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「中国文明の謎 第3集 始皇帝“中華”帝国への野望」(NHKスペシャル)

「中華(元は“中夏”)思想」については、今まで漠然とした認識しかなかったのですが、
番組を見たことで、多少なりとも理解出来ました。

宇宙の中心が北極星だとしたら、世界の中心は皇帝ただ一人、
他は奴隷であり、虫けらであり、雑草でしかない。
そして周辺の民族を、武力と恐怖政治で次々と取り込み巨大化していった。

今の中国が文革によって表向きは社会主義国家を名乗っていても、
中身は社会主義とは正反対、
汚職、腐敗、格差、等々、本質的には歴代の王朝と大して変わらない。

中華思想で考えるなら、朝鮮半島も日本列島も、モンゴルも東南アジア諸国も、
中国の一部、尖閣問題にしても、最近の中国のパスポートの一件にしても、
何の不思議もないのです。

中国の辞書には、自由も平等も人権も存在しないのでしょうから、
当然、中国人には著作権の観念も無いのでしょう。

メンツが第一の国なのにホワイトハウスそっくりな庁舎を建てたり、
世界中のありとあらゆるものを真似したりするのも納得出来ます。

以前TV番組で、在日中国人の男性が、
「国際法というのは中国人には通用しない。もっと中国に合うよう変えるべきだ」
的な発言をして、ひんしゅくをかっていましたが、冗談でも負け惜しみでもなく、
案外本心だったのでは?と思えてきました。

数千年も昔から、中国人には「中華思想」のDNAが受け継がれているのでしょう。

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