『イカと醤油』
つぶやきシローさんの『イカと醤油』を読みました。
初めて芸能人の本を読みましたが、
意外にも(…と言っては失礼ですが)、感動してしまいました。
“こんな父親いるわけない。こんな5歳児もいないでしょ。
…いえ、いるかもしれない…事実は小説よりも奇なりと言うし…
現実には、もっとヒドイ父親は、いくらでもいるような気がします。
父親の行動パターンは、まるで漫画か、落語の世界みたいで、
現実には有り得ないと思えるのに、
予想を裏切るような(予想通りの場合も)オチがつくので、
腹が立つどころか、笑て…
そして最後は、お約束通りの「お涙頂戴(いい意味で)」…
しっかり泣かせて貰いました。
愛はお金では買えない。
傍目には駄目人間な父親でも、息子にとってはこの世で一番大好きな人。
この物語はファンタジーの世界に思えました。
比喩や修飾語が多くて、読み難い箇所も無きにしも非ずでしたが、
さすが心理学を専攻した芸人さんらしく、笑える中に心理描写が上手いです。
それから、装幀も素敵!
ところで、本の帯には、
“twitterフォロワー数37万人、日本人第6位!
(1位 オノ・ヨーコ、2位 鳩山由紀夫、3位 孫正義…)
いま、俄然注目を集める「地味な天才」 つぶやきシロー、初小説!”
とありました。
私は登録していないので、フォロワーとはいえませんが、
twitterで、唯一、毎日覗き見しているが、shiro,tsubuyaki なんですよね。
ユーモラスなあるあるネタに、毎回、ついクスッとしています…(*^-^)
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