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『私を劇的に変えた“日本の美風”』

20101120
『私を劇的に変えた“日本の美風”』
呉 善花(お・そんふぁ)/著 (李白社)

呉 善花さんの最近の著書と思って借りたのですが、
この10年間に雑誌や新聞等に発表した評論のうち、
単行本に未収録だったエッセイをまとめたものでした。

呉さんは言います。
「韓国人も外国人」と…

欧米やアフリカの国の人だったなら、文化や価値観の違いも
最初から違って当然と思い、理解しようとするのに、
中国人もそうですが、日本人と韓国人は外見がよく似ているので、
文化の違いを知れば知る程、嫌悪感を感じてしまうようなのです。

ところで私は、「竹島問題」についての呉善花さんの考えを知りたい。
書いているのでしょうが、まだ読んだことがないので…。

<目次>↓

<目次>

はじめに

第一章 日本の心性が私の心を痛撃した

     感動した滝の露天風呂に「生の文化」を感じた!!
     悲しみをこらえるのはなぜ?
     一生が修行という考え
     お坊さまのように生きる
     日本人への不信感が一気に消えたとき
     お国柄ならではの表現「痴漢問題」
     フランス人家庭での和食晩餐会
     和風ベランダガーデニングの楽しさ
     我が家の窓の外は蜃気楼
     新しいもてなしの精神
     日・韓チャンポン正月を過ごす
     アズキを用いる儀礼習俗

第二章 埋められない日韓「精神」文化の隔たり

     なぜ食事の儀礼作法が正反対!?
     夫婦別姓の父系血縁家族主義
     朝鮮の民芸への日本人の美意識
     天帝の息子と神々の子孫
     海洋国家と半島国家
     かくも異なる日・韓のビジネス・マインド
     「お陰さまで」という言葉の意味
     李三平を祀った人々の精神世界
     形式美のなかにある自然のリズム
     「風」は風流?それとも「浮気」?
     韓流ブームなのに日流ブームはない?
     日本庭園を見て意識が混乱した私
     韓国女性の日本茶ブーム
     目からウロコの柳田國男「食物と心臓」
     韓国人にとっての「二年目からの日本体験」
     フジヤマ・ゲイシャへの誤解
     花のある芸者の条件
     「上品」と「信頼感」をモットーとする銀座のクラブ
     「いきな遊び」の伝統
     W杯目前に国際問題化しはじめた韓国の犬食文化
     韓国の犬食は日常食ではない

第三章 日韓併合百年。日韓近現代の分岐点

     漢字を訓読みする日本人としない韓国
     福沢諭吉のやさしさ
     李舜臣と東郷平八郎
     朝鮮維新はなぜ幻に?
     近代以前の済州島と日本の交流
     二十余年かけた大著・金石範『火山島』
     私の青春の一冊・李光沫『土』
     かつてアジア諸国の鏡とされた日本
     日本人もまた日本を学びたい

第四章 環境、捕鯨問題で世界に発信すべきこと

     世界一安全な社会が危機にさらさられている
     共同社会が壊れ始めている
     たとえば捕鯨問題についてのグリーンピースジャパンの考え方
     日本のクジラ事情をめぐる欧米との行き違い
     日本人の自然感覚
     自然保護が倫理的に主張されるのはなぜか
     罰点主義では未来は開けない
     神社は共同社会再来の拠点となれるか
     「住」道楽の時代の幕開け
     女の第三期ライフステージは光の味
     東洋的な自然観と環境問題
     いざというときの覚悟
     どこの国よりも高い理想をもとう

     呉善花評論集/初出一覧

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