『魔女の黒髪 天使の金髪』
『魔女の黒髪 天使の金髪』
~カミが見ていた世界の歴史~
夏森 恩/著 講談社
(1987年11月~1993年4月に日本経済新聞に掲載)
面白そうな題名に、目次も確認しないで借りて来ましたが、
疑問に感じることも多かったです。
古今東西の「髪」にまつわるエピソードが書かれているのですが、
例えば、日本の若い女性が、ストレートの黒髪なのは、
平安時代からの日本人の美意識、とありましたが、
これが書かれた当時の流行だったに過ぎないような気がします。
ソバージュが流行すれば、老いも若きもパーマを掛け、
茶髪が流行れば、猫も杓子も髪を染めているのですから…
ブロンドの代表として、マリリン・モンローをあげていましたが、
本当の髪はブルネットだった、とは書かれていません。
オードリー・ヘップバーンは豊胸では無かったが…ともありましたが、
スレンダーではあっても、実際は豊かだったことは有名です。
また、「昔は豊胸だと鳩胸と言われた」とも書いてあります。
鳩胸と豊胸は別ですから…些細なことで反論して御免なさい。
私だけなのかも知れませんが、
雑学的な本は、結局その場限りで、僅かなことしか記憶に残らないようです。
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