「ジェイン・エア」(2006)
アマゾンプライムで、BBCの「ジェイン・エア」を観ました。
ブロンテ姉妹は女子中学生の愛読書(?)で
映像の方も何本も観ましたが、
BBCのジェインはそれまでのヒロインたちと違って、
儚げではなく、逞しい容貌で声も低いから、
自立した女性としては相応しいのですが
薄幸には見えませんでした。
ジェインより目立っていたロチェスターも
粗野で軽薄な感じ、まるで遊び人の駄々っ子みたい…
もっと品位や威厳を備えた渋い大人であって欲しかったです。
バーサ…
緊張しながら待ってましたが、意外に普通で拍子抜け、
何の罪もないのに可哀想な女性です。
原作に忠実とのことで
荒涼とした風景や衣装はブロンテ作品のイメージ通りでしたが
レビューによれば、字幕版はかなりカットされているとか…
そのせいかもしれませんが、
イングラム嬢との経緯など腑に落ちない点が多々ありました。
何しろ読んだのが大昔のこと、世界文学全集等もとうの昔に処分し
購入するか図書館を利用しない限り確認出来ず、歯痒い思いです。
ともあれ、典型的なシンデレラストーリーは
150年以上経った今も少女(?)の憧れ、
知っている内容なのに感動し幸せな気分になれました。
「ジェーン・エア」を観ると、必ず「レベッカ」を思い出します。
(どちらもジョーン・フォンティン)
デュ・モーリア全集も大分前に処分…後悔先に立たずです。
※ 余談ですが、セント・ジョンの下の妹は、
「ダウントンアビー」のドリュー夫人でした。
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コメント
けいさん、コメントありがとうございます。
ジェイン・エアはテレビシリーズなので見応えがありましたが、カットは本当に残念です。
アボンリーも毎回かなりカットされているんですよね。
私は台詞が載っている海外のサイトを参考にしながら、ノーカット版を観ています。
投稿: ミチ | 2020年11月23日 (月) 11:04
ご覧になったのですね!最近のアマプラは、BBC作品を次々に追加していて、観たいものがどんどん増えています。
今は「アボンリー」全制覇を楽しんでいますが、こちらのジェーンエアも気になるところです。
それにしても、せっかく字幕版で観ているのにカットされているととても残念です。
投稿: けい | 2020年11月22日 (日) 23:06