* 「アボンリーへの道」

「悲しみをこらえて」

1911年
ガス死亡の報せから1年が過ぎても、フェリシティは、心を閉ざしたまま…
毎朝、海岸に行っては、ガスの帰りを待ち続けていました。

幼友達コリーンの遺児アリスの面倒をみているフェリシティは、
コリーンの夫セスから、娘ために、コリーンの又従姉妹と結婚したと聞かされ、
ショックを受けます。
“別の人となんて、あたしには出来ない…”

そんなフェリシティに、新しく町に来た銀行家のスチュワート・マクレーが
好意を寄せます。

マクレーの想いに、アレックとジャネットは喜びますが、
フェリシティとガスを一番理解しているフェリックスだけは、強く反対します。

アボンリーに寄贈されたロイド家の屋敷と土地が、
町議会で身寄りのない子供のための「こどもの家」に決まったことで、
メイビスから一方的に委員の1人にされたフェリシティも、元気を取り戻します。

子供達の面倒をみるうちに、スチュワートとも次第に親しくなりますが、
性急に求婚したスチュワートを、激しく拒絶するフェリシティでしたが、
失意のうち、置き手紙を残しアボンリーを去ろうとした彼を、
“今は行かないで、時間が欲しい…”と、引き留めるのでした。

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一年後と言ってましたが、アリスが小さ過ぎることから、
翌年の春か初夏だったのかも…?

疑問と言えば、アボンリーに来たばかりなのに、失恋したからと言って、
去ろうとする銀行家というのも何だか…

“…一緒にいてやれるのは僕だ。ガスはもういない、思い出なんだ。
現実を見つめなきゃ…一生、亡霊を思っては暮らせない…”
なんて、ひどい言い方なんでしょう!

フェリックスが言うように、
“…あの人はガスじゃない。全然違う。僕には分かるよ。
フェリシティは、あんな男を好きになったりしない。…”

悪い人ではないですが、打算的というか、自信家というか、ふてぶてしいというか、
現れたのが、いっそ、フェリシティの初恋の男性(ガスではない)だった方が…
でも、それでは、あまりにもメロドラマ的ですね…

<名言>
「ねえフェリシティ、初恋は最初の恋ってことだよ。最初のね。
…頼むから、初恋を最後の恋にしないで…」(イライザおばさん)

「たとえ誰か他の人を愛することになっても、
それは、ガスを忘れることとは違うのよ。」(イライザおばさん)

「“わたしは、お父さんのような優しい人と結婚したい。
永遠に愛してくれる人と…ウェディングドレスは白、子供は6人…”
子供の頃の夢って、叶わないのかしら…」(フェリシティの子供の頃の夢)

関連記事 Felicity & Gus「哀しみをこらえて」

アボンリーへの道<第7シリーズ>
第79話「悲しみをこらえて」(Out of the Ashes)より

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「病める娘」

雑貨店に、サナトリウムから長距離電話が…
「セシリーに何かあったのか…」と不安な面持ちで待つ家族一同に、
「帰宅してもいい」という嬉しい報せ…

迎えの両親に、サナトリウムのスパロー医師は、
「一時的に落ち着いたということです。気を付ければ再発は防げます」
と言われてしまいます。

再発を恐れる両親は、セシリーに、動物にも触れさせようとはしないばかりか、
夏用台所で寝かすなど、サナトリウムと同じ生活を強い、
フェリシティの医学的アドバイスにも、聞く耳を持ちません。

セシリーが学校に戻ると知った町の人達は、
「まだ治ってもいないのに非常識」と、ヘティに苦情を…

傷付き次第に荒んでいくセシリー…
オリビアがア、レックとジャネットに意見して、
セシリーは、元の生活に戻ることができたのでした。

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セシリーのことが解決したキング家でしたが、
進路が決まらず、サリー・ポッツや町の人達から皮肉を言われたりと、
辛い思いをしているフェリシティに、
ガスが乗る「カレーの乙女」が難破し、生存者無しとの報せが…

ガスだけが支えだったのに…

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娘を心配する余り、退院後も病人扱いするアレックとジャネット夫妻、
仕方ないですよね。
他の人達は、サナトリウムに行っていないのですから…

死を待つ患者を目の当たりにしたり、
再入院で運ばれてきた少女を目撃したりしたのですから。
医師や婦長からも、
「完全に治ったのではない。一時的に落ち着いているだけ」とか、
「無茶は駄目ですよ。セシリーも、またサナトリウムに戻るのは嫌でしょ?」
「セシリーにも気を付けてあげて、無理は禁物ですよ」
などと、釘を刺されてしまったですからね。

オリジナルタイトルを見ても、メインはセシリーに違いありませんが、
途中から、フェリシティのように思えてきました。
セシリーを忘れてしまうほど、悲しいラストシーンでした。

<名言>
「ゆっくり考えりゃいい。焦って、あとで後悔したら、つまらんだろう…?
時間はあるんだ。」(アレック)

「ガスは死んでないわ。わかるのよ…」(フェリシティ)

関連記事 Felicity&Gus「病める娘」

「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第78話「病める娘」(The Homecoming)より

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「心の迷い」

帰省中のフェリシティに、ハリファックスのダルハウジー医科大学から、
待ちに待った進級登録申請書が届きますが、
郵便の遅れから、締め切り期限が過ぎていて、進級出来ないことに…
(すべての科目が「優」だったのに…)

落ち込むフェリシティを心配した家族が、なぐさめますが、
そんな時、雑貨店に居合わせ一部始終を聞いていた
診療所のスノー先生が、助手を頼みます。

張り切って仕事に向かいますが、
実際の仕事は想像していたものとは違い、失望感を抱きます。

漁船の爆発事故で、大勢の怪我人が出た夜、
臨月だったフェリシティの幼友達コリーンが産気づきます。
駆け付けたフェリシティとジャネット…
到着したスノー先生によって、難産の末、赤ん坊は産まれましたが、
母子共に危険な状態に…
フェリシティによって、赤ん坊だけは助かりますが、コリーンの命は救えませんでした。

翌日、何か落ち度は無かったかと、必死にカルテを調べるフェリシティに、
スノー先生は、
「すべてを把握していても、思い通りにいかないことはある。
忘れるんだ…」
と言うのでした。

ショックを受け失望したフェリシティは、
あたしが好きなのは、勉強や実験をやって、いい点数を取ることだけなのよ。
女には医者は無理だと言われているから、
あたしは違うって、証明したかっただけなんだわ。それ以外は…

と、気付き、医師への道を断念し、スノー先生の助手も辞めたのでした。

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100年前には、郵便が1ヶ月遅れることもあったのでしょうね。
国によっては、今もそうなのでしょう…

実際の医学は、フェリシティにとっての理想とは、余りにも違う現実でした。
幸せだった少女時代、学力優秀で自信に溢れていたのに、
次第に笑顔が消えていくフェリシティ…

コリーン・ウェルズ(現プリチャード)という幼友達っていたかしら?
キング家のダイニングで、フェリシティと一緒に、
収穫祭のドレスを縫っていたと言いますが…

クレミー・レイなら、一緒にドレスを縫っていたけれど…
クレミーだったら、感情移入出来たのに残念です。

(コリーン・に扮していた女優さんは、
フェリックス役のザッカリー・ベネットの実姉だそうです。顔がそっくり。)

<名言>
「…一年なんて、お前が思うほど長かない。本当さ。
大人になる程、時間は早く過ぎて行く…あっという間だよ…」(アレック)

「…人は経験を積んで一人前になるんだよ」(スノー先生)

「後悔しないかい?…そう、それならいいわ。
後悔の無い人生が幸せな人生よ…そうでしょ?」(イライザおばさん)

「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第77話「心の迷い」
(A Time to Every Purpose)より

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「とても高貴な結婚式」

英語の作文が苦手なフェリックスは、ヘティから落第と、
ホテルの仕事を辞めるよう言い渡されます。

高貴なお方の結婚式が行われることになったホワイト・サンド・ホテルに、
経営者の母を名乗る老女が現れます。

その老女は、20年前に別れたピエールの母…
ピエールは、母と妹を喜ばせたくて、偽りの手紙を送っていたのでしたが
結婚式を行う侯爵家の子息の花嫁は、妹のアデルだったのです。

アレックから手厳しく意見されたヘティは、フェリックスの落第を取り消し、
高貴な結婚式のため、ピエールの嘘にも協力…

一方のポーランドのポレンスカ伯爵家も、名ばかりで、
帰りのボストン行き一等食事付き個室の切符も、公爵夫人の執事が、
曾祖父から受け継いだ18金の懐中時計と交換してもらって手に入れるほど…

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今回も感動的なお話でした。
トレメインさんとピエールが、以前、パリのリッツで一緒に働いていたとは意外。

生徒にも不正にも容赦のないヘティが、
アレックにお説教されたことで豹変してしまうところが可笑しかったです。

相変わらずフェリックスに甘いジャネット…
幾つになっても、息子は赤ちゃんなんでしょうね。

ポレンスカ伯爵夫人役は、ハリウッド女優のフェイ・ダナウェイで、
執事イゴール役は、ジェイムズ・B・ダグラスという俳優さん。

ピエールの母マギー・マクフィー(モーリーン・スティブルドン)の吹き替えは、
大好きだった、今は亡き鈴木光枝さんでした。

<名言>
「でも、どうしてこんなもの書かなきゃいけないんだ!
もう大昔に死んだ人間についてなんて、何になるのさ!」(フェリックス)

「そういう姉さんの態度が、どれだけ人を傷付けるか分かってるのか!?
あんなによく働く子は、そうはいないし、周りの期待に応えようと、
あの子はあの子なりに精一杯やってるんだ。そりゃあ作文は苦手かもしれんさ。
だが、我慢強く教えてやるのが教師じゃないのか!?」(アレック)

「…たとえ伯爵夫人が何をおっしゃろうと、
天気の話をしていれば間違いないわ。」(ヘティ)

「ハ~嫌なものだわ~年取るって。前はどこまでだって歩けたのに…」
「私たちは似た者同士ってことかしら。
でも、お互いに、お金より、もっといいものを持っているでしょ?
…あの子たちよ」(ポレンスカ伯爵夫人)

「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第76話「とても高貴な結婚式」
(What a Tangled Web We Weave)より

続きを読む "「とても高貴な結婚式」"

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アボンリーのDVD

最近、ファンの熱い要望に答え「アボンリーへの道」のDVD-BOXが
発売されたそうです。(そんなに最近でもないかも…)

私は、5年程前の再放送時に(深夜の)録画しDVDにしたので、
買うつもりはないですが、VHSと同じく第2シリーズまでで、
お値段の方も同じく、かなりお高いようです。

でも、お値段より何より、一番残念なのは、
毎回カットされていたことなんですよね。

『Road to Avonlea』はNHKが握っているのでしょうから、
ノーカット版(吹き替え版+字幕付き)を期待しても無理なのでしょう。

あの美しい景色と、心温まる会話を、ノーカットで観たい!
YouTubeでなら観られますが、7シリーズ91話すべてがある訳ではないし、
当然英語ですからね…

もし英語が出来るなら、迷わず、サリヴァンから買ってしまいますが…
英語の分かる皆様、DVDその他は、
「サリヴァン・エンターテンメント」「こちら」で買えますよ。

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「生涯の友」

脳卒中で倒れ、サスカトゥーンの息子の家で療養していたレイチェルは、
息子のロバートが止めるのを振り切るようにして、
プリンスエドワード島への列車に乗り込みますが、
途中で発作を起こし、ハリファックスの病院に収容されてしまいます。

おんなじ死ぬんなら、自分のうちで死にたいね
看護部と話している医者の言葉に、レイチェルは病院を抜け出し、
やっとの思いでローズコテージに辿り着きます。
でも、スノー先生の診断は厳しいものでした。

ヘティは、オリビア、ジャネット、ミュリエル(登場せず)の協力してもらい、
レイチェルの面倒を看ますが、あまりの子供扱いに、
口が利けないレイチェルは苛立ちます。
レイチェルの一番の理解者はデイビーでした。

ローズコテージで開かれた「夫人聖歌隊の集会」で、
ヴィーグル夫人の、
こんなことになっちゃ、それぐらい(甘いもの)しかないでしょうしね~
腰からどこから蝶つがいが緩んで、前と同じとはいかないそうよ。
何を言っても解らないそうよ。フンッ!
ヘティもとんだお荷物を背負い込んだものだわ。
ずっと面倒を見ていくつもりかしら。ハッ!
こういう人だもの
(頭の上でクルクル)大変よ~
に、レイチェルの怒りは爆発します。(相変わらず嫌味な人ですね。)

レイチェルの帰郷を知って駆け付けたピエールの優しさに、
レイチェルの顔にも笑みが戻りました。
息子たちが迎えに来ましたが、レイチェルにとっての家はアボンリーだけ…

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とても感動的なお話でした。
でも、まだ完治してないのに、一人で長旅するだなんて無茶ですよ。

今回のヘティは立派!
教師、ホテルの仕事、双子の世話、そのうえ介護ですからね。
オリビアも、記者、缶詰工場の経営、育児と凄いです。

自由の利かない病人の寝室が2階というのも考えものですが、
体格の良いレイチェルを、ヘティと双子だけで2階に上げたとはすごい…

(余談ですが、2階にベッドルームは幾つあるのかしら?
デイビーとドーラの部屋は別でしょうし…
以前、セーラが帰郷した時には、部屋が無いからと言って、
ルイザはヘティのベッドで寝たのですよね。
あの時は、“オリビアが独身時代に使っていた部屋があるはずなのに”、
と思いましたが…)

デイビーはフェリックスの(その前はアンドルー)、
ドーラはセーラのお下がりのコートを着てました。
こういうのは微笑ましいですが、グリーンゲイブルズの地下にあったという
レイチェルのお気に入りのキルトは、色んな所で目にしますよ。

重箱の隅ですが、翻訳に疑問ありです。
発声練習の時ですが、「NO」は「ノー!」なのに、なぜ「HOME」は「うち」なの…?
ロウソクの火に、息を吹きかけて出た「フゥー」なのですから、
「ホーム」でいいと思いますが…。

今回も、アンシリーズでは考えられないレイチェルの展開に、
モンゴメリも苦笑していたでしょうね。

<名言>
「レイチェルは友達なのよ。子供の頃からずっと一緒だった。
見捨てることなんて出来ないわ。
そばについていて一緒に闘ってやらなきゃ、一生後悔するような気がするの。
…たとえ結果がどうなろうと…」
「レイチェルに何が一番か、それが本当に分かってるのは、レイチェルよ」
「あなたは一人じゃないんですからね」(以上ヘティ)

「そうよ、いつだってあたしたちがついているんだから」(オリビア)

「正直におっしゃってください。ミス・キングと一日うちに籠もっていたら
気詰まりで仕方ないでしょ?…そうだと思いました」(ピエール)

「あ~緊張してるのね。いい手があるわ。下着姿だと思って…」(ジャネット)

「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第75話「生涯の友」
(Home Is Where the Hearts Is)より

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「お父さんの結婚」

クライブ・ペティボーンがミュリエル・ステーシーに求婚…
自分が父とミュリエルを引き合わせたのに、イジーの気持ちは複雑でした。

ミュリエルのことは好きだけど、
お父さんとの二人だけ暮らしを誰にも邪魔されたくない。
「あたしの気持ちなんてどうだっていいんでしょ!」

イジーはミュリエルに冷たく当たり、両親の結婚式の写真を見せて
「私はまだ小さかったけど、お母さんのことは憶えてる。
よく髪をとかしてくれて…お母さんの手はバラの香りがした…」と話す…

フェリックスから父の教育長昇進の話を聞いたイジーは、さらに傷付きます。
教育長になれば、家を空けることが多くなる…
「あたしをステーシーさんに押し付けるつもりなんでしょ!」

娘を悲しませたくないクライブは、結婚を諦め、昇進の話も断ろうとします。
兄のアーサーは、
「お父さんはおまえを誰よりも愛してる。
結婚を諦めるのも、おまえを悲しませたくないんだ。お父さんは変わらないよ。
だけど、おまえは大人になったら、いずれは家を出て行くだろう…」
と諭します。 

イジー  「じゃあ許してくれるんですね。あたしを…」
ミュリエル「イジー分かってるでしょうけど、これは簡単なことじゃないのよ。
       ただ、あたしとお父さんが結婚するだけじゃなくて、
       みんなで家族としてやっていくんだから…」
イジー  「ごめんなさい。迷惑掛けて。」
ミュリエル「まあ~、いいのよイジー…戸惑うのは当然だもの。
       …あたしはお母さんの代わりにはなれないわ。なるつもりもないの。
       ただ友達になってくれないかしら?」
イジー  「ずっと、そうだったでしょ?」
ミュリエル「そうね、だったら、そこから始めましょうよ」
イジー  「友達からね」

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父親の再婚話に苦悩する少女…
乙女心が理解できるだけに結婚を迷う再婚相手…
娘を思って再婚も昇進も諦めようとする父…
妹を心配する離れて暮らす兄…
いつの時代も、何処の国も同じですね。

相変わらずのヘティの張り切りぶりに、オリビアの時を思い出しました。
結果的には、ヘティたちオバサンパワーは発揮できませんでしたが…

<名言集>
「お母さんができるわけじゃないわ。
お父さんが、ただ結婚するってだけよ」(イジー)

「フェリシティも、一週間部屋に閉じこもって何にも食べなかったり…
ええ~、女の子は手に負えないわよね。
特に、もう子供でもなければ、まだ大人でもないって歳になると…」(ジャネット)

「人の妻になるっていうことと、母親になることは別なのよ」(ミュリエル)

「…要は、あの子に、あなたの気持ちが伝われば…
困った時にあなたがいてくれて、自分を愛してくれるって分かれば、
心を開くんじゃないかしら…いずれはね」(ヘティ)

「誰だって変わるよ。
だから人生は面白いんだ。次にどうなるか分からないから。
…人は変わるって言ったって、そんな中身までは変わらないよ。
…心から謝れば大抵通じるもんだよ。愛してくれる人は特に…」(フェリックス)

「あたしも最初は恐かった…どうなるか分からなくて…
でも、お互いを思う気持ちは変わらない…生活が変わっても…
そう思ったら、何だか楽しみでしょ?…違う?」(イジー)

デイビーのエピソードは省略しました。

「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第74話「お父さんの結婚」
(The More Things Change)より

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「キツネの人工飼育」

キツネの毛皮が高く売れると知ったフェリックスは、
森のキツネを捕まえて、人工飼育することを思い付きます。

イジーに協力してもらって小屋作りを始めますが、失敗の連続…
飼育小屋を借りるための融資を受けようと銀行に行くと、
「21歳以上の大人の保証人がいなければ、貸せない」と言われてしまいます。

フェリックスはイジーに無断で、雑貨店で働く21歳のナット・レスターを
パートナーにして銀行の融資を受けますが、
ナットは、借りたお金で身形を整え、馬車を借り、
面倒な仕事をフェリックスに押し付けただけでなく、
「社長」の名刺まで作ってしまいました…

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今回は、キング夫妻とヘティが登場していない代わりに、
トラブルメーカーのフェリックスのお目付役は、姉のフェリシティでした。

でも、ハリファックスの医科大学に行っているはずのフェリシティが
ミュリエルの雑貨店で普通に働いてたのはなぜ…?

相変わらずのフェリックスに対し、イジーは賢いですね。
やっぱり、男の子の方が子供なのかしら?

いつも姉弟喧嘩ばかりしているのに、
いざとなれば弟を庇い、力になってあげるフェリシティ
「やってみなければ分からないわ。フェリックスにも夢を見させてあげたら。」
というオリビア叔母さん
ベッキーが欲しがっているスケート靴のブレードを、
「お袋には内緒で、兄ちゃんが買ってやるから」と約束するナット
貧乏から抜け出すために一攫千金を狙うナットを理解するケーン氏
兄の借金を返そうと、手作りの刺繍入りナフキンをケーン氏に見せるベッキー
そのナフキンとブレードを取引してやるケーン氏
裏切られたにも関わらず、フェリックスに手を差し伸べるイジー
…みんな優しい人たちです。

あんなに着ていたのに返品出来るのとは…
ミュリエルの雑貨店は古着も扱ってるのでしょうね…?

<名言集>
「出来ない約束はしないことだね。」(イライザおばさん)

「経験を積んみ大人になるのです。
…リスクを恐れていては事業は興せません。」(銀行家ケーン)

「イライザおばさんが言ってたわ。『親友とは仕事をするな』って。」(フェリシティ)

「フェリックス、今度すごいアイデア見付けたら、オレには教えるな。」(ナット)

「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第73話「キツネの人工飼育」
(A Fox Tale)より

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「ないしょの内職」

イライザおばさんは、ダニエルを連れて従姉妹のところに…
フェリックスはホテルの仕事(学校は?)
そして、アレックは「プリンス・エドワード島騎士団」の集会へ…
(フェリシティはダルハウジー医科大学、セシリーはサナトリウム)

一人きりになったジャネットは、手持ち無沙汰から、
内職斡旋の広告に目が留まり、応募してしまいます。

忘れていた頃、野球ボールの材料と、頼んでもいないミシンが届きますが、
アレックには言い出せません。

と言うのも、事業の広告に興味を示したフェリックスに、
「広告を鵜呑みにして引っ掛かるのは、疑うことを知らない間抜けだけ。
欲の深さを利用した悪質な詐欺で、金はいかさま師の懐に入ってしまう。
この手の詐欺は引っ掛かる方がバカなんだ。」
と言っていたから…

ミシンが不良品だったことから、アレック見つかってしまい、
散々叱られたジャネットは、斡旋所に抗議の電話を入れますが、
言葉巧みに、洗剤の販売を勧められてしまう…

その洗剤も不良品だったことから、怒ったジャネットが電話をすると、
逆ギレした斡旋所のカーン・タイシーは、代金の取り立てに行くと脅す…

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「信念は岩よりも硬く」「友愛の心は山より大きい」の合言葉と、
子供染みたサインの「プリンス・エドワード島騎士団」、
でも、内容は農家の自治会のようなもの。
(「カナダ貴婦人会」は、自治会の婦人部ですけどね。)

フェリックスに「なぜ秘密にするの?」と質問され、一瞬詰まりながらも、
「そういうものだから…昔から」と答える大人達…

結局、ヘティの言うように、
「男の人は全く子供なんだから。何が秘密結社ですか。
誰もそんなもの問題にもしてはいませんよ。」なのでしょうね。

<名言>
「まったく、独りごと言うほど惨めなものって無いわね。
…ハァ~馬鹿みたいだわ。」(ジャネット)

「いえ、大賛成よ。是非、おやんなさいな。
フン、仕事を持っているのは、誰にとってもいいことですもの。
フン、お金が入るのは、もっといいし…ハハハ」(ヘティ)

「我が子が大人になるのを見るのは、
嬉しいようで、やはり寂しいもんだよ。」(アレック)

「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第72話「ないしょの内職」
(Fools and Kings)より

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「期待はずれ」

勉強が嫌いなデイビーは、ドーラの宿題を丸写しにして先生にばれてしまう…

ジャスパーの実験室では、ジャスパーのが発明した液体用掃除機を壊し、
ヘティに汚水を浴びせてしまう…

翌朝は仮病を使って学校をサボろうとし、ヘティに見抜かれ登校したけれど、
着くやいなや抜け出し、オリビアに見つかってしまう…

デイビーは、「学校をやめて働く」と言い出し、ヘティを嘆かせますが、
仕事の厳しさを知れば、学校に戻るに違いないと考えたヘティは、
オリビアとジャスパーの経営する缶詰工場で働かせてみることにしました。

ヘティの意見を聞かず「余所行き」を着て缶詰工場に行ったデイビーは、
ワイリーの下で働くが、煉瓦を割ったりと失敗の連続…
翌朝は、遅刻を誤魔化そうとして、タイムカードの時計を壊してしまう…

ヘマばかりしているデイビーを見ていられないジャスパーは、
秘書にして、計算の仕方や、ニュートンの力学などを教え、
勉学に目覚めさせようします。
また、自分も学校が嫌いだったと話すのですが… 

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幼かったこととは言え、『アンの青春』のデイビー・キースは、
無邪気で憎めない悪戯ばかりして可愛かったのですが、
こちらのデイビー・キースは、どうも「発達障害」の疑いありです。

今回のジャスパーは散々でした。
水槽(?)に落ちたり、肥満児のデイビーを自転車の前に乗せたり、
ロブスターレースでは、背負って走ったりで…

可笑しかったのは、オリビアがデイビーを面接し、真面目くさった顔で、
「職歴」を聞いていたシーン。

それと、学校に行ってない息子のワイリーが、暗算が得意だと知った父親が、
無理矢理、息子を学校に連れて行くシーンでした。

<デイビーが質問されて答えられなかった宿題の問題>
   Aの汽車は、午前11時5分に駅を出発し、
   時速50キロで走って、午後12時5分に目的地に到着する。
   一方、Bの汽車は、同じ駅を午前11時35分に出発し、
   時速100キロで走り、目的地にはどちらの汽車も同じ時刻に到着する。
   さて、目的地までの距離は?

<名言>
「しばらく、そっとして置いたらどう?
だって、嫌だって言うのを無理に(学校に)行かせようとしたって、
反発して、逆効果になるだけだもの。」(オリビア)

「…誰だって、必ず一つは得意なことがある。
要は、それを見付けられるか、どうかなんだ。
…でも、人生って言うのは、ほら、よく、例えられるだろ?旅に…
道がどんなに険しくても、どうしても、その先に進みたいと思ったら歩き続けなくちゃ。
…すべては質問から始まるんだ。あとは答えを探しに行けばいい。
…まあ、でも、山登りと考えてごらん。
てっぺんまで登ったら、どこまでも見渡せて、好きな道を選べるんだ。」(ジャスパー)

「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第71話「期待はずれ」
(Great Expectations)より

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