『次郎長三国志 第三部 次郎長と石松』(1953・東宝)
先日、マキノ雅弘監督の『次郎長三国志 第三部 次郎長と石松』
を見ました。
「清水の次郎長」役は知らない俳優さん(小堀明男さん)で、
「森の石松」は森繁久彌さんが扮し、
他には、久慈あさみさん、小泉博さん(マスオさん)などが出演されていました。
侠客もチャンバラも興味はないのですが、
次郎長と石松ということで、昔の風景が映るかもと見たのですが、
期待したほどでもありませんでした。
ラストの「清水へ五里」の道標の後のシーンですが、
あんなふうに富士山が見える場所って、どこなのかしら…?
と疑問でしたが、放送後の解説で判明…「合成」ということでした。
別に言わなくてもいいのに。
時代劇に、林道の「わだち」はありがちですが、
あの富士山の大きさも異常ながら、手前の道がとても広く、
舗装されているようで不自然でした。
ヤクザ映画ということで音声処理が多く、それも残念、
台詞が聞き取れないというのは、もどかしいものです。
ところで、
「森の石松」といえば、遠州森町にあるお寺に「石松のお墓」があって、
墓石の欠片が勝負事に効果があるということから、
盗まれたり削られたりするため、何度も作り替えられているようです。
架空の人物らしいのに…
因みに「清水の次郎長」は実在の人物で、本名は山本長五郎(1820~1893)、
お墓は清水の「梅蔭寺」にあり、「生家」とともに観光地になっています。
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