『いつか晴れた日に』(1995・米・英)
『いつか晴れた日に』の原作はJ・オースティンの『分別と多感』(Sense and Sensibility)、
女性に相続権がない時代の貴族階級のお話なので、
歯がゆくて、イライラさせられる場面も多いのですが、
最後は帳尻を合わせるかのようにホッとさせられます。
以前見た時も感じたのですが、
エドワード(ヒュー・グランド)をはじめとする男性陣が、優柔不断だったり、
軽薄な感じだったり、打算的だったりと魅力に欠けるというか…
当時の貴族の男性(労働していない男性)ってあんな感じだったのでしょうか?
エリナー(エマ・トンプソン)、マリアン(ケイト・ウィンスレット)、マーガレットの三姉妹と、
その母親以外の女性たち(貴族の女性)は、
意地悪で守銭奴だったり、お喋りだったりでウンザリしました。
マリアンと大佐の結婚にしても、なんとなく釈然としません。
あれ程情熱的な恋に憧れていたのに、結局は情熱より安定(財産)ですか?
せめて、ブランドン大佐(アラン・リックマン)が
もっとダンディーな俳優さんだったなら良かったのに。
マリアンと大佐も親子ほどの年齢差のようでしたが、
エリナーと12歳のマーガレットも、姉妹というより母と娘に見えてしまいました。
ジェニングス夫人とシャーロットは母娘に見えなかった…
…数年後、マリアンとウィロビー(グレッグ・ワイズ)が再会…
が私の予想です。
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コメント
mittlさんへ
ラストが観られなかったとは残念でしたね。
原作を読んでいないので、てっきりエリナーの結婚式と思ってしまいました(笑)
「日の名残り」の原作者はカズオ・イシグロ、老執事のお話でした。
今日も不安定な空模様なので心配です。
投稿: ミチ | 2012年5月29日 (火) 11:36
この映画、1週間楽しみにしていたのに、ラスト10分で雷のせいでTVが消えました(笑)
「いつか晴れた日に」・・(分別と多感)はオースティンの最初の作品なので、まだまだ手荒な感じがしますね。 脚色されているので原作と少し違います。それに映画だから仕方ないけど、ストーリーや登場人物を削っているので、展開が唐突な感じがします。
でも風景や衣装は大好きです☆
今日の「日の名残り」は最後まで観たいですf^_^;
投稿: mittle | 2012年5月29日 (火) 09:50