『プロヴァンス物語 マルセルのお城』(1990・仏)
『プロヴァンス物語 マルセルのお城』も見ましたよ。
『~マルセルの夏』に比べ、こちらは人生の儚さや悲哀も描かれていて、
前編より悲しい内容でしたね。
でも、前半の初恋の少女イザベルとのやりとりは面白かったわ。
イザベルの高慢さが可笑しく、嫉妬するリリの表情も微笑ましかった…。
マルセルの両親は理想的ですよね…特にお父さんが素晴らしかったです。
立派に成長した息子に、もう自分には教えるものが無いと悟った時の父の気持ち…
嬉しくて誇らしい反面、寂しさも大きい…親の宿命なのでしょうね。
終盤はちょっと辛い…
輝くような楽しい子ども時代はあっという間…時間は本当に無情です。
最愛の家族や友だちとの永久の別れも、いずれ訪れるのですから。
そして自分自身も…
二作品とも映像が美しく内容も感動的で好きな映画ですが、
どちらかといえば、盛り沢山すぎて焦点がぼやけた感じの『~お城』より、
素朴で牧歌的な『~夏』の方が良かったです。
明日はスペイン映画の『みつばちのささやき』ですね。
この映画も以前BSで見ましたが、途中で居眠りしてしまって殆ど覚えていません。
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コメント
mittleさんへ
評論社から「少年時代」(1~4)という本が出ていましたよ。
投稿: ミチ | 2011年11月22日 (火) 23:51
イザベル、可笑しかったですね(笑)
後半はとても悲しかったです。この時代が設定のものは本当に悲しくなります。
子供時代が美しいのでなおさら・・。
でも原作を読みたくなりました!図書館で探してみたいと思います。
投稿: mittle | 2011年11月22日 (火) 22:55