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『サキ短篇集』

20110615 『サキ短篇集』
サキ(本名:ヘクター・ヒュー・マンロウ)
中村能三/訳
新潮文庫

一日の最後の雑用が終わったところで、
久しぶりに本棚の文庫本コーナーを眺めていたら、
視線の先には、「短編集」が並んでいました。

新潮文庫には多くの作家の短編(篇)集があって、
私も一時期、読み漁ったものでしたが、
そこには、O・ヘンリー、ロレンス、マーク・トゥエイン、ハーディ、ハックスレー、
フォークナーなど、9冊が今も残されていました。

短編集というと、O・ヘンリーを浮かぶ人が多いかも知れませんが、
私は、サキ(1870/12/18 - 1916/11/14))の短編集が、
とても印象に残っています。

中でも、「開かれた窓」(The Open Window)という小説が忘れられません。
僅か5ページほどの作品で、種を明かせば「な~んだ!」なのですが、
ゾッとさせられます。

私は最後の一行は蛇足に感じましたが、いかがでしょうか…?

<目次>
二十日鼠
平和的玩具
太った牡牛
狼少年
話上手
七番目の若鶏
運命
開いた窓
宵闇
ビザンチン風オムレツ
休養
マルメロの木
親米家
十三人目
家庭
セルノグラツの狼
おせっかい
ある殺人犯の告白
ラプロシュカの霊魂
七つのクリイム壺
盲点

解説

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