『猿ぐつわがはずれた日』
“この人が出てるものは見たい”
と思える俳優(女優)さんは特にいないのですが、
もたいまさこさんだけは見たいと思うのです。
とは言っても、ドラマを見ないので、記憶にあるのは、
「やっぱり猫が好き」「かもめ食堂」「2クール」「のんのんばあとおれ」、
くらいなんですけどね。
それと、亭主元気で留守がよい…(当時はもたいさんとは知らなかった)
穏やかそうで、ゆったりしていて、親しみやすい雰囲気、
失礼な言い方ですが、お友だちになれそうな気がする。
“もたいさんって、どんな文を書くのかしら?”
と興味が湧き調べたところ、この著書(平成六年)がありました。
30代までのもたいさんは、暇なときは部屋に籠もって読書していたのに、
四十路頃から友人たちに影響され、旅、スキー、キャンプと、
アウトドアに目覚めたもたいさん…
小林聡美さんやタコ社長と共にしたエピソードなどが綴られていましたが、
もたいさんも片桐はいりさんと同じく江戸っ子ということで、
(それは関係ないですが)ユーモラスで歯切れのよい文章でした。
正義感が強く、「こう見えてわたしは気が短い」というように、
デパートのお局様に憤慨し「はすっぱ」な女に変身して…
コウモリと格闘(?)したエピソードも、様子が見えるようで、
虫その他に弱い私は、我がことのようにドキドキ。
ところで、もたいさんは運転免許を取得出来たのでしょうか?
(「もたいまさこ」さんは本名、罇真佐子と書くのですね。)
<目次>↓
<目次>
元気の素
タコ社長の憂鬱
箱根の夜のスペシャルショー
デパートのお局物語
はちべー物語 その一
黄昏の四十肩
青春とは蕎麦だ!
Sさんのお葬式
香港的(の)休日
東のジゾー、西のカッパ
純愛の季節
ある夜の出来事
キャンプのススメ
自然は怖い
だるま食堂からジミヘンへ
最期の一日
八甲田山楽しき彷徨
悲しい買い物
たそがれ山のコウモリ
はちべー物語 その二
三年目の冬
徒然なるかな四十歳
あとかきに代えて 1994年7月 タコ社長
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