「カズオ・イシグロをさがして」
録画してあった「カズオ・イシグロをさがして」(ETV特集)を観ました。
なぜ今頃になってしまったといえば、暇が無かったこともありますが、
「カズオ・イシグロ」というイギリス人作家を知らなかったこともあります。
恥ずかしいことに…
ついでながら、
『わたしを離さないで』(Never Let Me Go)という映画の存在も知りませんでした。
(原作はカズオ・イシグロさんの小説。)
が、番組を観ていて驚いたのは、『日の名残り』(The Remains of the Day)
の原作者がカズオ・イシグロさんだったこと…
アンソニー・ホプキンス主演の『日の名残り』(1993)は、
私の好きな映画の一つなのに…
(エマ・トンプソン、クリストファー・リーヴ、ヒュー・グラントなども出演)
長崎市出身のカズオ・イシグロさん(石黒一雄 1954年1月8日~)は、
父親の仕事の都合で、5歳の時、家族と共に渡英し、
1983年にイギリス国籍を取得しましたが、
1989年には、『日の名残り』でブッカー賞を受賞されました。
イギリス国籍を取得したことについて、
“感傷的には日本人であり続けたいと感じていていても、
英国教育だけで育ち、日本語は話せず慣習も分からない。
もはや日本で暮らすことは出来ないだろう…”
と話されていました。
『わたしを離さないで』は、怖くて悲しいSF(?)ですが、
非現実的に思えますが、著者の話を聞くに従い、
恵まれた幼少期を送った子どもが、やがて味わうであろう現実にも思えました。
(イメージが『侍女の物語』に似ているような…)
『わたしを離さないで』を読みたい。
と思いましたが、考えることは皆同じらしく、
予約がとても多くて、図書館では当分借りられそうにありません。
我々は とても大切な人を 死によって失います
それでも 彼らの記憶を持ち続けることはできます
これこそが 「記憶」の持つ強力な要素だと思うのです
それは 死に対する慰めなのです
それは 誰でも奪うことができないものなのです
『わたしを離さないで』の「わたし」とは、
それぞれの人間が大切にしている人の「記憶」かも…
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