京の舞妓
「美の壺」を「毎回録画」していて、翌日に観ていますが、
昨夜は「京の舞妓」でした。
アンコール放送…
でも、舞妓さんの美しさにつられて、また観てしまいました。
舞妓さんというと、日本髪に花かんざし、白塗りのお化粧、お引きずりの振り袖、
だらりの帯、おこぼ(ぽっくり)が浮かびますが、
忘れてならないのが、「肩上げ」と「袖の縫い上げ」ですね。
「肩上げ」は子どもの着物だけにするもので、
舞妓さんの肩上げと袖上げは、若さ、初々しさの象徴としてだそうですが、
元々昔の舞妓さんというのは、10歳前後の子どもだったのです。
(今は労働基準法等により、中学卒業後でないとなれませんが。)
昭和初期の舞妓さんの映像が映りましたが、驚くほど子どもでした。
ぽっくりにしても、身長を高く見せるためのものだったようです。
(あの美しいカラーフィルムは、外国人が撮ったのでしょうか?)
今は舞妓さんの出身地も様々とか、
舞妓姿に憧れて入っても、お稽古やしきたりの厳しさに、
続けられない人も多いのでしょうね。
※ 19日(水)AM8:00より、BSプレミアムにて再放送されます。
(「美の壺」の再放送は「金曜15:00~」「翌週水曜8:00~」の2回)
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ついでながら、
京都の「本物の舞妓」と「観光舞妓」の見分け方を…
本物の舞妓の日本髪は地毛、観光舞妓は当然「かつら・半かつら」。
本物の舞妓の着物、日本髪、花かんざしなどには多くの約束事があるが、
観光舞妓の場合は、約束事が無視され安物。
本物の舞妓は左手で褄を持って歩くが、観光舞妓は帯に挟んで着付けられている。
本物の舞妓の場合、昼間は「お稽古」なので、
舞妓衣装で出歩くことはないし、基本的に舞妓衣装で飲食もしない。
本物の舞妓の歩き方は早い。白粉や紅の塗り方が違う。
笑顔の時も、ほとんど歯を見せない。
見分け方を知らなくても、表情や雰囲気で分かるでしょうね。
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コメント
mimosaさんへ
美しく着飾って仲間たちと無邪気に談笑している様子や、
並んで舞を舞っている映像もありましたが、
華やかなだけに、可愛い反面哀れな印象を受けてしまいました。
時代による価値観の違いなのか、同性だから感じる悲しさなのかもしれませんが。
昭和13年…あの少女たちにどうな将来が待っていたのでしょうか…?
舞子さん芸子さんでも間違いじゃないと思いますよ。m(_ _)m
投稿: ミチ | 2011年10月15日 (土) 11:15
舞子さん、芸子さんではなく舞妓、芸妓さんですね。変換ではなく実際に書いていればうっかり間違えたりしないでしょうに。ごめんなさい。
投稿: mimosa | 2011年10月15日 (土) 09:21
舞子さんは戦前?ころまではほんとに子供だったんですね。
たしかにドラマでも芸者置屋でも遊廓でも10才前の女の子が下働きしながら芸事の修行してますものね。
売られた娘も多かったでしょうが、舞子さんは女の子がよい職業として選んだ側面もあるような?
学校に行かなくても読み書きや作法や芸を学べたら自立できるし。
良い悪いは別にして子供の舞子さんはさぞ可愛かったことでしょうね!
それでもやはり哀れな気もしてしまいます。
今の芸子さんと違い、舞子を卒業する時には「水揚げ」が不可欠だったと思うと。
投稿: mimosa | 2011年10月15日 (土) 08:51