イーハトーヴ
25年前に観た「風の又三郎 ガラスのマント」(文部省特選作品)を、
もう一度観たいな。映画館で。
小学生だった息子と行ったのですが、
岩手の美しい大自然の中で、逞しく遊ぶ子供たちは勿論のこと、
幻想的な映像や音楽(冨田勲さん)も美しく、
何より素晴らしかったのが、迫力満点のオープニングでした。
まるで、自分が風になって、野山を駆け巡っている錯覚に陥ったほど。
いえ、あの風は「又三郎」…
もう一度あの風になりたくて、後日、レンタルビデオで借りたのですが、
あの感覚は甦りませんでした。
やっぱりスクリーンでないとダメですね。
チェロを弾く又三郎の父(草刈正雄さん)がゴーシュに思えたり、
汽笛を鳴らしながら夜空に昇って行く汽車、そして車内…
と、賢治ファンには嬉しいシーンもありました。
でも、原作を知っている人の中には、不満を抱いた人もいたでしょうね。
なぜなら、主人公が原作にはいない少女(かりん)だったから。
私は、村の少年たちがポッチャリだったのが興ざめでした。
物語が誕生した当時に、肥満児がいたかどうかは分かりませんが。
(子供たちの服装は昭和20~30年代?)
気になったのが、かりんと「おたねばあちゃん」(樹木希林さん)の関係、
昔から本家で働いている「ばあや」さんかな?
他に、檀ふみさん(かりんの母)、岸田一徳さん、内田朝雄さん
などが出演されていました。
かりんや又三郎など大勢の子役さんたちは、今も俳優を続けているのかしら?
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