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『東京キッド』(1950・松竹)

先日、美空ひばりさんの『東京キッド』を見ました。

「人情物語」+「ドタバタ喜劇」で中々面白かったです。
ひばりさんの歌も堪能出来ました。

昭和25年当時、ひばりさんは13歳だったそうですが、
体つきは年齢より幼く見えるのに、表情や仕草は、まるで大人…

でもそれ以上に驚いたのは、13歳とは思えない歌唱力でした。
努力というのではなく、生まれながらの才能なんでしょうね。

演技力については、子役としては名演技でしょうが、
海外の子役に比べてしまうと、自然さがないというか…

アチャコさんは、子どもの頃に「お父さんはお人好し」を聞いていたから、
(内容は覚えていませんが)すぐ分かりましたが、
堺駿二さん(堺正章さんのお父さん)と、エノケンさんは分からなくて…
川田晴久さんに至っては全く知りませんでした。

美空ひばりさんは他の追随を許さない巧さの歌手ではありましたが、
傲慢な感じがして、好感持てなかったです。
(不幸続きの晩年は印象が一転しましたが…)

少女時代からの活躍を思えば、尊大になるのも当然でしょうね。

ところで、「悲しき口笛」を初めてしっかり聴いたのですが、
高峰三枝子さんの「湖畔の宿」に似てませんか…?

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