NHKスペシャル「中国文明の謎 第2集 漢字誕生 王朝交代の秘密」
中国四千年、「夏王朝」には文字は存在しなかった…
大量の青銅の武器により「夏」を滅ぼした「殷王朝」の時代になって、
発明されたのが最古の漢字「甲骨文字」。
甲羅や骨の傷や刻まれた「甲骨文字」は、王と神の対話のための占いの手段とし、
用いられたようです。
「殷」の属国となった「周」に流出した漢字は、
やがて「周」王朝の時代になって、他の部族との「契約」として使われるようになり、
次第に言葉の異なる広範囲の部族にも広がっていったようです。
「意味を表す」漢字は、話す言葉が違う部族間でも意味が通じるから…
ところで、「道」「県」など、怖い意味が隠されている漢字がありますが、
「羌」(きょう)という漢字は「生け贄」のこと…
これまで、「罪人や奴隷を生け贄にした」と考えられていましたが、
最新の科学的調査により、膨大な「生け贄」の遺骨は同じ部族出身ということが判明。
そのことから、文化の違いなどで「殷」に服従しなかった「羌」部族の人たちを、
「見せしめ」として「生け贄」にしていたようなのです。
また、「白」という漢字は、白骨化した頭蓋骨のこと…怖いです。
最近、
「韓国で漢字復活を求める集会が行われた」という記事を目にしましたが、
元々漢字圏なのですから、ハングルだけは不便なのは想像できます。
漢字は偉大…
でも、凪、峠、躾など、国字もステキです。
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