「幸せな結婚式」(最終回)
消息不明だったガスが、フェリシティとヘティに伴われ帰郷すると、
出迎えたキング夫妻は仰天…
デール缶詰工場が焼失したと知ったヘティは、驚き心を痛めますが、
スチュワートに融資を断られ、工場再建を諦めたデール夫妻が、
イギリスに行くと聞くと、「アボンリーを捨てるつもり?」と激怒。
ガスが生きていたことを知ったスチュワートは、
手紙を残し町を去りました。
ヘティたちの励まされ、ガスは僅かな望みを掛けて目の手術を受けます。
フェリシティとガスの結婚式当日、セーラは間に合いましたが、
つむじを曲げたヘティは、出席を断固拒否。
フェリシティは、ウエディングドレスのままヘティを迎えに行き、
頑固な伯母を説得し連れて来ます。
フェリックスからスピーチを求められたヘティは、
変化に苛立っていた自分を反省し、新郎新婦や愛する人達を祝福しました。
それにしても慌ただしい最終回でした。
詰め込み過ぎじゃないの?
死んだと思われていたガスが戻り、
婚約を破棄されたスチュワートが町を去り、
缶詰工場再建を諦めたデール夫妻がイギリス行きを決心し、
ガスは目の手術を受ける。
ガスとフェリシティの結婚式の日にセーラが戻り、
フェリックスは、海軍に入隊したことを家族に伝える…
スチュワートに取っては最悪な展開でしたが、
どうしても彼に同情できないのですよね…
それに、フェリシティは、なぜ愛してもいない人と婚約したのでしょう?
あれ程、「ガスは死んでない私には分かるの!」と言ってたのに…
ところで、
オリビアが「キング家の財産は、姉弟三人のものよ」
と言っていましたが、ヘティたちは5人姉弟のはず…
セーラの母ルースはともかく、
ロジャー(アンドルーの父)を忘れてませんか?
セーラは今何をしているの?
ペグ・ボウエンはその後どうしているの?
ガスが「一生一緒にいる」と言っていた母イライザは?
セーラたちのいとこのアンドルーは?
7シリーズ、91話と長かった「アボンリーへの道」も、
多くの謎を残したまま、幕を閉じてしまいました。
<名言・他>
「ジャスパー、いいに決まってるわ。
人生は、一度切りなのよ。
大事にしなきゃぁ」(オリビア)
「ヘティ伯母さん!今すぐに、出て来て!
伯母さんが来ないなら、結婚しない!
…駄目よ!あたしの一生で、一番大事な日なの。
考え方の違いを乗り越えて、許し合う事は出来ないの?
だって、家族でしょ?
…家族みんなに、祝って貰いたいの。
…それなら、ウェディングドレスのまま、
朽ち果てるまで、ここで、待つわ!」(フェリシティ)
「皆さん、聞いてください。
今日はまるで、皆さんの顔が、見える様です。
…今日、キング家に、仲間入りしました。
どんな時も、家族と同じ様に、包んでくれた。
一生かけて、恩返しします。
…今日は、どうも、ありがとう」(ガス)
<ヘティの言葉>
「今日、この喜びの日に、一人の勇気ある女性が、私の目を覚まさせ、
大切な事を教えてくれました。
…私はずっと、この町に起きている変化に、一人、苛立っていましたが、
すべては変わって行くのです。
…ああ、そうだわ…町を離れて行く人もいます。
仕方ないことです。
でも、アボンリーはここにある。
ガスとフェリシティは、この町に住み、子供の家を続けてくれますし、
いつか、二人自身の家族を持つでしょう。
多くの若者が、アボンリーを巣立って行くでしょうが、
思い出は、共にあるのです。
人々の、大地の、海の、
思い出は彼らの胸の中で永遠に生き続けるのです。
…それでは皆さん、今日のこの良き日に、
グラスを持って、一緒に乾杯して下さい。
花嫁と花婿に…
友人と愛する者に…
輝かしい冒険を追い求め、たとえ、どこへ羽ばたいて行こうとも、
疲れた時、いつでも帰れる所がある。
世界一美しい、アボンリーの町が…
アボンリーに…乾杯!!」
アボンリーへの道<第7シリーズ>
第91話(最終回)「幸せな結婚式」(So Dear to My Heart)より
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