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2021年9月

「アンという名の少女2」

(2)「小さなしるしは測定できるが、その解釈は無限」

カスバート家に下宿人中のネイトとダンロップの計画は着々と進み、
“金採掘の詐欺”の餌食になるのは、ダイアナの父のバリー氏のようです。

一方で、何も相談してくれない夫に、不満が募るバリー夫人…
当然ですよ。

ネイトを意識して髪型を変えたマリラでしたが、
気付いてくれたのは、マシュウとレイチェルだけ、
肝心のネイトには気付いてもらえません。

それどころか、ほかの女性たちにお世辞をいう彼を見て、
正体を悟ったみたい…ほっとしました。

繊細で芸術家タイプの少年コールは、
男子たちのいじめの標的になりそうです。

“排除することで優位に立とうとする”
これは、劣等感の裏返しなのでしょうね。

個性を認めない了見の狭い人たちは、どこにもいるようです。

自分が創り上げた空想に怯え、眠れないアン、
例の「お化けの森」ですね。

(外の物音より、
沢山のロウソクの方が気になって仕方なかったわ。)

文字を覚えはじめたジェリーに、
ささやかなプレゼントをするマシュウは雇い主の鑑ですね。

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「アンという名の少女2」

(1)「青春は希望の季節」

待ちに待った「アンという名の少女」のシーズン2がスタートしました。
(例によって録画)

翻訳本やサリバンの世界とは程遠いし、新たなエピソードも多いのですが、
それはそれと割り切っているので、楽しみが出来ました。

オープニングの映像は暗めながら美しくて素適、
“森の妖精”と言うよりは、やや現実的な“森ガール”といった感じです。

ロケは、やはり「オンタリオ」なのでしょうか…?

ミーガンフォローズ版も「アボンリーへの道」も
プリンスエドワード島と信じて疑わなかったのに、
ダルベイバイシーの外観など、ほんの数カット以外は、
オンタリオと知った時は、少なからずショックでしたが…。

「物語クラブ」は「赤毛のアン」だけでなく、
「ストーリーガール」(アボンリーへの道の原作)にもありました。

私も小中高の頃、本好きが高じて(?)空想したり、
拙い物語を書くのが密かな趣味でした。

ただ、日記にしてもそうですが、誰かに見られたくはないので、
書いては処分の繰り返しでした。
…あの頃を思い出しました。

アンみたいに仲間がいたら、さぞかし楽しかったでしょうに。
(アンの場合は共通の趣味と言う訳ではなさそうですが)

下宿人の正体を最初に気付くのは、多分ジェリー、
次がマシュウかな。
誰でもいいから早く気付いて!

マリラのように真面目に生きてきた女性に限って、
悪い男に惹かれてしまうみたいです。

今回一番好きだったのは、
アンがジェリーに読み書きを教えているシーン。

いかにもアンらしくて、ほのぼのとした気持ちになりました。

ところで、サイトには、マシュウとマリラが、“姉弟”となっていましたが、
このドラマでは“姉弟”の設定なのかしら…?

でもS1で、台詞が「マシュウ」の時、「兄さん!」の字幕があった記憶が…
(吹替え版は分かりません)

確かに(俳優の実年齢は別として)マリラの方が年上に感じます。

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「名探偵ポワロ」

「名探偵ポワロ」ついに終わってしまいました。
でも、最終話は、まだしっかりとは観てなくて…。

ポワロ…でも、いくつかは保存してあります。

まず「ゴルフ場殺人事件」
犯行動機や殺害方法は、酷いものでしたが、
ロマンチックなラストシーンが観たいが為に削除せず。

「杉の柩」は、一番好きな作品です。
女性の心理描写が巧みで、つい引き込まれてしまいました。

聡明で常に冷静なエリノアと婚約者ロディは、
美しく成長した共通の幼馴染みメアリと再会します。

一目でメアリに心を奪われてしまったロディは、
エリノアには上の空、
深く傷ついたエリノアは婚約指輪を返します。

ロディの一方的な心変わりにもかかわらず、
エリノアは、何の罪も無いメアリに嫉妬と憎しみを募らせ、
挙句、殺意を抱くように…でもそんな自分を許せない。

“憎む相手はメアリではなく、ロディでしょ?”と思うのですが、
こんな時、理屈は通用しないのかもしれません。

「杉の柩」には ダウントンアビーのヒューズさんが
出演してました。


「第三の女」も好きな作品です。

ノーマ(サードガール)の言動に目が離せないのです。
心配でたまらない気分。

また、ポワロ、オリヴァ夫人、ノーマの3人以外、
怪しい人ばかりで予想がつかずで、真相は意外でした。
(セカンドガールの吹き替えは岡村明美さん。)

「杉の柩」のエリノアにしても「第三の女」のノーマにしても、
真面目な女性が(男性でも)ポワロによって救われ、
最後に幸せを掴むお話が好きなのです。

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「名探偵ポワロ」

昨年4月からスタートした「名探偵ポワロ」(全70話)も、
次回が最終回となってしまいました。

ポワロは何度も観ているのに、
タイトルだけでは内容が思い出せないものも多いのです。

というのも、元々ミステリーは好きではないのですが、
放送の度に観てしまうのは、内容は二の次で、
あくまで“映像”そのものがお目当てだからです。

美しい風景は勿論、アールデコのインテリアや衣装、
ポアロとヘイスティングスやミス・レモンとの遣り取りとか…

だから肝心の謎解きにしても、上の空なんです。

そのせいか(年のせいもありますが)
犯人すら覚えていないことも多く、情けないです。

今回の「ヘラクレスの難業」にしてもご多分に漏れず、
アルプスの絶景だけは記憶にありましたが、
犯人はすっかり忘れてしまっていました。

それにしても、ポワロはロサコフ伯爵夫人のどこに
惹かれたのかしら?

“利用されてるだけ”なことぐらい分かっていたでしょうに…
“恋は盲目、理屈じゃ無い”ということなのでしょうか?

最終回「カーテン~ポワロ最後の事件~」は、
辛くて観たいような観たくないようなお話でしたね。

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