『ユンボギが逝って』
『ユンボギが逝って』~青年ユンボギと遺稿集~
李 潤福(イ・ユンボク)/許 英燮(ホ・ヨンソブ)・著
塚 本勲/金 容権(キム ヨングォン)・訳
白帝社 1993
同じ世代の方なら記憶にあると思いますが、
昔『ユンボギの日記』という感動的な日記があって、私も読みましたが、
たまたま誰にも貸すことがなかったために、今も本棚に残っていました。
韓国で暮らす小学4年生のユンボギ(李潤福イ・ユンボク)は、
靴磨きやガム売りや物乞いをして、
病気で働けない父と3人の弟妹の生活を支えていますが、
自暴自棄となり酒におぼれた父は若い女性に走り家族に暴力をふるい、
耐え切れなくなった母は、幼い4人の我が子を残し家を出てしまった…
しかも、すぐ下の妹まで家出してしまう…
ユンボギさんのその後が気になって調べたところ、
1990年1月、38歳の若さで亡くなられていました…
…そして本書の存在を知り、図書館から借りてきました。
(左)『ユンボギの日記』~あの空にも悲しみが~
イー・ユンボギ/著 塚本 勲/訳
栗津 潔/装幀
太平選書=07 1965/6/30
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