
Felicity 「ちょっと、待って。」
Gus   「急ぐんだ。」
Felicity 「仕事中に、困るわ。」
Gus   「時間が無い。旅に出る。」
Felicity 「どういうこと?今日は、後で、先生の所へ行くはずでしょ。
      結婚することを話しに…」
Gus   「本当は、今だってまだ、医者になりたいんだろ?」
Felicity 「結婚したいのよ。」
Gus   「答えになってない。」
Felicity 「…何て言えばいいの?」
Gus   「こないだの晩、お産の話をしていた時、君の目は輝いてた。
            …医者を諦めて、このまま結婚してしまったら、俺を、恨むようになる。」
Felicity 「そんなこと…」
Gus   「俺は、君を知ってるから…分かるよ。」
Felicity 「お願い!行かないで。」
Gus   「友達の船に乗ることにした…しばらく離れて…考えてみるよ。」
Felicity 「でも…ガス…」
Gus   「もう、いかなきゃ…それじゃ…」

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このまま結婚してしまったら、俺を、恨むようになる。
君を知ってるから、分かるよ。
この言葉に、フェリシティへの愛を感じました。

<第5シリーズ>
第63話「ガスの求婚」(Otherwise Engaged)より

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