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「救世主ジャスパー」

カーモディーが近代的な商工業都市を目指し、
近隣の町を買収しているという噂を耳にしたオリビアは、
もしアボンリーも合併したら、小規模なデール缶詰工場は存続できなくなる、
と心配し、アレックに相談します。

便利な暮らしを望むビューグル夫妻たち合併推進派と、
町を守ろうとする反対派のアレックたちの意見は平行線をたどり、
住民投票で決着を付けることになりました。

双方の宣伝活動の末、投票当日を迎えますが、
イギリスから帰国したジャスパーが、会場に集まった住民に、
真の発展は何かを訴えた結果、反対派が勝利します。

負けたビューグル夫妻は、アボンリーに未来は無いと、
カーモディーに引っ越しを決めます。

投票の結果にホッとしたのも束の間、
嵐の晩、落雷により、缶詰工場は従業員宿舎とともに焼失…
工員のロッテは、赤ん坊を残し姿を消してしまいました。

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始めは、内気な発明家ということで、
町の人達から変わり者扱いだったジャスパー・デールですが、
オリビアと知り合い結婚したことで、人生が大きく変わったのですね。

名前も付けてない乳児(オリビアがアリシアと名付ける)を連れ、
デール缶詰工場に来たロッテ・クーパーという若い女性ですが、
我が子の幸せを思う気持ちは解りますが、直接、気持ちを伝えて欲しかった。
録音機ではなく…
オリビアもジャスパーも、快く赤ん坊を引き取ってくれたでしょうに…

「大草原の小さな家」でもそうでしたが、
ドラマが終わることで、セットを爆破させてしまった感じがしました。

日本だったら観光の目玉にするかも知れませんね…
アボンリークッキー、ポストカード、ストラップ…

<名言>
「もう、あっと言う間に大きくなるわ。
でも、そうなると、今度は逆に赤ちゃんに戻したくなるの…」(オリビア)

「…私は、その、今まで色々なものになりたいと思ってた。
科学者や、下らないガラクタの発明家…
でも、何よりなりたかったのは、夫であり、父だ。
それに、町の人みんなにとっての友人…」(ジャスパー)

アボンリーへの道<第7シリーズ>
第90話「救世主ジャスパー」(The Last Hurrah)より

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