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2014年7月

「花子とアン」

大正12年(1923)9月1日(土)の正午前に関東大震災発生!

かよちゃんの恋は、悲しい結末を迎えてしまいました。

郁弥さんの率直なアプローチに、始めは戸惑いながらも、
次第に惹かれていく様子が、表情や、ちょっとした仕草で痛いほど伝わりました。

以前、ももちゃんの朝市くんへの報われない思いに涙しましたが、
三姉妹の中で、一番理解しにくかった恋心は、長女のはなさんでした。

ちなみに、郁弥さんのモデルの村岡斎さん(妻子がいました)は、
福音印刷横浜本社で被災し、建物の崩壊により、
職工70人とともに亡くなられたそうです。

また、儆三さん(英治さんのモデル)の前妻との息子嘉男くん(養子に出されていた)も、
大震災の犠牲となりました。

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「花子とアン」

明治生まれのイクメンたち…
英治さんの抱っこは、演技と思えないくらい自然ですね。

先日は歩くんに「ママが…」と話しかけていましたが、
日本での「パパ・ママ」は意外に古くて、
明治の後半には、すでに一部で流行り出していたそうです。
…誤解のないよう美輪さんから一言あっても良かったのでは…

村岡夫妻より少し下の私の祖父母は、
駅を「すていしょん」、帽子を「しゃっぽ」と言っていました。

日本人は保守的な面もありますが、
意外に「新しいもの好き」なのかもしれませんね。

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「花子とアン」

楽しみの一つは、花子さん、かよちゃん、宇田川先生の
アンティーク着物や小物を見ることなのですが、
醍醐さんのオシャレな装いも楽しみにしています。

今日の醍醐さんは、淡いブルーグレーのセーラーカラーのワンピース、
カラーとカフスは白の別布で、シンプルなブレードが付いていました。

セーラーカラーの先(下)に前開きが無かったので、
きっと左脇に長めのコンシールファスナーが付いてるのでしょう…
と思って、もう一度詳しく見たところ、
後ろファスナーで、カラー(多分カフスも)は取り外しになっているようでした。

タッグフレアのスカートの裾の縫い代が、異常に長かったことから、
もしかしたら、これもアンティークなのかもしれません。
肩も合っていませんでしたし…。

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花火

毎年七月最終土曜日に開催されている
戦没者慰霊と平和への願いを込めた花火大会(第61回)が、
昨夜開催されました。

会場へは徒歩で行ける距離ですが、
今年も例年同様、自宅二階から眺めました。

間近で見たい気持ちが無いわけではないのですが、
人混みは仕方ないとしても、なにより嫌なのは、
スターマインの時に掛かる音楽なのです。

静かに浸りたいのに、
好みでも無い音楽を大音量で聴かされるなんて…

それはともかく
花火でワクワクするのは咲く瞬間ではなく、
ヒュル~と昇って時…期待感でドキドキ。

古い記憶には、昇って行く途中、三分咲き、五分咲き、
七分咲きと変化していく花火がありましたが、
人に話しても、「見たことが無い」と言われるばかりで、
理解してもらえません。
あれは幼い頃の、真夏の夜の夢だったのかしら…

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・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

花火大会が過ぎると本格的な猛暑がやってきます。
…今日、私の部屋の室温は36、5度ありました。

エアコンを付けたいのは山々ですが、
知らない人に部屋に入られたくはないので、
また今年も、熱中症と隣り合わせになりそうです。

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不気味な花

先日、と或る所で、偶然目にした花…

20140726

初めて目にしたその花は、何とも風変わりな姿形でしたが、
調べてみたら、「時計草」という意外に可憐な名前の花でした。

この花を、珍しい、可愛いと感じる人もいるのでしょうが、
「パンジー」「彼岸花」「シャガ」と同様、不気味に感じました。

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「花子とアン」

蓮さまの銘仙、初めて見ました。

帯も半幅、どちらも花ちゃんの物かしら。
着物は体格が多少違っても大丈夫だから便利ですよね。

甲府に身を寄せることになった蓮さま。
でも心配なのは、りんおばさんのスピーカーです。

「分かった。蓮子さんのことは誰にも云わん。
絶対絶対絶対云わんさよ~」
と云っても、りんおばさんの口に戸は立てられませんからね。

龍一さんの方は、選りに選って一番危険な村岡家で身を隠すことに…
明日にも兄やんに見つかりそうだけど…
と思ったら石炭王がやって来て…

いくら英治さんが入浴中だとしても、自分で玄関の鍵を開けるなんて…
この帝大生の頭、大丈夫…?

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「花子とアン」

蓮さまの居所が分かり、一刻も早く会いに行きたいのに、
「大切な友達を駆け落ちに利用した、これ以上巻き込まれたら大変…」
と英治に止められ、言い合いになった挙げ句、夫から「呼び捨て」された花子…

結婚後、当然のごとく、妻を「呼び捨て」する男性は多いでしょう。
また、夫から「呼び捨て」されたいと思っている女性もしかり…
でも私は嫌なのです。

妻となっても「花子さん」と呼ぶ英治はえらいな~
と感心していましたが、
(確か、香織さんのことは「呼び捨て」だったような…)
憤慨すると「呼び捨て」になるタイプなのかもしれませんね。
(逆のパターンの人もいますよね。)

<今日の美味>
大きさといい、形といい、ツヤといい、しっかり結んであって、
とても美味しそうな「お結び」でした。
具は「梅干し」かしら…?

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「花子とアン」

史実は知りませんが、なぜ、龍一は蓮子から託された絶縁状を、
自分で投函しなかったのでしょうか?

友人を信用していたといっても、それまでの会話で分かりそうなものなのに、
人を見る目が甘いというか…

“一生あなたを守る”、みたいなことを言っていても、
最初からこれですから、何だか無責任な人に思えてしまいました。

ところで、はなが結婚し編集者の仕事を辞めたことで、
“もう宇田川先生の出番はないかも…”と思っていたところ、
一段とパワーアップしたファッションで登場しました。
思わず、“待ってました!”でした。

初登場では「嫌みな感じ」、
でも、今では、「徳丸武」同様、宇田川先生の出番を密かに待ってます。

公式サイトの今日の「日めくりノート」は宇田川役の山田真歩さん、
宇田川先生のファッションについて「(笑)」が五つもありました…(笑)

公式サイトといえば、最新の「特集」は、
“結婚式のオフショット写真集「ねぇ、カメラ貸して」”で、
土屋太鳳さん、吉高由里子さん、窪田正孝さんが撮った写真も、
5ページ(?)に渡り沢山ありましたが、
窪田さんが撮った「ももちゃん」がとても可愛かったです。

やっぱり、はなは朝市くんの方がお似合いに感じました。

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「花子とアン」

「花子とアン」のヒロインは誰?
「花子とアン」は昼ドラ?(観たことはありませんが)

蓮子が登場するたびに、そう思ってしまいます。
(吉高さんがお気の毒…)

確かに実在の村岡花子と柳原燁子(白蓮)とは東洋英和女学校の同級生で、
卒業後も交流はあったようですが、
「腹心の友」と言えるような間柄かどうかは疑問です。

花子が影響を受けた片山廣子や市川房枝などを登場させないのなら、
白蓮もいらなかったのでは?と思ってしまいます。

また、はなと英治の気持ちの変化が理解しにくかったように、
蓮子の駆け落ちも説得力に欠け、共感出来ません。

それに、「花子とアン」は、あくまでフィクションなのですから、
モデルが存在した他の登場人物同様、
「村岡花子」という名前も、少し変えたほうが良かったような気もしますが、
『赤毛のアン』や『王子と乞食』の題名をだす以上、
翻訳者の名前を変えるわけにはいかなかったのでしょう。

仲間由紀恵さんはとても美しく素敵な女優さんですが、
伯爵家の令嬢というより「極妻」の雰囲気…
装いにしても、実際の白蓮は、蓮子のあでやかさと違い、もっと上品です。

ところで、昨日の放送のブラックバーン校長を見送る際の「飛行機」には
ゾッとさせられました。
兄吉太郎の言動にも恐ろしさを感じています。

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「花子とアン」

今日の「愛の賛歌」シーン、なに…?
まるで「よろめきドラマ」(私の嫌いな)じゃないですか…?
美輪さん、私物化してませんか…?

視聴者の中には、「花子より蓮子の方がヒロインみたい」とか、
「石炭王が素敵」「伝助が可哀相」など、九州編の人気は高いそうですが、
甲府派(朝市くん派)の私は、ドロドロしている九州編は苦手です。

嘉納伝助が好人物に演出されているせいか、
蓮子がワガママで嫌な女に感じ、駆け落ちが支持されにくいかも…

贅沢三昧で、いつも美しく着飾っていても、
ティアラを探し回ってくれたとしても、きんつばを買ってきてくれたとしても、
それが幸せと言えるでしょうか。

(伝助より若くて長身で二枚目の宮本…
でも、男性の魅力は、若さや外見とは関係ないことが分かります。
…女性もそうであって欲しい…)

家のため二度も意に染まない結婚を強いられた蓮子、
身売り同然の再婚相手は親子ほどの年齢差があり、
その夫は婚礼の夜なじみの芸者(妾?)の所に泊まり、
牢獄のような屋敷には、妾の娘の冬子がいて、
女中頭(ただの女中とは思えない)のタミが一切を取り仕切っていて、
常に見張られ、嫌みを言われ、頬を叩かれても、
夫は叱責どころか庇ってもくれない…

それに、生まれ育った環境が違うため、共通の趣味も話題もない…
そんな「妻」なら、どんなに貧しくても花子の母ふじの方が幸せです。

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「花子とアン」

結婚から一年半後、臨月を迎えた花子(はな改め)は
英治に家事を手伝ってもらいながら「王子と乞食」の翻訳を続けていました…

大正時代、家事を手伝ってくれる夫はそう多くはなかったでしょうが、
実在の村岡花子さんも、「家事と仕事を両立させていた」となってはいますが、
実際は仕事に追われ、家のことは夫や養女、お手伝いさん任せだったようです。

女性が仕事を持てば,、家のことが満足に出来なくて当然です。
誰かに任せたとしても全く問題ないはずなのに、
まるで「家事や雑用は女の仕事」とばかりに、
「家事が一人前に出来ないなら仕事などするな」とか
「夫に家事を手伝ってもらうとはもってのほか」とか
「やる方もやる方だ!尻に敷かれてみっともない」などと
言われてしまうのですから、差別以外の何物でもありません。

残念なことに、女性でも、そう考えている人が多いのです。

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「花子とアン」

はなの花嫁姿、美しかったですね。

花嫁衣装に欠かせない「はこせこ」も豪華でしたし、
抱え帯(しごき?)も可愛いかった…

私の母も花嫁衣装は黒留め袖の振袖でした。
戦時中だったので、あんなに華やかではありませんでしたが、
文金高島田を結って角隠しをしていました。

はながいつもの束髪だったのは、
村岡さんが再婚だからでしょうか…?

ももちゃんが元気そうで何よりでしたが、みんなに心配掛けまいと、
笑顔を見せていただけのように思えてなりませんでした。
朝市くんに未練もあるみたい…

ももちゃん、かよちゃん、お母やん、朝市くんには泣けたのに、
はな
(花子)と英治さんには泣けないのはなぜ…?

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「花子とアン」

前にも書きましたが、
「アンのゆりかご」を読んだことを(足踏み状態ですが)少々悔やんでいます。

朝市くんや醍醐さん、宇田川さんなどは引き込まれてしまうのに、
肝心のはなと英治さんの場面では、空々しく感じてしまう…
読んでいなければ感動出来たかもしれないと思うと残念です。

はなは、たとえ失敗を繰り返しても、可愛くて憎めないし、
英治への気持ちも、不倫とは言い難いので支持できますが、
結婚までの課程が、まるで違う村岡花子さんに対しては、
嫌悪感を抱くようになってしまいました。

掲載さえている何通かの往復書簡(読む気がしないので未読)も、
きっと比較的差し障りのないものなのでしょう。

何十年間も、生い立ちその他など考えたことも無かったのに、
朝ドラということで好奇心に火が付いてしまいましたが、
「優れた翻訳者」という認識だけで良かったような気もします。

ちなみに、ドラマでは、はなが、
“蓮さま、ご主人を裏切ってはいけないわ!”
みたいなことを言って諫めた時、蓮子さんは、
“はなちゃんなら分かるでしょ?”
と言っていましたが、
「アンのゆりかご」では、自らの道ならぬ恋を、
“燁(あき)さまがいたら!
燁さまならわかってくれるような気がした。”
とありました。

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「花子とアン」

香澄さんの死から半年が経ち、
蓮子さん、朝市くん、醍醐さん、かよちゃん、郁弥さん、
それに亡き香澄さんの後押しで、ようやくはなと英治の結婚が決まりました。

ところで、私は未だに、二人がいつ恋に落ちたのか理解できないのです。
はなは可愛いくて魅力的だから、英治が惹かれるのも納得出来ますが、
英治のほうは脚本や演出のせいなのか、
それとも、風貌や演技力のせいなのか、惹かれる要素が見つかりません。
蓮子さんや醍醐さんに暗示を掛けられただけのような気がするのですが…

妻帯者でありながら、強く惹かれ合うというのなら、
例えば、(好き嫌いは別として)西島秀俊さん、福山雅治さんのように、
「道ならぬ恋」に共感出来るだけの魅力があって欲しかったです。
(相手役が素敵過ぎるとヒロインが沈んでしまうかもしれませんが…)

そのためか、求婚の言葉も響きませんでした。
私だけなのかもしれませんが…。

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「花子とアン」

「死ぬのを待たれるのはいやなの」
妻からのたっての願いを受け入れ離婚は成立しました。

配偶者がいても、別の人に惹かれてしまうのは仕方ないことです。
でも、たとえ関係が冷え切っていたとしても、妻(夫)が存在する以上
別の人と情けを交わしては絶対に駄目、
一つが終わってから次が始まる…そうであって欲しいです。

村岡英治さんもそのようにしたわけですが、なぜか釈然としません。
彼は優しいというより、ずるいような気がしてなりません。
はなにしても、年齢の割に衝動的で理性がなさ過ぎます。

モデルのあるドラマは難しいですね。
「アンのゆりかご」通りドラマ化出来れば問題ないのですが、
村岡花子さんの場合、NHKの朝ドラ故にそれは不可能かも…

いくら「原案」「フィクション」と謳っても、
「アンのゆりかご」を読んだ人の中には、納得出来ない人もいるでしょう。
私もその一人…。

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「花子とアン」

村岡英治さん、すっかり女性の敵になってしまったみたいですね。

ヒロインの夫になる人なのだから、少しは魅力的であって欲しいのに、
無神経というか、優柔不断というか、女心を理解していないというか、
二人の女性に対して不誠実で残酷です。

それに、いつも「すいません」ばかり…
他に言うことは無いの?

村岡兄は、男性陣の中で唯一嫌悪感を抱いてしまうタイプ、
俳優さんがお気の毒です。

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「我が大草原の母」(2010)

「愛はこの世で何よりも温かい太陽だ…」

録画しておいた中国映画「我が大草原の母」を観ました。
(中国映画といっても内モンゴルですが…)

冒頭、
「三年にわたる自然災害により上海で飢餓に苦しむ三千人の孤児が
内モンゴルに引き取られた。この雄大は草原で彼らの命が救われた…」

とありましたが、これは自然災害などではなく、
毛沢東の大躍進政策失敗のことではないでしょうか?
(wikipediaによれば、推定二千万から五千万人の餓死者を出したとか…)

また、文革の犠牲者は数百人から一千万人以上とみられ、
天安門事件での犠牲者は数万人…

中国五千年(確か以前は三千年?)多くの犠牲者を出した事実を、
封印しようとしている中国政府…
日本の歴史認識を批判する資格はないと思います。

閑話休題、
大変美しい映画でした。
広大な自然も、詩のような台詞も、何より見返りを求めない愛…
台詞の一つ一つに、権力への批判が込められているように感じました。

これまで中国映画ベスト3は、
「變臉 この櫂に手をそえて」「山の郵便配達」「乳泉村の子」でしたが、
「我が大草原の母」も負けないくらい泣けました。

…中国残留孤児の人たちのことが浮かびました。

8月8日(金)に再放送されます。

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