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『もう一度食べたい 』~いまも食べられる昭和の味~ (3)

“カボチャや芋(サツマイモ)は女の食べるもの”
と父は言っていましたが、昔はどちらも好きではありませんでした。

カボチャを使ったお総菜が食卓に上ると、
“なぜ、ご飯のおかずに甘いものがあるのよ!”と思いながら食事したものでした。

サツマイモにしても、昔は美味しいとは思わなかったです。
(今の金時系の方が美味しい…)

まして、大学芋や芋ようかんは今も食べたいとは思いません。
元々甘い素材を、更に甘くするなんて…

ところで、昔、秋になると、おやつとして食べられていたサツマイモが、
「太白(たいはく)という銘柄だったことを、『もう一度食べたい 』で知りました。

他に、オレンジ色の「にんじん芋」や、中心部が薄紫色のサツマイモもありましたが、
あの「紫色のお芋」の名が「花魁(おいらん)だったとは…!!

おやつといえば、「マクワウリ」も夏のおやつの一つでした。
大好きだった幻のマクワウリ…

そのマクワウリが今もあり、「真桑瓜」と書くことを
数年前(?)に、katarohinaさんの記事で知りましたが、
私が知っているマクワウリは、この本に載っていたような縞模様ではなく、
黄一色で、形も、もう少しふっくらしていました。

縦に半分に切り、皮を剥き、種を取り除き、端から2cmくらいに切ってもらって、
姫フォークで食べていました。

マクワウリは、「プリンスメロン」「アンデスメロン」「アムスメロン」などの登場で
姿を消したようですが、「プリンス」でも「マスク」でも好きとは言えない私にとっては、
とても残念です。

20111125_2『もう一度食べたい』
~いまも食べられる昭和の味~
津武 欣也/著
毎日新聞社 2011.9

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