『サウンド・オブ・ミュージックの世界』~トラップ一家の歩んだ道~
『サウンド・オブ・ミュージックの世界』~トラップ一家の歩んだ道~
文/ウイリアム・T・アンダーソン 構成・訳・文/谷口由美子
写真/デイヴィッド・ウェイド
(求龍堂グラフィックス) 1995年発行
「サウンド・オブ・ミュージック」繋がりで、この本を借りてきました。
(しつこかったかしら…)
求龍堂グラフィックスシリーズには、「赤毛のアン」「大草原の小さな家」
「ピーターラビット」「若草物語」「不思議な国のアリス」「ピーターパン」等々、
色々ありますが、どれも美しい写真が満載でヒーリング効果抜群、
何度も同じ本を借りてきては、心の洗濯をしいます。
いつも写真にばかり目が行ってしまって、あまり文は読まない私、
でも今回は、隅々までしっかり読みました。
トラップ家の7人姉弟の母親で、ゲオルクの最初の妻のことから、
マリア・クチェラの幼少時代のこと、活動の記録、日常の様子、
映画やブロードウェイミュージカルのこと、一家のその後、
ヴァーモント州ストウの「トラップ・ファミリー・ロッジ」のガイドまで書かれてあり、
『サウンド・オブ・ミュージック』ファンにはお勧めの一冊です。
そして一家が、『菩提樹』や『サウンド・オブ・ミュージック』(舞台・映画)での
トラップ男爵(大佐)に不満だったことが理解出来ました。
たとえどんなに素晴らしく描かれていようといも、
身近な人にとっては違和感を覚えるものなのでしょうが、
特に、クリストファー・プラマーのトラップ大佐は、あまりに違い過ぎました。
(『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ屋敷は「フローンブルク城」。)
ゲオルク・フォン・トラップ男爵 (1880~1947)
アガーテ・ホワイトヘッド (1890~1922)…最初の妻
マリア・アウグスタ・クチェラ (1905~1987)
<ゲオルク&アガーテ夫妻(1911年結婚)の子どもたち>
長男 ルーペルト (1911~1992)
1947年結婚(アンリエット・ラジョワ) 子ども6人、再婚(ジャニス・タイア)
長女 アガーテ (1913~)
次女 マリア (1914~)
次男 ヴェルナー (1915~)
1948年結婚(エリカ・クランパウアー) 子ども6人
三女 ヘートヴィック (1917~1972)
四女 ヨハンナ (1919~1994)
1948年結婚(エルンスト・ヴィンター) 子ども7人
五女 マルティナ (1921~1951)
1949年結婚(ジャン・デュピル) 子ども1人
<ゲオルク&マリア夫妻(1927年11月26日結婚)の子どもたち>
六女 ローズマリー (1929~)
七女 エレオノーレ (1931~)
1954年結婚(ヒュー・キャンベル) 子ども7人
三男 ヨハネス (1939~)
1969年結婚(リン・ピーターソン) 子ども2人
フランツ・ヴァスナー神父 (1905~1992) 一家と行動を共にした神父
(マリア・フォン・トラップ(母)は、1976年に来日されていました。)
| 固定リンク
「* 本」カテゴリの記事
- 『早春物語』(赤川次郎・著)(2014.11.06)
- 『すらすら読める枕草子』…2(2014.10.14)
- 『すらすら読める枕草子』 (2014.10.07)
- 「花子とアン」と「アンのゆりかご」(2014.09.14)
- 「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」(2014.04.30)
最近のコメント