『遙か群衆を離れて』(1967・英)
今日の『遙か群衆を離れて』、時々席を離れたりもしましたが、
なんとか最後まで見ることが出来ました。
原作者は、トマス・ハーディだったのですね。
ハーディで知っているのは、高校の頃に読んだ「テス」だけですが、
こちらも女性の物語でした。
農場の女主バスジバ(ジュリー・クリスティー)をめぐる三人の男性…
使用人の一人、元羊飼いだったガブリエル(アラン・ベイツ)、
裕福な農場主の紳士ボールドウッド(ピーター・フィンチ)、
評判の良くない軍曹トロイ(テレンス・スタンプ)…
彼女を虜にした男は…(その人だけはやめて!)
なぜか女性は危険なタイプに弱いみたいです。
特に真面目な女性は…
私はトロイが理解できませんでした。
ファニーに対する気持ちの変化、溺死を装ったのに姿を現したり…
その結果…
私はボールドウッドに同情してしまいました。
バスジバにしても酷いと思いました。
悪戯心からラブレターを送り、その気もないのにきっぱり断りもしない。
期待を持たせた挙げ句、牢獄…
自分はかつて拒絶した相手とハッピーエンド…
ジュリー・クリスティーを見ていたら『ドクトル・ジバゴ』を思い出しました。
懐かしい…
| 固定リンク
「* 映画」カテゴリの記事
- 「婚前特急」(2011)(2014.11.26)
- 『早春物語』(赤川次郎・著)(2014.11.06)
- 『早春物語』(1985)(2014.11.03)
- 「我が大草原の母」(2010)(2014.07.01)
- イーハトーヴ(2014.03.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
mittleさんへ
私は主役より一途なファニーの方が好感が持てました。
ポランスキー監督の「テス」、私も観ましたよ。
封建時代の女性の生涯が哀れで、何ともやり切れないですよね。
投稿: ミチ | 2012年5月31日 (木) 21:04
昨日は飛び飛びでしか見られませんでしたが、同じように思いました。
悪戯心・・では済まされない悪戯だと思いますf^_^;
「テス」も観ましたが、とても悲しかったです。 主役の女優さんは美人ですね。
トーマス・ハーディは「日陰者ジュード」を読んでみたいです。
投稿: mittle | 2012年5月31日 (木) 12:16