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2011年5月

小さな訪問者

一年前のこと…

「ノミの額」より狭い庭で作っていた「プチトマト」が
色づくそばから、何物かによって盗られてしまって…

“悔しい~ 何とかして犯人を突き止めたい…”

という思いは山々でしたが、始終見張っている訳にもゆかず、
気付いた時には、いつも後の祭りでした。

簡単に入れるとは言え、一応敷地内です。
それに、様子からして人間の仕業とは思えない…

それからしばらくして、芝の上に歩き回る一羽の野鳥を目撃…
スズメより大きく、体は茶色で一部が白、嘴と足が黄色の小鳥…

周辺には緑が多く、たまに野鳥がやって来てはいましたが、
名前を知らない鳥ばかり…

“犯人はあなただったのね…”

可愛らしい小鳥を見たとたん、悔しさが消えました。
証拠は無いけれども…

それでも、鳥に食べさせるほどの数もないので、
色付く前に収穫していましたが…

今年もまた
去年と同じ小鳥がやって来るようになりました。

でも今年は10羽近く…家族が出来たのかな…?

ネットで調べてみたところ「ムクドリ」のようでした。

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ガラス越しなので…(^-^;

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『奇想の美術館』

20110529 『奇想の美術館』~イメージを読み解く12章~
アルベルト・マングェル/著
野中邦子/訳
白水社

(表紙:ラヴィニア・フォンターナの「トニーナの肖像」)

面白そうなタイトルだったので、予約して借りてきましたが、
残念ながら私には合いませんでした。

絵画だけでなく、彫刻、建築、写真なども多数あり、
人によっては興味深い内容なのでしょうが…

返却日が近付きましたが、
多分、最後まで読まないまま返すでしょう。

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目次
謝辞

1 物語と絵  ありふれた鑑賞者
2 不在としても絵画  ジョーン・ミッチェル
3 謎だらけの図像学  ロベルト・カンビン
4 目撃者としての写真  ティナ・モドッティ
5 共感としての絵画  ラヴィニア・フォンターナ
6 悪夢としてのイメージ  マリアナ・ガートナー
7 反射としての自画像  フィロクセノス
8 描かれた暴力  パブロ・ピカソ
9 破壊の彫刻  アレイジャディーニョ
10 哲学としての建築  C-N・ルドゥー
11 記念碑を作るということ  ピーター・アイゼンマン
12 劇場としての絵画  カラヴァッジョ

さいごに
訳者のあとがき
原注
図版クレジット
索引

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殺すな

20110528a

これはベトナム戦争さなかの1967年に、「ベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)」が、
ワシントンポストに出した反戦広告で、書いた(描いた)のは岡本太郎さんでした。

戦争は殺し合い…
「戦争反対」と訴えるより直接的ですが、多分、当事国の人には通じないのでしょう。

いとも簡単に銃が買え、「正当防衛」がまかり通る国で
勘違いで、日本人留学生が射殺された事件もありました。

また、日本では考えられない罪で死刑になる国や、
見せしめのため、未だに公開処刑がある国も…

“殺すな!”

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「カズオ・イシグロをさがして」

録画してあった「カズオ・イシグロをさがして」(ETV特集)を観ました。

なぜ今頃になってしまったといえば、暇が無かったこともありますが、
「カズオ・イシグロ」というイギリス人作家を知らなかったこともあります。
恥ずかしいことに…

ついでながら、
『わたしを離さないで』(Never Let Me Go)という映画の存在も知りませんでした。
(原作はカズオ・イシグロさんの小説。)

が、番組を観ていて驚いたのは、『日の名残り』(The Remains of the Day)
の原作者がカズオ・イシグロさんだったこと…

アンソニー・ホプキンス主演の『日の名残り』(1993)は、
私の好きな映画の一つなのに…
(エマ・トンプソン、クリストファー・リーヴ、ヒュー・グラントなども出演)

長崎市出身のカズオ・イシグロさん(石黒一雄 1954年1月8日~)は、
父親の仕事の都合で、5歳の時、家族と共に渡英し、
1983年にイギリス国籍を取得しましたが、
1989年には、『日の名残り』でブッカー賞を受賞されました。

イギリス国籍を取得したことについて、
“感傷的には日本人であり続けたいと感じていていても、
英国教育だけで育ち、日本語は話せず慣習も分からない。
もはや日本で暮らすことは出来ないだろう…”
と話されていました。

『わたしを離さないで』は、怖くて悲しいSF(?)ですが、
非現実的に思えますが、著者の話を聞くに従い、
恵まれた幼少期を送った子どもが、やがて味わうであろう現実にも思えました。
(イメージが『侍女の物語』に似ているような…)

『わたしを離さないで』を読みたい。
と思いましたが、考えることは皆同じらしく、
予約がとても多くて、図書館では当分借りられそうにありません。

  我々は とても大切な人を 死によって失います
  それでも 彼らの記憶を持ち続けることはできます
  これこそが 「記憶」の持つ強力な要素だと思うのです
  それは 死に対する慰めなのです
  それは 誰でも奪うことができないものなのです

『わたしを離さないで』の「わたし」とは、
それぞれの人間が大切にしている人の「記憶」かも…

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略奪が起きない国…?

震災後、日本で暴動や略奪が起きなかったことについて、
海外の人たちは驚愕されたようですが、賞賛に値する程のことなのでしょうか?

日本人の私の感覚からすれば、普段以上に助け合わなければならない時なのに、
暴動、略奪、詐欺、便乗値上げ等が起きることの方が信じられないのです。

奪い合わないで「並ぶ」ように、災害時であっても日本人が秩序正しいのは、
「そのように努力している」というより、習慣のように思われます。

外国でのことはよく分かりませんが、日本の保護者や教師たちは、
「嘘をついてはいけない(嘘つきは泥棒の始まり)」、
「人に迷惑を掛けないように」「人に後ろ指さされないように」
などと教育するのではないでしょうか。

「良心が咎める」や「恥ずべき行い」にしても、
誰かに見られているいないに関わらず、自分自身の「心」が許せないのです。

とはいえ、どんな場合でも例外はあるようで、
実際は日本でも色々あったと聞き、とても残念に思いました。

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飛行船

買い物の帰り、何気なく振り向き空を見上げると、
何やら見慣れぬ物体が浮かんでいる…

飛行機ではないことは確か…
こっちに向かっているような…
まさかUFOじゃないよね…?

進行方向が変わったことで、飛行船と判明。
(正面からだと、ちょっと怖い。)

大急ぎで家に戻って、買い物の袋を放り出し、
…玄関にランドセルを放り出す小学生のごとく…
もしかしたら写真が撮れるかもしれないと、2階の窓からカメラを向けると、
ズームで、何とか写っていました。

20110525 20110525a 20110525b 20110525c
(4枚目の飛行船の右側に写っている飛行物体は何…?)

デパートの屋上から上がるアドバルーンを見上げた子どもの頃の記憶が、
急に甦りました。

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「クジラと生きる」

録画してあった「クジラと生きる」(NHKスペシャル)を観ました。

和歌山県太地町は、400年前よりクジラを生活の糧として生きてきた町ですが、
(当然決められた種類、決められた数です。)
無許可で盗撮し製作されたドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』の公開が切っ掛けとなり、
町には海外の反捕鯨団体が常駐し、漁師たちを監視している。

アメリカの反捕鯨団体「シーシェパード」のメンバーは、
漁師たちの顔面に大勢でカメラを向けたり、
「立入禁止」の網を切ったりするだけたり、
車が走り出せないように、仁王立ちしたり、
口汚く罵ったり、脅したりして挑発を繰り返す…

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写されたくないのは、恥ずべき行為と自分でも分かっているんだな
写されるのが嫌なら、イルカ殺しをやめればいいんだ
伝統や文化だとか言っても、本当は誇りなんてないんだろう
みじめな奴らだ!
10万円をやるからやめろ!
負け犬め!
殺し屋!
死ね!

じっと耐えるだけの漁師たち…

盗撮された映像が「シー・シェパード」のサイトや「YouTube」に発表されたことで、
世界中の人たちから、批難のコメントが寄せられているという。

その人たちが食していると思われる牛や豚、
その他の生き物の殺される場面の映像を見たとしても、
その人たちは、「残酷」とは感じないのだろうか?

捕鯨国は日本だけではないわけで、
反捕鯨団体は、他の捕鯨国にも圧力をかけているのだろうか?

捕鯨に限らず、例えば宗教によって食べることを禁じられている民族が、
食べている他の民族を攻撃したりしているのだろうか?

地域や民族や宗教により食文化が違って当然、
自分達に食べる習慣がないからと「残酷だ、野蛮だ」と思うのは勝手でも、
批難したり圧力を掛けたりは出来ないはず…

人間に限らず、「生きている」といことは「食べる」ということ。
牛、豚、鶏、羊、魚、鰐、蛇、犬、猫、昆虫…

クジラやイルカは高等な生き物であり、文化を持っている。
言語を持ち、歴史があり、家族もある

だから捕鯨に反対するのだ。とメンバーは言う。
本心なのだろか?

もし本心だとしたら、
反捕鯨活動をするより、反戦活動をするべきでしょう。

いつもどこかで戦争を起こして成り立っているような(?)アメリカ…
反捕鯨団体の本当の狙いは何…?

なぜ欧米人の価値観を押しつけられなければならないの…?
国や自治体は、何をしてるの…?

太地町の漁師の皆さん、負けないで!

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cool japan ~お弁当(Obento)~

今回のテーマは「お弁当」でしたが、
お弁当一つにしても、外国と日本の文化の違いは明らかです。

健康、節約などの理由から、職場にお弁当を持参する人が増えているそうですが、
お弁当の中身を見るだけで、健康志向の人が多いことが分かります。

宇都宮市のある小学校で、年3回行われている「お弁当の日」をレポート、
献立作り、買い物、調理と体験することにより、
食事の大切さ、親への感謝の気持ち、責任感などが湧くようです。

20110522
(4年生、5年生が作ったお弁当)

「キッチンは母親の居場所だから子どもには触らせない」
とか、「食材で細工するのは時間の無駄」といった意見もありましたが、
それが食育であり、愛情だと思うのです。

まさか中学生の男子のお弁当に「ウサギりんご」は入れませんが、
野菜を型で抜いたり、彩りよく盛り付けたりするのも、
健康を気遣い、残さず食べてもらいたいという気持ちがあるからです。

また「食育は家庭で」という意見もありましたが、
親に正しい知識があるとは限りませんし、それに外国では、
栄養バランスとか、旬の食材とかいった意識がないようなのです。

お弁当にしても、専らサンドイッチで、中身はピーナッツバターかジャム…
いつもピーナッツバターで、飽きないのが不思議です。

(日本人なら、玉子、野菜、チーズ、ハムなど数種類作るでしょうし、
 チーズやハムには、一緒に野菜も挟むと思いますが…)

「加熱式容器の駅弁」の開発の歴史を再現してましたが、
長い年月を掛けて開発したにも関わらず、
「皆さんに利用して貰えたら」と特許を取らなかったところが凄いです。

「手作り弁当」「お弁当グッズ」「弁当の日」「加熱式容器の駅弁」…
ベスト・オブ・クールは、「加熱式容器の駅弁」でした。

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次々と…

2007年の夏、我が家のメイン(リビング)の「テレビ」が最期を迎えました。
「地デジ化」の日まで、持ち堪えて欲しかったのに…

テレビの新旧交代と前後して、
「炊飯器」を買い換え、二階の一室のエアコンが故障し、
老朽化しつつあった「屋根」を、スレート系から金属系にリフォーム。

2008年以降は、覚えているものだけでも、
「浄化槽のモーター」と「井戸ポンプのモーター」を交換し、
「掃除機」を買い換えました。

今年は、「外壁」をリフォームし、「アイロン」と「ポット」を買い換えて、
「浄化槽」を修理し、そして今回、「冷蔵庫」の番と相成りました。

次に控えしは「洗濯機」…すでに末期症状…
それに「給湯器」も寿命をとうに過ぎているため、覚悟は出来ています。

その他に、「電子レンジ」もそろそろですが、
一番危ないのは、私の「パソコン」かもしれません。
4年ほど前から、いつも悲鳴をあげていますから。
(私のPCは、まだ地デジ化していない…)

…そうそう、玄関の「チャイム」も、一昨年から故障しているというのに、
修理もせず、元々付いていた「ドアノッカー」を使用しています。

なぜ直さないかと言えば、チャイムは部屋によって聞こませんが、
ドアノッカーは、家中どこにいても聞こえるからなのです。

そんな中、
「衣類乾燥機」だけは、30数年経った今も、トラブルもなく現役です。
センサーの無い、ごくシンプルな構造だからでしょうか…?

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冷蔵庫

朝、冷蔵庫から牛乳を出すと、冷たくない…
庫内を見れば、気のせいかどんよりとした空気が漂って…

ついに壊れた!
20年以上使っているのだから当然…
もう充分過ぎるほど使ったでしょう。

開店時間まで待つのももどかしく、
冷蔵庫の幅のみ計って、近所くの家電屋さんへ直行、
見本として置かれてあった中から、サイズだけて決め、
午前中に配達してくれるよう無理言って、
帰宅途中で、銀行に寄りお金をおろし、
大急ぎで家に戻って冷蔵庫の中身を取り出し、
内側と外側を拭き、準備OK! 

……

それから12年後の昨日、同じことが起きました。
冷蔵庫の中の温度を計ったら、12℃もある…
いくら何でも高いでしょ!
しかも、水曜日は生協の配達日…

冷凍室は問題なし、
多分コンプレッサーの寿命、これは買うしかないでしょ。

と、価格ドットコムで探してみれば、「帯に短したすきに長し」、
今のも3ドアですが2ドアが欲しくて探しても
、300L以下のものでしかないのです。
それに最近の冷蔵庫の冷凍室、我が家には大き過ぎて…

ああでもないこうでもないと選びに選んだ結果、
容量的にも価格的にも一応納得の「置けちゃうスリム」に決定。

ただ色が微妙…オフホワイトが良かった…

1台目はグリーン(白が一般的だった当時としては画期的)、
2台目はブルーがかった淡いグレー、
そして、ネズミ色(?)…
長期間使う必需品でも、妥協しないと買えないものです。

近くのどの家電屋さんにも扱っていないメーカーなので量販店に行くと、
人気商品で在庫が無く、配達は日曜日以降となりました。
それまでに、中身を何とかしなければ…

最後に一言、
「リサイクル料金、高すぎます~!!」

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cool japan ~髪(Hair)~

保存しておいたクールジャパンを観ました。
テーマは「髪」。

日本人(アジア人)の「みどりの黒髪」は欧米人の憧れの的だと言うのに、
なぜ染めてしまうの…?
無い物ねだり…?

考え方が古いとは思いますが、
金髪や茶髪に染めた髪は、ツヤが無くて美しくはないし、
日本人の顔には似合わないと思うのです。
特に、黒い地毛が伸びて段になってる状態は不潔に感じます。

紫夫人は、私が高校生の頃にもいましたよ。
知っているだけで二人…どちらも上品でお洒落なご夫人でした。

最近は、大人なのに、大きなお花の髪飾りを付けたり、
金髪でカールさせたりと、やたら可愛らしさを目指すのは、
アニメ(コミック)ブームの影響でしょうか?

それに便乗した、美容業界とファッション業界の戦略に、
まんまと乗せられているような気もしますが…

美容室に行けば必ず、「カラーリングで気分が変わりますよ」とか、
「明るい感じになりますよ」などと勧められますから。

実際、カラーリングによる経済効果は大きいでしょうね。

年齢性別を問わず「多種多様な髪型」
品ぞろえが豊富な「ヘアカラー」や「ヘアアクセサリー」
世界初の「「毛髪フィルム」
高い技術とサービス、厳しい研修制度の日本の「美容室」

ベストオブクールは「毛髪フィルム」でしたが、
海外では、薄毛はマイナスイメージでは無いとのことでした。

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「虐待カウンセリング~作家 柳美里・500日の記録~」

NHKスペシャル「虐待カウンセリング~作家 柳美里・500日の記録~」
を観ました。

教育熱心で完璧主義ゆえに、子どもが思い通りにならないと(嘘をつく)、
感情が抑えられなくなって虐待をしてしまったという柳美里さん。

冷静を取り戻した時に自己嫌悪に陥ったとしても、
当人には、「虐待した」という意識が無いようなのです。
柳美里(ユウ・ミリ)さんにしても、自覚がなかったようでした。

よく児童虐待の報道で、「虐待ではない。しつけだった」という親たちがいますが、
今までは、「言い逃れしようとしている」としか思えなかったけれど、
「そうかもしれない」と思うようになりました。

柳さんだけでなく「虐待の世代間連鎖」は多く、自分も親から虐待を受けていたのに、
「自分が悪かったから」と親を弁護する。

長谷川博一さんのカウンセリングを受けられていた柳さんのご両親については、
TVなので深くは語られることはありませんでしたが、
『ファミリー・シークレット』には闇の部分も詳しく書かれていました。
柳さんの生い立ちについても…

フルートでボッケリーニのメヌエットを演奏する息子さんを見守る柳さんは、
聖母のように慈愛に満ちた微笑みでした…

『柳美里不幸全記録』(このタイトルは内容と一致しません)を読めば、
息子さんへの愛が、どれだけ深いかが分かります。

それでも虐待が…
苦しいのは虐待してしまう親の方かもしれません。

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ミシン…3

他の人はどうか知りませんが、
洋裁を習ったことが無い私にとって、
ミシンの付属品の(各種押え、アタッチメント)ほとんどは、
使うことはありません。

「押え」にしても、「基本の押え」以外で使っているのは、
「裁ち目かがり押え」と「ファスナー押え」だけ…
(「三巻押え」「くけ縫い押え」などは一度も使ったことがない。)

ファスナー付けは「基本の押え」でも出来ますが、
やはり「ファスナー押え」の方が簡単…
(「コンシールファスナー押え」も、たまに使います。)

「裁ち目かがり押え」は私にとって必需品です。
数年前に物を減らしたい一心で、ロックミシンを処分してしまったから…
(ロックミシンが無くても、「裁ち目かがり」で充分です。)

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ミシン…2

ミシンが使えるようになってホッとしている反面、
“どうしても直らないから買うしかない…”
という展開を、どこかで期待していたような気も…

昔使っていたミシンは、ポータブル(今は殆どそう)のジグザグミシン(電動ミシン)で、
重さが15㎏ぐらい…
ミシンは重い方がいいのですが、普段は片付けていたので出し入れが大変でした。

壊れたのでもないのに、重いというだけの理由で買い換えてしまった…
しかも粗大ゴミに出してしまって…

今のミシンの重さは8,5㎏、これ以上軽いと洋裁には不向きなのです。
そして、ミシンに欠かせないのがフットコントローラー。

古いミシンのコントローラーは、正座してでも使えましたが、
(逆向きにして右膝で押さえていました。)、
今のは踏み込み浅いため、微妙な調整が難しい…
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フットコントローラーは今一つでしたが、
電子ミシン(コンピューターミシンではありません)なので、
自動針糸通し、自動糸調子、針の停止位置も上下と設定でき、
スタートストップボタンがあるので、コントローラーを使わないで縫うことも可能。

画像検索してみたら、昔のミシンの名前が分かりました。
「ジャノメトピアエース804」でした。

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改めて見てみると、オモチャみたいな今のミシンと違って、
いかにも家財道具といった感じです。

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ミシン

ここ数日、ミシンの調子が悪くて滅入っていました。
きれいに縫えない…針がすぐ曲がってしまう…エトセトラ、エトセトラ…

過去にも、こんなことは何度もありましたが、
ミシンを買った店はとうの昔になくなっているし、
以前あったメーカーの出張所も、既にないので、
何とか自分で直してきましたが、今回はちょっと手強い…

昔は、ミシンのセールスがやって来たり、
「ミシンの調子はいかがですか?」という電話が掛かってきましたが、
手作りする人が少なくなったせいなのか、
いつの間にか、それも過去のものになりました。

修理屋さんを探して頼べば、
「もう寿命ですよ。修理するより、新しいミシンを買った方が安いですよ」
と言われることは予想がつきます。

実際、私にとって2台目の今のミシンは、18年前に買ったものなので、
もう充分とは思いますが、この歳で新しいミシンを買っても…
先が短いと言うか…(-_-;)

ミシンがないと困るのです。
昨日は新しいミシンを買うしかないかも…と半分諦めていましたが、
今日は、半日掛け執念て頑張った甲斐があって、
どうにか縫えるようになりました。

でも、この先いつまで保つのかしら…

20110513
ジャノメ ルティーナ(Rutina)4500
(1993年、148,000円)

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粗品

広告に書かれた「粗品進呈」の文字を無視出来ない人、案外多いですよね。
何か分からないのに、貰いに行かずにはいられない人…
しかも交通費を使ってまで出掛けるのですから、理解に苦しみます。

“粗品ならいらない…”と思う私は変わり者なのでしょうか。

「粗品」は貰いには行かない私ですが、
わざわざ、家まで持ってきてくれる所もあって、有り難迷惑というか…
要らない物が増えるのが嫌なのです。

どうしても必要だと思って買ったものでさえも、
不要になってしまうことも多いのですから…

洗剤、ティッシュ、ラップなどは使ってしまいますが、
それ以外は、自治会の催し物の寄付物品として出しています。

ですが、2年前から寄付物品を集めなくなってしまったので、
不要品が溜まる一方なのです。

下の写真はその一部…
20110511 ポーチ付真空ステンレスボトル
ティーポット
シリコンスチーマー
スポーツ用タオルマフラー

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「浮世絵ミステリー 写楽~天才絵師の正体を追う~」

NHKスペシャル
「浮世絵ミステリー 写楽~天才絵師の正体を追う~」
面白かったです。

一度見たら忘れられないインパクトのある役者絵。
描いた作品145枚、わずか10ヶ月間活動しただけで忽然と消えた謎の絵師、
東洲斎 写楽…

写楽の正体を巡っては、
阿波の能役者・斎藤十郎兵衛説、有名絵師説、版元の蔦屋重三郎説、
と、主に三つの仮説が有力とされてきました。

有名絵師説では、北斎、歌麿、応挙、豊国、司馬江漢、十返舎一九、谷文兆など、
40人ほどの説が挙がったそうですが、
私は、30回程名前を変えたという北斎では?と思っていました。

ところがです。
ギリシャ・コルフ島で、写楽の肉筆画が発見されたことで、
写楽の正体が明かされた(?)のです。
というのも、肉筆画には、絵師のクセや筆跡が残っているからです。

写楽の肉筆画と判った決め手は?
本名を明かせなかった理由は?
なぜ忽然と消えたのか?

写楽にまつわる謎解きには興味津々ですが、
謎は明かされなかった方がロマンがあったようにも思えます。
無責任な門外漢の私としては…

ところで、他の浮世絵同様、写楽の素晴らしさも、
外国人に認められて、初めて日本人は気付かされたのですよね…
浮世絵に限らず、芸術ってそんなものかもしれませんね。

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「二人の“チャレンジド”~浅野史郎と村木厚子~」

ETV特集「二人の“チャレンジド”~浅野史郎と村木厚子~」
を一週間遅れで観ました。

「チャレンジド」とは、「障がい者」のことで、
「神様からチャレンジという使命を与えられた人。
試練に挑戦する使命を与えられた人」という意味。

「障害者」も、最近は「障がいのある人」と表記するようになっているようです。
配慮は解りますが、通じにくいと言うか…

ごく当たり前の日常が、ある日突然奪われる。
3月11日、東日本を襲った巨大地震と津波はまさに青天の霹靂…

障害者福祉問題に取り組んできた村木厚子さんと浅野史郎さんにも、
思い掛けない試練が…

村木厚子さんは身に覚えのない「郵便不正事件」容疑で突然逮捕起訴され、
浅野史郎さんは成人T細胞白血病を発症。

村木さんの調書には、喋ってもいない言葉が書き込まれ、
検事からは、
「否認し続けると不利になる。執行猶予がつけば大した罪ではない…」
と執拗に言われ続け、
各メディアも、村木さんを有罪として報道していました。

そんな中、拘置所の女性職員からは、
「泣いている暇はありませんよ。これから検察と闘うんでしょ!」
と励まされたとのこと…

支援者からは150冊の絵本が届き、
無菌室の浅野さんからも、
「あきらめるな 正義は必ず勝つ」のメッセージが…。

5か月に及ぶ拘置所生活、死を覚悟した闘病生活、
お二人は、いかにして厳しい試練を乗り越えたのか…

どこかで誰かも頑張ってる。
一人で闘うんじゃない。みんなが支えてくれるんだ。

支援者から届いた絵本の中で一番印象深かったという『花さき山』、
私も持ってます。

20110509 『花さき山』
斎藤隆介/著
滝平二郎/絵
岩崎書店(ものがたり絵本 20)

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『西條八十・童謡全集』

昔の文庫本は「天」が切り揃えてなかったです。
…私は気に入ってました。

ところで、
ほるぷ出版刊「名著復刻 日本児童文学館」の『西條八十・童話全集』は、
ページをペーパーナイフで切って読むようになっていました。
期待感を抱かせてくれますよね。

20110508 20110508b
『西條八十・童謡全集』  新潮社出版
大正十三年五月廿五日発行(定價貳圓五拾錢)
(名著復刻 日本児童文学館 昭和49年2月 ほるぷ出版刊)

かなりや

唄を忘れた金絲雀は 後の山に棄てましょか。
いえ いえ それはなりませぬ。

唄を忘れた金絲雀は 背戸の小藪に埋けましょか
いえ いえ それはなりませぬ

唄を忘れた金絲雀は 柳の鞭でぶちましょか
いえ いえ それはかはいさう

唄を忘れた金絲雀は
象牙の船に 銀の櫂
月夜の海に浮かべれば
忘れた唄をおもひだす。

(句点の付け方が…?)

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『フェビアの初恋』

以前、『フェビアの初恋』について書きましたが、
知る人ぞ知る的(?)な『フェビアの初恋』なのに、意外にファンは多いらしく、
結構アクセスがあるのです…世代が判りますね…(フフ)

私は、村岡花子さんの訳ということで、モンゴメリからの流れで読んだのですが、
あんなに魅せられたのに、数年前に読んだ時は感動とは程遠いものでした。
やっぱり、「少女趣味」ということなのでしょうか…

表紙カバーを処分してしまったことを悔やんでいましたが、
先日、ふと、“図書館にあるのでは?”と思い、予約して借りてきました。

書庫に保管されてあった『フェビアの初恋』、
絵が私のとは違っていましたが、同じ画家ということは分かりました。
(私の本の方が、かなり古かった…)

20110507 『フェビアの初恋』
オリヴィエ・プローティ(著)
村岡花子(訳)
新潮文庫

画家の名は、村上芳正さん。
調べたところ、「薔薇の鉄索~村上芳正の世界~」というHPが見つかりました。
(大正11年(1922~)5月11日生まれ。長崎県出身。別筆名「村上昴」)

<ギャラリー>には、少女雑誌の挿絵風から妖しい雰囲気の作品まであって、
<作品リスト>には、モンゴメリが5冊(新潮文庫)ありました。

ところで、文庫本で思い出しましたが、
昔の文庫本は、上(天)が切り揃えてなかったですよね。
それに、カバーも無かったような…岩波文庫は、パラフィン紙でしたね。

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浜岡原発

<浜岡原発>中部経済、夏に懸念 関西電力に支援要請

「浜岡原発の全原子炉停止が避けられない情勢になったことを受けて、
中部電力が電力を供給する愛知、静岡、三重、岐阜、長野の5県では
需要がピークを迎える夏場の電力供給に懸念が高まってきた。…」

というニュース…

もしそうなれば、少なからず影響が出ることになるのですから、
“困った!”と思うべきなのに、“良かった!”と思ってしまった…

人に話したら顰蹙を買うこと請け合いです。

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「若い人の絵本」シリーズ

『絵のない絵本』は、高校生の頃に買ったので、
当然絶版になっているだろうと思ったら、
意外にも、今も売られていました。

『絵のない絵本』は、童心社の「若い人の絵本」シリーズの中の一冊ですが、
数えてみたところ13冊買っていました。

20110505
右より
『足跡』矢沢 宰≪光る砂漠≫日記編 周郷 博/編  薗部 澄/写真
『光る砂漠』矢沢 宰詩集 周郷 博/編 薗部 澄/写真
『翼あるうた』≪日本女流詩集≫ 新川和江/編 掘 文子/装画
『たけくらべ』 樋口一葉 岩崎ちひろ/画 注釈と解説/村松定孝
『啄木のうた』 城 侑/編 川田 幹/装画
『小さな雪の町の物語』 杉みき子/文 佐藤忠良/画
『蓼科の花束』 中尾 彰/絵と随筆
『絵のない絵本』 アンデルセン 山室 静/訳 岩崎ちひろ/画
『星の童話集』 宮沢賢治(浜田台児/画 ≪解説≫郷尾青史)
『花の童話集』 宮沢賢治(岩崎ちひろ/画 ≪解説≫郷尾青史)
『雪の童話集』 宮沢賢治 佐藤昌美/画 ≪解説≫郷尾青史
『赤い蝋燭と人魚』 小川未明/作 いわさきちひろ/画
『わたしがちいさかったときに』 長田 新/編<原爆の子>他より 岩崎ちひろ/画

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最初の頃は、ビニールカバーで函入りだったのに、
途中から、紙のカバーのみに変わっている…
(昔は函入りの書籍が多く、文庫でも旺文社文庫は函付入でした。)

私は偶然見掛け気に入ったものだけを購入していたので、
同シリーズから、他にどんな本が出版されていたかは知りませんでしたが、
少なくとも、次の15冊はあるようです。

『愛の童話集』 (宮沢賢治 東 逸子/画)
『野ばら』―小川未明童話集― (茂田井武/画)
『こころのうた』 八木重吉、萩原朔太郎(初山 滋/画)
『愛かぎりなく』 ネクラーソフ/詩 谷 耕平/訳 岩崎ちひろ/画
『万葉のうた』万葉集より  大原富枝/文 岩崎ちひろ/画
『野の花は生きる』 いぬいとみこ/文  司 修/画
『わたしの花物語』 壺井 栄/文 深沢紅子/画
『わたしのギリシア神話』―エロースへの回帰― 富山妙子/絵と文
『サロルン・リムセ』―失われた故郷― 早船ちよ/文 林田恒夫/写真
『美しき津和野』 中尾 彰/絵と随筆
『海の記憶』 岡野薫子/文 須田 寿/画
『夢いろの曲り角で』 今江祥智/文 井出情児/写真
『月の光でさらさっしゃい』 津谷タズ子/文 西山三郎/画
『馬を洗って…』 加藤 多一/文 池田良二/版画
『いのちを描く』 田島征三/文・画

全部見てみたい…。

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藪の中…

2001年同時多発テロの首謀者とされる、
アルカイダのビンラディン容疑者が殺害されたという…

トップを殺せば解決するという考え方自体、間違っていると思うけれど、
狂喜乱舞するアメリカ人の単純さも信じられないです。

世界にはビンラディンを英雄とする民族もあり、当然報復が考えられるし、
彼が殺害されても、次なるリーダーが現れるのも当然でしょう。

それにしても謎だらけです。
ビンラディンが本当に首謀者なのか…?
それ以前に実在したかも疑問。

今まで捕まえられなかったのも疑問で、
遺体の写真が発表されていないことも怪しいし、
イスラムなのに水葬というのも不思議…?

湾岸戦争に陰謀説があるように、
9,11テロもアメリカの自作自演説があります。

ブッシュ一族とビンラディン一族の関係も有名で、
9,11テロ直後、密かにビンラディン一族を国外に逃がしたという。

CIAが本物と主張している2001年以降に発表された彼のビデオも偽物…?

疑い出したらキリがないけれども、あまりにも謎が多いです。

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迷惑な古着

少し前に、被災地への支援物資として送られた古着の記事を見ましたが、
古着の約8割は引き取り手がなく(中には変色した下着なども)、
廃棄処分するしかないのだそうです。

いるんですよね。
町内や学校のバザーでも、我が目を疑うようなものを出す人が。

もう絶対に着ないと分かっていても、
捨てられないまま溜まってしまった古着を、こことぞばかりに出す人が。
(衣類に限らず、色んなガラクタもです。)

はっきり言って迷惑なんですよ。
あなたにとっては愛着あるものなのでしょうが、他人にはゴミなのですよ。
着ていたかと思うと、気持ち悪くて、実際ゴミ以下なんですよ。

私も昔ありました。
持ち上げられないほどの大きなダンボール箱二つに詰められた古着を貰ったことが。
…正しくは、古着という名のゴミでした。

どちらにもベビー用衣類が詰まっていて、一応、全部チェックしたのですが、
3人兄弟が着古したものなので、原型を留めないほど伸び切っていて、
何色だったの?…何の柄だったの?…みたいなものばかりでした。

しかも、触るのも遠慮したくなるような、ひどい状態のオムツやオムツカバーも…
腹立たしいやら、情けないやらで、すべて捨ててしまいました。

迷惑というより屈辱的でしかなかったのですが、
その人に頼まれて届けてくれた人の手前、
お礼の電話をしないわけにはいきませんでした。

受話器の向こうからは、「押し入れが片付いて助かったわ」…
…その時の私の気持ちをお察しください。

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「すてきな看護婦さん」と「うわさの恋人」

今、スカパーが無料なので、LaLaTVの「アボンリーへの道」を録画して観ました。
(「すてきな看護婦さん」と「うわさの恋人」の2本)

アナログで観ていた時(NHK)と比べ、格段に美しい画質で感動しましたが、
CMが入っていたのが残念…

オープニングとエンディングがオリジナルになっていて、
吹き替えの声優さんの名前が出ないのですね…

「すてきな看護婦さん」には、
“現在にそぐわない表現がありますが……”の断り書きがあって、
タイトルも、「すてきな看護さん」に変わっていました。

今日観た2本では、レイチェル・リンドがメインの「すてきな看護婦さん」より、
マリラ・カスバートの「うわさの恋人」の方が好き。

私の性格がマリラに似ていて感情移入してしまうことと、
出番は僅かでも、ヘティ伯母さんも出てますからね。

でも、マリラ(コリーン・デューハースト)も、ヘティ・キング(ジャッキー・バロウズ)も
もう、この世にはいないかと思うと、時の無情を感じてしまいます…

それにしても、アボンリーって、台詞のほとんどが名言であり教訓ですよね。

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cool japan 和菓子~Japanese Sweets~

今回のテーマは「和菓子」。

取り上げられたのは主に生菓子(半生菓子)でしたが、
種類の多さ、素材の多さ、繊細な味と様々な食感、形や色彩の美しさ、
季節感、そしてヘルシー…スタジオの外国人は絶賛。

普段は特に意識していないのに、
“日本の食文化って奥が深くて素晴らしい…”と、嬉しくなりました。

外国人の8人が、お気に入りの「和菓子」を持参。

「三色団子」が好きというレンレンさんは、
“中国のお菓子は茶色ばかりで美しくない”と…
「三色団子」(花見団子)、レンレンさんのイメージ通りでした。

「生八つ橋」が2人いました。
(わたしは「生」じゃない八つ橋が好き。「生」なら餡無し。)

他に、「みたらし団子」「餡団子」「羊羹」「あんみつ」。
ロシアの男性が持っていたのは「薯蕷饅頭」だったのかしら…
(わたしは餡が入っていない「かるかん」がいいわ。)

「工芸菓子」は、技術の向上のため就業後に製作しているとのことでしたが、
「食べない」「売り物」でもないのに苦労して作ることが理解出来ないようでした。

日本の職人さんは一生が修行で、商売とは別ということなのでしょうね。

外国人にとって葛作りもクレージー…褒め言葉としてですが…
本物の和菓子は、外国では考えられない位、手間暇が掛かっていますから。

これからの季節には、蕨粉や寒天などの和菓子もいいですね。

「街のラフカディオ」では、和菓子に魅せられ、
京都の老舗和菓子店で和菓子職人の修行をしているドイツ人女性を紹介。
とても素敵な女性で感動しました。
一人前になるには12年…途中でくじけないで欲しいと思います。

「スーパーの和菓子」「甘味処」「工芸菓子」「葛粉」「和菓子職人」
鴻上さんが選んだベスト・オブ・クールは「和菓子職人」でした。

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