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『なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか』

20120914 『なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか』

呉 善花(オ ソンファ)/著
PHP研究所

呉善花さんの著書で最初に読んだのは『日本の曖昧力』でした。

その時はまだ著者について何も知りませんでしたが、
書かれている内容は、「右」の人が歓迎するようなものだったので、
「右」とは言えない私ですが、韓国の人に日本の文化を評価されたことが、
正直嬉しい気分でした。

その後、何冊か読みましたが、内容はいつも同じようなものばかり、
それで、もう読むことはないだろうと思っていたのに、
懲りずにまた借りてしまいました。

(本書は『理想世界』に連載されていたものを単行本化したものでした。
それを知っていたなら借りなかったと思います。)

やはりこの本も、これまでと同じような内容…
途中からは斜め読みしてしまいました。

比較文化は興味がありますが、いつも感じるのは
「外国人にはそう見えるかも知れないけれど、必ずしもそうとは言い切れない。
それはごく一部に過ぎない、そう結論付けても…」ということなのです。
私が日本人として一般的ではないのかもしれませんが…

ところで、著者は1956年済州島生まれで、1983年に来日、
時期は定かではありませんが日本国籍を取得されているそうです。

それとは関係ありませんが、
著者について芳しくない噂を知ってからというもの、
読んでいて、ついそのことが脳裏を過ぎってしまうのです。

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