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『泉麻人のなつかしい言葉の辞典』

20100918 『泉麻人のなつかしい言葉の辞典』
泉 麻人/著
佐伯克介/画
三省堂

著者とは、多少(大分?)歳は違いますが、
私にとっても懐かしい言葉が多かったです。

目から鱗の語源と、少年時代のエピソードが綴られていて、
思わすクスッとしてしまいました。(挿画もいかにも懐かしい)

最初は「アカデンブ」、これ、うちの方では「桜でんぶ」と言うのですよ。
「桜ごはん」「桜ぼう(麩菓子」「桜でんぶ」…余程、桜が好きなんでしょうね。
でも、私の子どもの頃は、みんな「おぼろ」と言ってましたが。

泉さんのお母さま同様、私の母も、人工着色料や人工甘味料を避けていたので、
我が家の食卓には登場しませんでしたが。

そのせいなか、他所で「おぼろ」がのった「五目ちらし」など出されると、
あの不自然なピンクが、気持ち悪く感じて…
食事に、甘いというのも嫌でした。

「グリコ・チョコレート・パイナップル」(グリコ・チコレト・パイナプル)
「傷痍軍人」(“ちょっと不気味だった”そうですが、私には“恐怖”でした。)
「肝油」「ひまし油」「おたんこなす」「とんま」「百貫デブ」「幻灯会」「グレン隊」
…みんな死語ですか?

全部で60語ありましたが、中には知らない言葉も、ちらほら…
年齢の違いなのか、地域の違いなのか、
それとも、たまたま聞いたことが無いだけなのかも知れませんね。

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