「99歳の詩人」
2010年最後の日、ある人から優しさと勇気を貰うことが出来ました。
私の見るテレビ番組は限られていて、交友関係もごくわずかなので、
今まで知らなかったのですが、「99歳の詩人 心を救う言葉」という番組で、
現在99歳の詩人、柴田トヨさんを知ったのです。
息子さんの薦めで、90歳を過ぎてから詩作を始めたとのことですが、
紹介された詩(15前後)は、どれも優しさが溢れていて、
八木重吉や矢沢宰の詩を思い出してしまいました。
柴田トヨさんの詩集「くじけないで」、是非読みたいです。
「貯金」
私ね
人から
やさしさを貰ったら
心に貯金をしておくの
さびしくなった時は
それを引き出して
元気になる
あなたも 今から
積んでおきなさい
年金より
いいわよ
「先生に」
私をおばあちゃん
と呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9は幾つ?」
そんな
バカな質問も
しないでほしい
「柴田さん
西条八十の詩は
好きですか?
小泉内閣を
どう思います?」
こんな質問なら
うれしいわ
「先生に」は、私が一番印象に残った詩です。同感です。
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2010年も、あと僅か…
今年も、ブログを始めていなければ出会うこともなかった方々から、
温かなコメントを頂きました。
また、コメントは無くても、毎日必ず訪れてくれる方々の存在にも励まされ、
充実した一年を過ごすことが出来ましたことを心から感謝しています。
どうもありがとうございました。そして来年も忘れないでね。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。
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