『昭和こども図鑑』
『昭和こども図鑑』
~20年代、30年代、40年代の昭和のこども誌~
文/奥茂 達 絵/たなか はるみ
ポプラ社
各ページに描かれている懐かしの絵に癒されながらも、
「これは戦前じゃないの?それとも戦前?」
一口に昭和と言っても、やっぱり昭和は長い。
著者が戦前生まれだからでしょうか、随分私の記憶とは違うようでした。
たとえば下駄を履いた子どもの絵や、坊主頭の男の子の絵。
幼稚園の頃には、ビニールのつっかけサンダルを履いていたし、
小学生の頃も中学生の頃も、丸刈りの男子はほとんどいなかった…
修理屋さんも見たことがない…
戦前生まれの著者ですが、家事に関しては思い違いも(男性故?)あって、
たとえば、膝当てなどの「継ぎ」のことを「パッチワーク」と言ったり、
(どちらかと言えば「アップリケ」)
洗い張りを、「リサイクル」と言ったり、(というより「クリーニング」)。
その他にも色々ありましたが、重箱の隅的になるので…
結局、昭和に一番詳しいのは、大正生まれの人たちなのでしょうね。
「子どもに伝えたい懐かしい遊び」の中の「草花遊び」に、
ヒガンバナの首飾りはありません。
有毒だから当然ですね。
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コメント
面白かったですよ!
私には懐かしさが詰まった一冊でしたが、
I LOVE アボンリーさんには、ちょっとした歴史書でしょうね…(笑)
「伝承遊び」も、色々紹介されていて、「絵描き歌」などは、
今の子どもさんでも充分楽しめると思います。
彼岸花の、あの色も、形も、大きさも、ちょっと不気味じゃないですか?
名前のせいかしら…曼珠沙華の別名もありましたね。
投稿: Michi | 2010年11月29日 (月) 22:05
とても面白そうな本ですね!
子供に読ませたい・・と思いましたが、私が楽しんでしまいそうです♪
彼岸花って有毒なんですね!
なんとなく切なくなるので大好きなお花なのですが。
お薬にも救飢食にもしていたとWikipediaに書いてありました。すごく面白いお花ですね。
投稿: I LOVE アボンリー | 2010年11月29日 (月) 14:37