« 『日の名残り』(1993・英・米) | トップページ | 『ある公爵夫人の生涯』(2008・英) »

『遙か群衆を離れて』(1967・英)

今日の『遙か群衆を離れて』、時々席を離れたりもしましたが、
なんとか最後まで見ることが出来ました。

原作者は、トマス・ハーディだったのですね。
ハーディで知っているのは、高校の頃に読んだ「テス」だけですが、
こちらも女性の物語でした。

農場の女主バスジバ(ジュリー・クリスティー)をめぐる三人の男性…
使用人の一人、元羊飼いだったガブリエル(アラン・ベイツ)、
裕福な農場主の紳士ボールドウッド(ピーター・フィンチ)、
評判の良くない軍曹トロイ(テレンス・スタンプ)…

彼女を虜にした男は…(その人だけはやめて!)
なぜか女性は危険なタイプに弱いみたいです。
特に真面目な女性は…

私はトロイが理解できませんでした。
ファニーに対する気持ちの変化、溺死を装ったのに姿を現したり…
その結果…
私はボールドウッドに同情してしまいました。

バスジバにしても酷いと思いました。
悪戯心からラブレターを送り、その気もないのにきっぱり断りもしない。
期待を持たせた挙げ句、牢獄…
自分はかつて拒絶した相手とハッピーエンド…

ジュリー・クリスティーを見ていたら『ドクトル・ジバゴ』を思い出しました。
懐かしい…

|

« 『日の名残り』(1993・英・米) | トップページ | 『ある公爵夫人の生涯』(2008・英) »

* 映画」カテゴリの記事

コメント

mittleさんへ
私は主役より一途なファニーの方が好感が持てました。
ポランスキー監督の「テス」、私も観ましたよ。
封建時代の女性の生涯が哀れで、何ともやり切れないですよね。

投稿: ミチ | 2012年5月31日 (木) 21:04

昨日は飛び飛びでしか見られませんでしたが、同じように思いました。
悪戯心・・では済まされない悪戯だと思いますf^_^;

「テス」も観ましたが、とても悲しかったです。 主役の女優さんは美人ですね。
トーマス・ハーディは「日陰者ジュード」を読んでみたいです。

投稿: mittle | 2012年5月31日 (木) 12:16

この記事へのコメントは終了しました。

« 『日の名残り』(1993・英・米) | トップページ | 『ある公爵夫人の生涯』(2008・英) »