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朝鮮の一家

姜尚中さんの本を読んでいたら、ある一家のことが浮かびました。

私が小さかった頃、近所に朝鮮の一家が住んでいました。

私には、一家の家族構成は詳しく知りませんが、
姉弟が多くて、少なくとも5人はいたと思います。

長女は結婚していて、私より年下の子どもが数人、
末弟は、私より5歳位年上でした。

日本名を使っていて、知らなければ日本人そのものでしたが、
親世代には訛りがあり、特に、主の妻は日本語がほとんど話せず、
いつも白っぽいチマチョゴリ姿でした。

私の家の近所にルーテル教会があって、
外国人の宣教師一家のとこは、アメリカ人と言っていましたが、
(実際にアメリカ人だったのかは分かりませんが。)
朝鮮の一家とは、近所の誰もが固有名詞で呼び合い、
差別もなく、普通に近所付き合いをしていたと思います。

とは言っても、幼かった私には、本当のところは分かる筈ありませんが、
たとえ近所とは上手くいっていたとしても、
職業選択上での差別は当然あったと思われます。

当時多分50歳前後だった世帯主は、長身で二枚目の素敵な紳士で、
私の母も「優しいおじさんだった」と言っていましたが、
仕事は日本人がやりたがらないような仕事をやるしか無かったらしく、
勉強が出来たという子ども達も、みな中卒で働いていたようでした。

一時期、長女が「駄菓子屋」をやっていて、
近所の子ども達の社交の場となっていましたが、
大した儲けも無かったのでしょう、じき別の商売を始め、
それもすぐやめていまい、そのうちに引っ越ししてしまいました。

男性たちは長身で、女性たちは切れ長で美白だったあの一家、
あの朝鮮の人たちは、今も日本にいるのか気に掛かります。

(当時「韓国」という認識がなかったので、本当の国籍は分かりません。)

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