『菩提樹』
録画しておいた『菩提樹』(Die Trapp-Familie 1956年)を見ました。
原作はマリア・フォン・トラップの自伝「トラップ・ファミリー合唱団物語」で、
『サウンド・オブ・ミュージック』以前に映画化された西ドイツの作品です。
『菩提樹』は、一家がアメリカへ亡命するまでが描かれていますが、
ミュージカルの『サウンド・オブ・ミュージック』より現実的なのは想像通り。
マリア役の女優さん(ルート・ロイヴェリク)はとても美しく、
親しみやすいジュリー・アンドリュースに負けず劣らず魅力的でしたが、
(でも私はジュリー・アンドリュースのほうが好み。)
トラップ男爵は優しそうではありましたが、その分、貫禄に欠け、
私は、クリストファー・プラマーのトラップ大佐の方に軍配を上げたいです。
「ドレミの歌」「エーデルワイス」が聴けない代わりに、
賛美歌やシューベルトなどの美しい歌声も聴けましたが、
童謡の「ちょうちょ」も歌っていてビックリ…
「ちょうちょ」は、明治初期の唱歌とは知りつつも、
今まで深く考えたことも無かったのですが、
明治初期には、日本生まれの唱歌は無かったと、納得しました。
どこかの国とを「パクリだ!」と目くじらを立てたりしても、
日本だって、明治時代どころか、少し前まではやっていたのですから。
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コメント
mittleさんへ
原作は遙か昔に読みましたよ(笑)
探したのですが、処分したらしく見つからなかったわ…確か、三笠書房だったと思います。
『サウンド~』は事実とはあまりに違っていたために、ファミリーは不満だったようですが、
ミュージカルに、リアリティは似合わないかもしれませんね。
mittleさん、なんでもよくご存知ですね。
『小さなハンス』、こちらにありました。
www.geocities.jp/ezokashi/d_haenschenklein.html
投稿: Michi | 2011年1月16日 (日) 13:38
原作も映画化されているのですね!!
ぜひ見てみたいです。
実際は『サウンド〜』よりも、過酷な日々だったと、インターネットで読みました。
原作も読もうかと思います。
『ちょうちょ』は、小学生のとき『小さなハンス』という題名で習いました☆
それがもともとだったのかしら。
投稿: mittle | 2011年1月16日 (日) 10:04