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『もう一度食べたい 』~いまも食べられる昭和の味~ (2)

私が小さかったころの梨といえば、「二十世紀」「長十郎」でした。

『もう一度食べたい 』によれば、「菊水」という品種もあったそうですが、
写真を見ると、私も食べた記憶はあります。
でも、名前までは知りませんでした。

ほどよい甘さで、芯の近くに酸味があり歯ごたえのある「長十郎」が好きでしたが、
残念なことに、今は「幸水」「豊水」が主流のようです。
(「幸水」は「菊水」の子、「豊水」は孫にあたるとか。)

梨、りんご、ぶどう、柿、柑橘類、メロン類、トウモロコシ、サツマイモ、トマト…
と、果物も、野菜も、穀物なども、品種改良によって種類は増え続けていますが、
「甘く、柔らかく、見た目がきれい」を目指しているのでしょうか…?

自然な味が懐かしいわ…。

20111125 『もう一度食べたい』
~いまも食べられる昭和の味~
津武 欣也/著
毎日新聞社 2011.9

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