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2011年4月

『絵のない絵本』

20110430 『絵のない絵本』
作/アンデルセン
訳/山室 静 画/岩崎ちひろ
童心社「若い人の絵本シリーズ」(1966)

山室 静さん訳の『絵のない絵本』は、
高校生の頃に立ち寄った書店で平積みされていのですが、
装幀の美しさにドキドキしたことを覚えています。
(わたしは書店の前を素通り出来ないタイプで…)

「マッチ売りの少女」、「人魚姫」、「赤い靴」、
アンデルセンの童話って、悲しい結末のものが多いですよね。

『絵のない絵本』にしても、ほとんどが悲しいお話なのです。
「悲しい」というより、「空しい」「はかない」かな…

この本は「若い人の絵本」シリーズの一冊なので、
小学生向きではないのでしょうね。

でも、叙情的で、とても美しい表現です。
(小学生には、福音館の『絵のない絵本』がお薦めです。)

訳者によって、こうも印象が変わるとはね…
言葉の力は大きいです。

勿論、わたしは山室 静さんですよ。

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(右)『絵のない絵本』(「若い人の絵本」) 童心社
(左)『絵のない絵本』≪愛蔵版≫(アンデルセンの童話4)
   訳/大塚勇三 画/I・S・オルセン 福音館書店

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『あの路』

20110429 『あの路』
山本けんぞう・文
いせ ひでこ・絵
平凡社

katarohinaさんが教えてくれた『あの路』。

図書館からの「用意が出来ました」のメールは、
とっくに届いていたのに、行く元気がなくて…
歩いて行ける距離なのに。

きのう、気力を振り絞って図書館まで行ってきました。
でもきのうは心が疲れていて、絵だけを眺めていただけでした。

自然で優しい色調の水彩画で、
余白の使い方や、背景などのぼかしとにじみの手法が、
ちひろさんの絵に似ている気がしました。

ぽっかり空いた穴を埋めてくれる「なにか」…
その「なにか」が無いと、乗り越えるのは難しい。

……
大丈夫さ。
目をつむれば、あの路がある。

……
katarohinaさん、いつもありがとう…。

(michi→ミチ)

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日曜美術館

「日曜美術館」は昔から好きな番組で、忘れない限り録画しては観ているのですが、
司会者が、4月から、千住明さんと森田美由紀さんに交代したせいか、
録画しても、以前ほど観たい気持ちが湧かないのですよね…

この番組は30年以上も続いているので、司会者も随分変わりましたが、
一番好感持てたのは、姜尚中(カン・サンジュン)さんと中條誠子さんでした。

姜尚中さん中條誠子さんとも、控え目で落ち着いた感じで、声も私の好みでした。
(はなさんと中根基世さんの女性コンビも好きでしたが。)

「日曜美術館」に限らず、こういう類のNHKの番組で気になるのは、
「○○で最も有名な作品の一つです」と言うフレーズと、
「○○だったのかもしれません」の亡き作者に代わって語る主観的な解説です。

作品そっちのけで、ゲスト解説者の顔ばかり映していることも不満…

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自粛から一転

「東日本大震災」の被災地に配慮して、
中止することになっていた第58回「安倍川花火大会」が、
一転して、予定通り開催されることに決定しました。
(予想通り…)

「経済の活性化」「被災地の復興支援のため」などの理由から、
市民から開催要望が多数寄せられたそうです。

「安倍川花火大会」は、
静岡大空襲の犠牲者供養のために始まった夏の風物詩です。

毎年楽しみにしている人たちは、きっと大喜びしていることでしょうね。

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『回想の山道』

20110422 『回想の山道』
~私の山行ノートから~
不破哲三/著
山と溪谷社(1993)

18年前に渡せなかったこの本、
永遠に渡せなくなってしまいました。

墓前に…ご両親に…妹さんに…とも思いましたが、
今もわたしが預かっていて、時々開いては、
遙か昔の楽しかった山行を思い出しています。

わたしがこの世から居なくなった時は…?
それは考えないことに…

<目次>
第一章 私のふみあと
     奥多摩と白馬岳――若いころの“山歴”
     二十年の空白
     八ヶ岳――散策から登山へ
     丹沢の麓に山荘を建てる
     山の楽しみを追って
第二章 秋の山行――丹沢・蛭ガ岳
第三章 夏の山行記     
     南八ガ岳――晩夏の縦走記
     権現岳――八ガ岳最後の峰に挑戦
     妙高山――ガスと雨のなかを登る
     第四章 「丹沢十山」を歩き終えて
第五章 甲斐の山々
第六章 南アルプス山行記
     仙丈ガ岳――三○○○メートルの迫力
     北岳――南ア最高峰に登る     
     鳳凰三山――花と眺望の山旅
     白峰三山――展望と花と歴史と
     荒川三山・赤石岳初縦走――終わり晴れれば雨もよし
第七章 私の正月登山――富士をめぐって
   あとがき
   初出誌一覧

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夢の中で生きている…

もう二度と、会うことは出来ない…
話すことも、もう二度と出来ない…

そう思うと、つらくて苦しくて、一月くらい泣いてばかりいました。

何を見ても思い出してしまう、何をしていても思い出してしまう、
食事中も、雑用をしている間も、涙は止まりませんでした。

わたしは、今なぜここにいるの…?
いつの間に、こんな歳になってしまったの…?

わたしの青春は終わっってしまった。と、その時感じました。

あの世が信じられる人が羨まいい。と、心から思いました。

もしかしたら、あるのかも知れない…
と考え、死ぬのは怖くないと、初めて思いました。

「碌山美術館へ行こう」と言われたのに、わたしのせいで実現しなかった…
あげるつもりで買った本も、わたしの手元に残ったまま…
泣き過ぎて出来てしまった目の下の隈は、消えませんでした。

……
二度と会えないはずなのに、時々そっと会いに来てくれる…
あれからもう十八年の月日が経ってしまったというのに…

いつも夢の中のわたしは、
“…生きていたのね…あ~よかった!…”と、心から喜んで…
でも、目覚めた時の空しさと言ったら…

お願い、
夢の中でもいいから、時々会いに来てね。
本当は、睡眠中も忘れていない私の方が会いに行っているのだけど…

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キャッシュカード…続き

家族に話すと、
“そんなに意固地にならなくても、1,050円払って作ればいいのに…”
と言われましたが、お金の問題じゃない…

“…再発行でもないのに、お金を払ってカードを作るのが悔しいなら、
新たに口座を作れば…?
無料でカードを作ってくれるから、少しずつ移動させればいい…”

はい、そうします。
でも同じところで作ったら、喧嘩を売ってるみたいですよね…
徒歩で行ける範囲に金融機関なら何ヶ所かあるので、
他所で作ることにします。

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キャッシュカード

両親の預貯金の出し入れで苦労したことから、
うちにも、キャッシュカードを作ってない通帳がいくつかあったことを思い出しました。

入院や事故などで、名義人が自分で出し入れ出来なくなった時のために、
カードを作っておこうと思いたち金融機関に問い合わせると、
年月が経っていても、一枚目は無料で出来るとのことでした。

取り敢えず、二通分作ろうと思って、手続きして貰ったのですが、
暗証番号を決めたり、カードのデザインを選んだりしてから、
かなり待ったのち、名前を呼ばれたので窓口へ行くと、
「再発行なので一枚につき1,050円頂きます」と言うではないの…

口座を作ろうとした時、周りから「キャッシュカードは危険」と言われ、
私も、“カードが無くても、ATMで入金は出来るし、
下ろすのは窓口ですればいいのだから…”と思ってカードは作らなかったのです。

「再発行じゃないですよ。初めてですから…確信を持って言えます」と何度言っても、
「でも、こちらの記録では発行していますので…」の一点張り…

いつもの私なら、「そうですか…」と負けてしまうのですが、
“再発行じゃないのに…私は絶対に忘れていないのに…”と悔しくて、
「一応探してみますから(不本意でした!)、ひとまず取り消しにしてください」と伝えると、
しばらく上司と相談してからOKとなりましたが、後味は悪かったです。

「コンピューターだから間違いない」と、なぜ断言出来るの…?
入力しているのは人間でしょ…!!

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cool japan ~お化粧(Makeup)~

「お化粧」がテーマ…

「日本人の女性はお化粧してないとコンビニへも行けない」
「電車の中でもお化粧している」
「眉を整えてない男性は女性にもてない」

“信じられない”と言う外国人たちでしたが、
肌、唇、爪を塗るのが嫌いな私にとっても、信じられないことです。
(「化粧筆」というものも一度も持ったことがありません。)

「化粧品アドバイスサービス」「男性化粧」「化粧筆」「リハビリメイク」の中で、
ベスト・オブ・クールに選ばれたのは「化粧筆」。

化粧筆は日本の職人魂が作った素晴らしい品ではありますが、
私としては「リハビりメイク」が選ばれて欲しかった…

気のせいか、外国人皆さんの表情は微妙でした。

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『赤毛のアンの宝石箱』

20110416 『赤毛のアンの宝石箱』
(The ANNE of GREEN GABLES TREASURY)
著/キャロリン・ストム・コリンズ&クリスティーナ・ワイス・エリクソン
訳/清水奈緒子 金の星社 (1993/6)

<目次> 
1章 L.M.モンゴメリと赤毛のアン・シリーズ
2章 アンの世界
3章 同時代年表
4章 学校生活と特別な日
5章 お茶の時間
6章 手作りの小物
7章 アンのファッション
8章 アンの庭

**********************

“鬱々とした気分を紛らわせてくれるような本はないかしら…?”

昔、友人に借りた『赤毛のアンの宝石箱』を思い出し、
図書館から借りてきました。

どのページを開いても、美しいロマンティックな絵が…
文章も多く「かつての乙女」でさえも、返したくなくなるような一冊です。

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アヴォンリーやグリーン・ゲイブルス周辺の地図、グリーン・ゲイブルスの間取り、
アンの系図と年表、アンのファッション、名言集、四季の花々、などのほかに、
お料理やお菓子のレシピ、小物の作り方(ポプリ、香り袋、ポプリの枕、エプロン、
赤ちゃんのボンネット、押し花のカード&しおり)なども載っています。

訳者の清水奈緒子さんは、児童書を中心とした翻訳家で、
『テレビ版・アボンリーへの道』の著者でもあります。

また地元では、児童文学作家の父・清水達也さんが館長の「遊本館」
~大人のための子どもの本の資料館~のスタッフもされています。

「遊本館(ゆうほんかん)」は、比較的近いので何度かお邪魔しましたが、
清水さんご夫妻も優しくて、とても落ち着ける素敵な場所でした。

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『仮面の国』

20110415
『仮面の国』 柳 美里(ユウ ミリ)/著 新潮社

先日、図書館から借りてきた『仮面の国』、
いかにもタイムリーなタイトルに思えますが、
『新潮45』で1997年5月号~12月号、1998年2月号~4月号に連載された
柳 美里さんの言論エッセイをまとめて1998年4月に刊行されたものです。

右翼を名乗る男性からの脅迫が切っ掛けで始まった誌上バトル、
「左」でも「右」でもない著者だからこそ言える日本論でした。
(私は「やや右」に思えますが…)

小林よしのりさん、村上龍さんなどの表現者や精神心理学者に対する批判、
従軍慰安婦問題、神戸の殺人事件などの少年犯罪、地下鉄サリン事件など、
当時の事件について怒濤のごとく綴られていますが、
反論対象の文章が示されていないために、私には分かり難い点もありました。

「事件は時代を映す」、リアルタイムで読んでこそ意味があるのでしょうが、
10年以上経った今ても、興味深く読むことが出来る内容でした。

…でも、正直疲れました。

<目次>
第一章 仮面の国
第二章 攻撃すべきは、あの者たちの神だ
第三章 正義とは悪魔が被る仮面にて
第四章 「人情」に呪縛された「透明な家族」
第五章 ふたたび言う、出でよA少年の父
第六章 なぜ人を殺してはいけないのか
第七章 「絶対零度の狂気」持つ少年たち
第八章 歴史の目的は人間精神の探究にあり
第九章 伊丹十三氏の自殺と家族の再生
第十章 はっきり言う、生徒に「人権」はない
第十一章 「仮面の国」に贈る最後の「異論」
あとがき

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自粛

大震災から1ヶ月以上が経った今日も余震がありました。
被災地の方々は不安な毎日を送られていることでしょう。

喪に服しているかのように、各地のイベントが中止となっていますが、
町内会のリクレーションはともかく、観光地のイベントまで「自粛」することは、
復興の妨げにはならないのでしょうか?

あれ程の大災害に見舞われたのだから、自分たちだけが楽しんだら申し訳ないし、
心から楽しむことも出来ない。同じ国民として悲しみを分かち合うのは当然だ。
と考えるのが日本人なら、「喪に服す」というより、
世間の目を気にして「右へ倣え」するのも日本人です。

被災された人たちにとって義援金や救援物資も有り難いでしょうが、
一日も早く復興し、元の生活に戻ることの方を切望している気がします。

観光客に大いにお金を使って貰って、収益の一部を義援金にするとか…
阪神淡路大震災の教訓を生かされていないのが残念です。

頻繁に流れるCMについても、「白々しくて押しつけがましい」と感じる人もいるとか。
私も「買い占めはやめよう」や「無駄な電気は消そう」には納得しますが、
「それ、本当に必要ですか?」とか「必要がないのに買うのはやめよう」には疑問です。

静岡県内のイベント中止(自粛)情報はこちら

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緑の羽根

小さかった頃から、毎年強制的に協力させられている募金の数々、
新年度早々、「緑の羽根」が回覧板で回されました。

(「緑の羽根」にしろ「赤い羽根」にしろ「歳末助け合い募金」にしろ、
各代金(?)「一律100円也」は、うむを言わさず町費から支払われています。)

「赤い羽根」は、いつの頃からか「羽根のイラストが描かれた小さなシール」ですが、
「緑の羽根」は今も本物の羽根…でも、針ではなくシールなのです。
(数年前、シールさえ付いてなかったことがあって…)

これでは、服(布地)に付けても、すぐ取れてしまうと思いますが…?
と言っても、政治家でもニューズキャスターでもない人が、付けるのでしょうか…?

回覧板で「一本ずつお取りください」と書いて回しても、取るのは三分の一以下、
私も、毎年取らずに回していますから。

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(我が家は回覧の最後…残りは廃棄…無駄です。)

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さくら

桜の季節もそろそろ終わりです。

日本中が喪中となっってしまった今年、
桜を楽しむ気分にはなれませんが、
人が植えた桜の木、人が見てあげないと…

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↑拡大して見てくださいね…(*^-^)

 

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「みんな元気に! 復活スペシャル」

「ウルルンのスペシャル、あるよ!」と知らされ録画。
観ました。3回に分けてですが。

番組が終了して2年半も経つので、「もう感動しないかも」とも思いましたが、
やっぱり素晴らしい番組でした。

司会は佐藤隆太さんと倉科カナさん。
それに、ご意見番として徳光和夫さんも。

ゲストは、津川雅彦さん(石坂浩二さんの方が良かった)と堀北真希さん。
ナレーターは下條アトムさん。当然です。

まずは「再会ウルルン」から。

向井 理さんが、カンボジアの家族と4年ぶりの再会をはたしました。
ホームステイ先のビンさん一家のことも、
地雷を撤去しながら畑を開墾したことも覚えていましたが、
向井 理さんの記憶はおぼろげで…

井戸掘りが成功し「夢が叶った」と言ったお父さん、
ですが、厳しい環境で生きていく人にとっては、
「頼もしい息子の存在」こそが一番の夢のようにも思えましたが…

カンボジアに限りませんが、地雷のことを思うと、
やり場のない怒りと深い悲しみに襲われます。

Wikipediaによれば
「…いまだに、7000万個とも1億個とも言われる対人地雷が埋設している…」

続いて、「ウルルン」が最初の仕事という新人の堀井新太さんが
パブアニューギニア、フリ族の生活を体験。

ホームステイ先のおばあさんの優しさやお父さんの厳しさ、
この番組を観ていると、外見や言葉、文化、風習が違っても、
人の心は、世界中変わらないことに気付かされます。

「ウルルンに出たかった」という内山理名さんは
セルビア、コヴァチツァ村の農家の暮らしを体験しました。

猛烈な臭いの干し草と牛糞の肥料、生きたままも鶏の頭を切り落としたり…
可愛らしい民族衣装や素朴な生活に憧れてはいても、
自給自足の生活は、今の日本人には難しいかもしれません。

私は見ている番組が偏っているせいか、向井 理さんのことを知りませんでした。
名前も顔も。完全に取り残されている…
でも、(ドラマでは観てなくても)内山理名さんのことは、何となく知っていました。

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cool japan ~クール・オブ・クール2010

「COOL JAPAN」も6年目を迎えたのですね。早いものです。

今回は、2010年度に選ばれた「ベスト・オブ・クール」の中から、
「クール・オブ・クール2010」を決定。「電子オルガン」でした。

いつも思うのですが、これ、鴻上さんが独断で決めているのでしょうか?
(私なら「エコハウス」ですが…)

2010年度の「ベスト・オブ・クール」は次の通り。
「新食間おかき」「接客のしぐさ」「麺」「奈良の鹿」「飲み物」「文化祭」「コンビニの端末機」
「オーダーメイド枕」「胃カメラ」「地下足袋」「炊飯器」「エコハウス」「こんにゃく」
「電子オルガン」「調理パン」「雑学大学」「直島」「浮世絵」「オノマトペ(擬音語)」
「ウスターソース」「機能性下着」「種類豊富なステージ」「画像認識センサー」
「花のイベント」「音で怖がらせるアトラクション」

…1年間で25、再放送が多い番組だから…

また、外国人が母国に持ち帰ったものも紹介しましたが、
緑茶、スリッパ、歩数計、女性用電気カミソリ、虫除けリングなどでした。

「COOLJAPAN」が国際放送とは知っていましたが、
約120もの国と地域で放送していると聞き驚き…
海外の番組ファン(日本オタク?)のコメントも紹介してました。

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『ものがたり ヘレン・ケラー』

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児童伝記全集『ものがたり ヘレン・ケラー』 徳永寿美子/著
沢田重隆/装画 松田文雄/カバー絵・口絵・さしえ
偕成社 (S34/6/25 200円)

        **************************

昨日、書棚を整理していて見つけた『ものがたりヘレン・ケラー』は、
わたしの手元にある本の中で、唯一、親に買って貰った本です。

家族全員が出掛けることになった時、一人で留守番役の私が退屈しないようにと、
母が、近くの本屋さんから買ってきてくれた本でした。

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手に取るのにも躊躇するほど変色し、誰が見てもゴミでしかない代物ですが、
捨ててしまう気にはなれなくて…

わたしにとっても、特別大切なものという訳でもないのに。

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「名著復刻 日本児童文学館」の解説書

児童書が置いてある書棚で探しものをしていたら、
「名著復刻 日本児童文学館」(ほるぷ出版)の「解説書」を偶然見つけました。

この解説書、以前、探した時に見つからなかったから、
処分してしまったと思って、とても後悔していたのです。

ただ、保存状態が悪く、茶色に変色していました。
戸棚といっても、普通のガラス戸では駄目ですね。UVカットじゃないと。

でも嬉しい!
無くしたお財布が、数年ぶりに見つかった気分です。

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(A5サイズ 217頁 S49/2/6)

そういえば、子どもの頃使っていた本箱には、
ガラスの内側に、紺色の厚地ベンベルグのカーテン(?)が付いていました。
…カーテン付けなくては…

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7日ぶり…

3月11日の大震災、その直後の人災福島原発事故…
そのショックとは別に、わたしの身にも辛い出来事が降り懸かってきて、
悲しみが小さな器からあふれ出てしまいました。

縫いかけの布もそのまま放り出し、
図書館から借りてきてあった何冊かの本も、開かないで返却…

気力を振り絞ってパソコンを開いても、
ほんの少しのブログさせも書けないまま、4月も7日となっていました。

こんな時こそ「アボンリーへの道」(Road to Avonlea)の美しい世界に浸って、
一時的でも現実から解放されたい…と思うのだけど…

セーラたちが子どもだった初期の頃は、感動的なストーリーに惹かれただけでなく、
美しいカナダの風景や、アンティークなインテリア、衣装、アクセサリー等にも
目が奪われていましたが、年甲斐もなく、本格的に虜となってしまったのは、
子役たちが成長した第4シリーズ辺りから…

残念ながらセーラの出番は激減しましたが、
フェリシティとガスの恋の行方が気になって…

20110407
(「第2話「ストーリーガール誕生」より)

lalaTVの「アボンリーへの道」は10日からですね。
週一回のようですが、最終回まで放送するのでしょうか?
もし放送するとしたなら、2年近く掛かってしまいますよね。
(わたしは観られませんが)

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lalaTV「アボンリーへの道」放送予定

第1回「プリンス・エドワード島へ」
  2011/04/10 (日) 24:00~25:00
  2011/04/14 (木) 26:00~27:00
  2011/04/15 (金) 12:00~13:00
  2011/04/15 (金) 21:00~22:00
  2011/04/17 (日) 23:00~24:00
  2011/04/21 (木) 25:00~26:00
  2011/04/22 (金) 11:00~12:00

第2回「ストーリーガール誕生」
  2011/04/17 (日) 24:00~25:00
  2011/04/21 (木) 26:00~27:00
  2011/04/22 (金) 12:00~13:00
  2011/04/22 (金) 21:00~22:00
  2011/04/24 (日) 23:00~24:00
  2011/04/28 (木) 25:00~26:00
  2011/04/29 (金) 11:00~12:00

第3回「すてきな看護師さん」
  2011/04/24 (日) 24:00~25:00
  2011/04/28 (木) 26:00~27:00
  2011/04/29 (金) 12:00~13:00
  2011/04/29 (金) 21:00~22:00

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