映画『転校生』(1982) ふたたび
『転校生』(「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本~喜劇編」)が
5日(月)の午後1時からアンコール放送されますね。
私にとっては喜劇というよりファンタジー+ほろ苦い青春映画です。
でも、選んでくれた山田監督に感謝、
じゃないと観る機会が無かったかもしれませんから。
『転校生』は、最近見た映画の中で、最も感動した映画でした。
6月下旬に初めて見た時は、いい歳して何度も繰り返し見てしまったほど。
笑えるシーン、ハラハラドキドキのシーン、見る毎に引き込まれ、
ラストシーンでは、見る度に涙が出てしまいました。
まだまだ私も、少女の心が残っていたのですね。
主演のお二人(尾美としのりさんと小林聡美さん)はもちろんのこと、
二人の両親(佐藤允さんと樹木希林さん、宍戸錠さんと入江若葉さん)や、
志穂美悦子さんや教師たち、級友や一美の前の学校の友だちも素晴らしく、
尾道の風景も素敵でした。
撮影は公開前年の夏休みということで、お二人とも高校一年生、
演技とは思えない程、とてものびのびと自然に感じましたが、
覚悟していたとは言え、15~6歳の二人には相当辛かったらしく、
小林さんは、カメラが回る直前まで泣いていたのだそうです。
尾美さんも作品を見ていないとか…
あれ程の名作でも、二人には試練だったのかも知れませんね。
思春期の心が残っている人なら、
年齢に係わらず、きっと感動すると思います。
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