『フェビアの初恋』
以前、『フェビアの初恋』について書きましたが、
知る人ぞ知る的(?)な『フェビアの初恋』なのに、意外にファンは多いらしく、
結構アクセスがあるのです…世代が判りますね…(フフ)
私は、村岡花子さんの訳ということで、モンゴメリからの流れで読んだのですが、
あんなに魅せられたのに、数年前に読んだ時は感動とは程遠いものでした。
やっぱり、「少女趣味」ということなのでしょうか…
表紙カバーを処分してしまったことを悔やんでいましたが、
先日、ふと、“図書館にあるのでは?”と思い、予約して借りてきました。
書庫に保管されてあった『フェビアの初恋』、
絵が私のとは違っていましたが、同じ画家ということは分かりました。
(私の本の方が、かなり古かった…)
『フェビアの初恋』
オリヴィエ・プローティ(著)
村岡花子(訳)
新潮文庫
画家の名は、村上芳正さん。
調べたところ、「薔薇の鉄索~村上芳正の世界~」というHPが見つかりました。
(大正11年(1922~)5月11日生まれ。長崎県出身。別筆名「村上昴」)
<ギャラリー>には、少女雑誌の挿絵風から妖しい雰囲気の作品まであって、
<作品リスト>には、モンゴメリが5冊(新潮文庫)ありました。
ところで、文庫本で思い出しましたが、
昔の文庫本は、上(天)が切り揃えてなかったですよね。
それに、カバーも無かったような…岩波文庫は、パラフィン紙でしたね。
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コメント
mittleさんへ
プローティの作品では、『フェビアの初恋(White Fawn 』(「白い子ジカ」)より、
『ステラ・ダラス(Stella Dallas)』の方が有名のようです。
翻訳本(「母のいのり」「母の曲」など)も多く、映画化も何度かされていますから。
私は20年位前にベッド・ミドラーの『ステラ』を観ましたが…(ノ_-。)
村上芳正さんの装画でモンゴメリの作品は、「丘の家のジェーン」「果樹園のセレナーデ」
「可愛いエミリー」「エミリーはのぼる」「エミリーの求めるもの」「パットお嬢さん」の6冊。
この中で「エミリーの求めるもの」はギャラリーで見ることが出来ますよ。
他に、「あしながおじさん」「若草物語」もそうでした。(いずれも新潮文庫)
ところで著者の名ですが、Olive Higgins Prouty…つまり「プ(半濁点」だったのですね。
この歳まで間違えていたとは恥ずかしい…(^-^;
投稿: ミチ | 2011年5月10日 (火) 22:00
この本の作者について、ネットでよく調べるのですが、なかなか情報がなくて・・
この本が一番有名なのでしょうね。
中学生の時に初めて読んだのですが、ドキドキしたのを覚えています。今も、モンゴメリーの間に読みます(笑)
私が持ってるのは、お写真のと同じです。
「丘の家のジェーン」の表紙も同じ方だと思いますが、そうでしょうか?
私はジェーンのカバーをなくしてしまって!
投稿: mittle | 2011年5月 9日 (月) 22:43