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『アラバマ物語』(1962・米)

先日録画した『アラバマ物語』(To Kill a Mockingbird)
を見ました。

中途半端な予備知識のために、重苦しいのでは?と覚悟してたのですが、
意外にも、子どもの頃見ていたアメリカのホームドラマのようでした。
…見て良かったわ…

大人になったスカウトが、幼かった頃を回想…
1932年夏、アラバマ州メイコムが舞台。

6歳のスカウト(10~11歳位に見えました)は4歳上の兄ジェムと、
優しく正義感あふれる弁護士の父(グレゴリー・ペック)、
母親代わりの家政婦さん(通い)の4人で暮らしています。

ジェムとスカウトは、夏休みを伯母さんの家で過ごす7歳のディルと、
毎日元気に遊んでいましたが、
父が黒人男性の弁護を引き受けたことで、一家は嫌がらせを受けるように…

黒人ゆえに有罪となり非業の死を遂げるトム、
無知と偏見から、狂人扱いされている隣家の青年ブー、

ラストで明かされるブーの真の姿…
「この顔、見たことあるような?」と思ったらロバート・デュバルでした。
若い頃はなかなかステキだったのね。

スカウトは原作者のハーバー・リーがモデル、
友だちのディルは、カポーティがモデルだそうです。
(「草の竪琴」以前のカポーティですね。)

残念ながら偏見と差別は今も変わらずです。
無くなる日は永遠に来ないのでしょうか?

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コメント

mimosaさんへ
グレゴリー・ペック扮するアティカスは模範的な弁護士でしたが、
父親としても素晴らしかったですよね。
子どもたちが「お父さん」「パパ」ではなく、名前で呼んでいましたが、
反抗期的なものかと思っていたら「生まれた時から」でした。
親子でも平等でありたいという考え方に感動しました。さすがアメリカですね。
「小鹿物語」はまだ見ていません。是非見てみたいです。

投稿: ミチ | 2011年10月29日 (土) 16:31

昔、TVの深夜映画で見ました。当時のアメリカ南部の黒人差別の残酷さはわかっていましたし、悲しい結末でしたが、ほのぼのとした暖かさや優しさがあふれた映画で、これもまたアメリカ南部の田舎町だからこその良さなのにと、それらが、白人同士のみでかわされることになんの疑問も持たない無知で「善良な」アメリカに複雑な想いをいだきました。

グレゴリー・ペックは本当に正義感あふれる誠実で優しく強い男性や父が似合う(笑)

ローマの休日はもちろん子供の頃にTVで見た「小鹿物語」の父親役もよかった!

あの友達はカポーティがモデルなんですね!
「遠い声遠い部屋」や「草の竪琴」の頃のナイーブな少年のカポーティですね。

アラバマ物語は名作ですよね。
また、是非見たいですね。

子供の視点から見た物語だから私の好きな少年少女小説や少年ドラマ独特の雰囲気と大人の深さが両方ありましたね。

投稿: mimosa | 2011年10月29日 (土) 12:20

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