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2010年8月

『ヨーロッパ謎と不思議の歴史事典』

20100831 『ヨーロッパ謎と不思議の歴史事典』
~世界史に隠された驚きのお話~
桐生 操(女性2人の共同ペンネーム)/著
ワニ文庫(KKベストセラーズ)

「目次」
 第1章 くつがえる中世の実像
 第2章 華麗なる中世ファッション
 第3章 悪魔と交渉をもった者たち
 第4章 歴史を彩る英雄たち
 第5章 騎士も震えあがる悪女たち
 第6章 誤解されたルネサンス期の正体
 第7章 歴史に隠された不思議譚
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10年位前、
「本当は恐ろしいグリム童話」などの本がブームになりましたが、
これは、同じ著者のヨーロッパの貴族に関する本で、
当時、衝動買いしたものです。

「ベッド」…中世貴族はゆったり体を伸ばして眠れなかった
「魔女狩り」…恐ろしい虐殺の原動力は女同士の嫉妬だった
「城」…ロマンとは程遠い住み心地だった
「ソアベ城」…世にも残酷な殺人城
「パニエ」…華やかなドレスの下には拷問に等しい矯正具

などといった150以上もの雑学が載っていて、
とても興味深く読んだ記憶があります。

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『魔女の黒髪 天使の金髪』

20100830 『魔女の黒髪 天使の金髪』
~カミが見ていた世界の歴史~
夏森 恩/著 講談社
(1987年11月~1993年4月に日本経済新聞に掲載)

面白そうな題名に、目次も確認しないで借りて来ましたが、
疑問に感じることも多かったです。

古今東西の「髪」にまつわるエピソードが書かれているのですが、
例えば、日本の若い女性が、ストレートの黒髪なのは、
平安時代からの日本人の美意識、とありましたが、
これが書かれた当時の流行だったに過ぎないような気がします。

ソバージュが流行すれば、老いも若きもパーマを掛け、
茶髪が流行れば、猫も杓子も髪を染めているのですから…

ブロンドの代表として、マリリン・モンローをあげていましたが、
本当の髪はブルネットだった、とは書かれていません。

オードリー・ヘップバーンは豊胸では無かったが…ともありましたが、
スレンダーではあっても、実際は豊かだったことは有名です。

また、「昔は豊胸だと鳩胸と言われた」とも書いてあります。
鳩胸と豊胸は別ですから…些細なことで反論して御免なさい。

私だけなのかも知れませんが、
雑学的な本は、結局その場限りで、僅かなことしか記憶に残らないようです。

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長寿大国?…(2)

所在不明の高齢者が続々と明らかになっています。

数日前、東大阪市には、120歳以上の高齢者が228人戸籍上は生存していて、
最高齢は149歳との報道に呆れ、憤慨していましたが、
その後、記録は更新し続け、
遂に、長崎市に1810年生まれの男性の戸籍が残っていたことが判明…
ショパンと同い年の200歳!

ここまで超高齢者になると、呆れるを通り越し、笑ってしまいました。
戸籍が残っていること自体、凄いと感心してしまったほど、
そして慣れてしまったのです。

世界から妥協を許さない仕事人間と思われている日本人、
きっと、これで見方も変わることでしょう。

年金不正受給の遺族のことも、お役所仕事的ずさんさも、
世界中に知られてしまいました。

疑問に感じていた平均年齢に付いてですが、
ウィキペディアによれば、
「2009年度の調査では98歳以上の男性と、103歳以上の女性に関するデータは
取り除いている。日本では平均寿命は実態より短めに計算されていることになる」
と書かれてありました。

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『なぜニッポン人は美しい風習を捨てるのか』

20100828
『なぜニッポン人は美しい風習を捨てるのか』
~親日家8人からの熱きメッセージ~

1 ビル・トッテン(アシスト社長 アメリカ合衆国)
2 アマドゥ・トゥンカラ(画家・染色家 セネガル)
3 キム・ヨンジャ(歌手 大韓民国)
4 ピーター・フランクル(数学者・大道芸人 ハンガリー)
5 ダリオ・ポニッスィ(俳優・オペラ演出家 イタリア)
6 郭 洋春(立教大学教授 大韓民国)
7 孔 健(チャイニーズドラゴン新聞編集主幹 中華人民共和国)
8 紀井奈栗守(経営コンサルタント アメリカ合衆国)
(明石出版)
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20年以上日本で生活している8名のメッセージですが、
(但し、郭 洋春(カク・ヤンチュン)さんは日本生まれの在日韓国人2世)
共通するパターンがあって、
まず、簡単な自己紹介から来日した経緯、
そして、当時の日本人が、いかに親切で謙虚で礼儀正しく、
何事においても一生懸命だったと回想し、
(中には、“江戸、明治の日本人は、素晴らしかった”と見てきたように言う)
“それに引き替え、最近の日本人は(特に若者は)…”と続く…

“最近の若者は、政治や哲学の話をしない。”
“修学旅行で、神社仏閣へ行かないで、ディズニーランドに行くなんて…”
“文化を忘れている。なぜキモノを着ないのか?”
“電車の中で化粧をしたり着替えまでしている。自分の国だったら許されない。”
“アメリカの真似をして”とか、“アメリカ追従で”とか言うのも共通し、
“それでも日本は安全な国、可能な限り住み続けたい”
と締めくくっています。

なるほど、尤もだわ、と、思う反面、
私たちや、それ以上の世代の人が言うことと似ているようにも感じました。
一部を見て決め付けている、というか…

来日当時は、祖国と比較して日本の良いところだけが見え、
長く暮らすに従って、その逆になる…

でも、昔は、昔は、と比べて嘆いても仕方ないこと、全ては変わるのです。
残念ですが、誰にも止められないのですから。

確かにマナーを知らない人は目に付き、失望もしますが、
そんな人は極々一部ですし、昔だって、礼儀知らずはいました。
思い出は美化されるものなんです。

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『美人の日本語』の文庫本

20100827b 20100827
『美人の日本語』 山下景子/著 幻冬舎文庫(左)

もう、これ以上物を増やしたくない、本も図書館で借りて読もう、
と思っているのに、また増えてしまいました。

スペースを取りたくないので、もちろん文庫本ですが、
これで、いつでも返却出来ます。

文庫本には、「あんころじい」こと天野祐吉さんの解説があって、
“この本に載っている言葉の半分位しか知らなかった”と、
書いてありました。

天野祐吉さんでさえそうなのですから、
私が知らなくて当然ですよね。

ちなみに、
明日(27日)に書かれている言葉は、「爪紅(つまくれない)です。
「爪紅」は鳳仙花の異称で、「つまべに」とも読み、
「染指草(せんしそう)」ともいわれるそうですが、
その理由は、昔、鳳仙花の花で爪を染めたからだそうです。

花言葉は「わたしに触れないで」、
英語名も「touch me not」、いかにも、ですね。

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長寿大国?

このところ、高齢者の所在不明が問題になっていますが、
今日の記事に、
東大阪市の120歳以上の高齢者228人が戸籍上は「生存」し、
そのうちの最高齢者は、江戸(1861年)の生まれの149歳…
というのがありました。

東大阪市だけで、120歳以上の高齢者が228人、
全国的に100歳未満で調査したら、どんな結果になるのか、
想像しただけで恐ろしくなります。

長寿大国日本、女性の平均寿命世界一、
新鮮でバラエティに富みバランスの取れた食事、
“腹八分目に医者要らず”の教え、
衛生観念があり運動だってしている、それで日本人は長寿、
と言われていたけれど、見事にメッキが剥げてしまいました。

日本の戸籍は嘘、税金の無駄遣いの国勢調査、
100歳未満も怪しい気がする…
実際の平均年齢は何歳なのでしょう?

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日本語の乱れ

昔も今も、若者の言葉が乱れていると言われ続け、
私もそう言われ、そう感じていた一人ですが、最近、少し考えが変わりました。

乱れというより、変化なのです。と思うようにしました。
外国のことは分かりませんが、言葉は変化しているのです。
そうでなければ、古典文学も古文書も、普通に読める筈なんですから…

以前、「みんなでニホンGO」という番組でも言ってました。

元々、「声を荒げる」は、「あらげる」ではなく、「あららげる」で、
「新しい」は、「あたらしい」ではなく、「あらたしい」、
「だらしない」は、「しだらない」、
「山茶花」は、「さざんか」ではなく、「さんざか」が正しかったと…

「全然」に続く言葉は、「肯定」でも正解、
私も間違いと思っていた「とんでもございません」も、実は問題なし、
「ら抜き」も「さ入れ」も、間違いではないと…

正しいと信じている言葉も、昔は間違いだったり、
またその逆もあるのですから、余り目くじらを立てない方がいいかも知れません。

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『美人の日本語』

20100824 『美人の日本語』 山下景子/著 幻冬舎

20100824b 初めて聞いた言葉、初めて知った漢字、
忘れていた言葉、
若い人に怪訝な顔をされそうな言葉、
普通に使っていても、語源を知らなかった言葉…

それらが日めくりカレンダー式に書かれていて、
細いクレヨンで書かれたようなフォントは、
まるで、女学生(女子高生ではなく)の日記のようです。

こんな素敵な言葉で、さり気なく話したり、
友への手紙にも使う人に憧れるけれども、浮いた存在になること請け合い…

会話には使えなくても、
覚えて胸に秘めているだけでも豊かな気分になれそうです。

「目つき」や「視線」より、「眼差(まなざ)し」の方が優しい響き…
「流れ星」は、「夜這い星」「星の嫁入り」「縁切り星」とも言う…

“そこに美しいものがあるから美しいのではなく、
美しいと思う心があるから美しいのだ”

あとがきの中の言葉です。本当にそうですね。

言葉を大切にしたい方、日本語が美しいと感じる方にお勧めな一冊です。
(文庫本も出ています。)

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大逆罪

ETV特集で「埋もれた声 ~大逆事件から100年~」を放送していました。

「大逆事件」で真っ先に思い浮かぶのは幸徳秋水ですが、
番組では、和歌山県新宮市から不当逮捕された6名と、
その親族に焦点があてられました。

今でこそ、大逆事件は日中戦争直前、国家にとって不都合な、
「非戦平等」を訴える人物たちへの思想弾圧のために、
当局がでっち上げ、闇から闇へと葬った免罪と認識されていますが、
つい最近まで、被害者の親族は、国賊の身内と言われ、
迫害に遭い社会から排斥されていました。

でも、これは過去だけのことではないような気がします。

平等とは、国の中だけではなく地球レベルで考えるべきで、
平等は非戦につながることなのです。

今のネット社会は右傾向と聞きます。
言論の自由があるからこそですが、一部の国を侮辱する書き込みが多く、
差別と偏見に満ちていて、まるで子供のケンカ、将来が心配になります。
(不愉快になるだけなので、出来るだけ見ないようにしていますが…)

こういう書き込みをしている人達は、
「大逆事件」を、どのように感じるのでしょうか?

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cool japan おばけ(Phantoms)

今回のテーマは「おばけ」…国によっての違いが面白かったです。
国というより、地域によってなのですが…

現代版「百物語」、暗闇で音だけで、恐怖心を感じさせるアトラクション、
伝統的なお化け屋敷の人形を製作している職人、
河童伝説が今も続く、柳田国男の遠野物語で有名な遠野、
をレポート。

私のイメージでは、河童は、小川芋銭の牛久沼で、
遠野は、座敷わらしなんですが…。

日本の怪談は、「四谷怪談」や「番長更屋敷」といった怨念で、
どちらかと言えば、因果応報の考え方ですが、
欧米では、「フランケンシュタイン」「吸血鬼」や「殺人鬼」が浮かびます。
中国の「キョンシー」は吸血鬼に近いのかしら…?

外国での効果音は女性の叫び声や、狼の遠吠えなどで、
日本の「ひゅ~どろどろ」に恐怖感は感じないとのことですが、
でもこれは、パブロフの犬なのでしょうね。

日本の怪談話は夏、でも、海外では違うようです。
それは死者を迎える行事の時季が違うからで、
例えばアメリカでは、「ハロウィンの頃」というように…。

日本が怪談が夏なのは、「お盆」が夏だからだそうですが、
個人的には、お盆と結びつかないのです…。
子どもの頃も現在もお盆は7月、梅雨明け前だったりしますから。

山小屋で聞いた怪談では、
冬山の遭難にまつわるものが多かったです。

「お化け屋敷」へは一度も行ったことはありませんが、
小学生の頃、学年のキャンプで肝試しをさせられました。

嫌で仕方なかったわ…
なぜやるのか理解できなかったです。

「日本の妖怪」「音で怖がらせるアトラクション」「夏の風物詩「怪談」」、
「情念が宿る日本のおばけ」から選ばれた今回のベストオブクールは、
「音で怖がらせるアトラクション」でした。

「お化け屋敷」やホラー映画は駄目ですが、ラフカディオ・ハーンは大丈夫!20100822
『小泉八雲集』
上田和夫/訳
新潮文庫

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灯台

久しぶりに、「世界ふじぎ発見」をリアルタイムで見ました。
と言うのも、カナダだったからなんです。

「ナイアガラから絶景の灯台!豪華列車で行くアトランティック・カナダ」
私の憧れの地カナダ…

ナイアガラの滝、オタワ・ケベック・シティ、セントローレンス湾、ハリファックス、
…やっぱりカナダは素敵!

ミステリーハンターが、お下げ髪でカンカン帽をかぶっていたので、
“もしかしたら、プリンスエドワード島も…?”
と期待してしまったけれど、ハリファックスが終点…
(モントリオールも見たかったわ。)

PEIの灯台が見たかったので残念でしたが、
ペギーズコープが見れたので良かったけれど…

ジム船長の灯台…
中学生の頃の「夢の家」は灯台でした。

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『韓国倫理崩壊1998-2008』

20100820 『韓国 倫理崩壊1998-2008』
~社会を蝕む集団利己主義の実像~
呉 善花(オ・ソンファ)/著
三交社

「目次」
第一章 自己中心的な民族主義
第ニ章 外貌重視と虚飾の文化
第三章 虚言と虚勢の社会習慣
第四章 倫理崩壊への道をひた走る韓国
第五章 二つの改造論から見えてくるもの

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呉善花さんの著書は、以前にも何冊か読みましたが、
この本も、韓国の伝統、民族性、社会状況といった視点を、
資料を基に分析したものです。

呉善花さんは、韓国の実態を暴き、批判を繰り返しているために、
韓国では「売国奴」であり、「日本の右翼に騙されている、利用されている」
と決め付けられ、誹謗中傷を受けているとのことです。
日本国籍を取得したのも、韓国には言論の自由が無いからなのです。

この本を読めば、韓国人が、なぜ日本を憎悪しているのかが理解できます。
日本人は、日本が韓国を統治したからと思っていますが、
そそれだけではなく、豊臣秀吉の朝鮮出兵でもないのです。

歴史認識の違いについては、著者自身も韓国の歴史教育を受けた一人ですが、
韓国の歴史教科書が、どのように捏造されているのか、
事実と比較して書かれています。

植民地支配の経緯にしても、史実を改ざん捏造、
没収した農地も、40%ではなく、実際には3%、
「創氏改名」も、朝鮮人側の要望を受け自由にしただけ、
従軍慰安婦というのも、実際は彼女たちが金儲けのためしていただけ、
というのが著者が訴えています。

また、在日コリアンの人達は、「朝鮮人強制連行」だと主張していますが、
一世で、約3%で、実際は、自らの意思で日本に移住してきた人達、
というのが数字で証明されています。

韓国は5000年の歴史があって、
あらゆる方面での「韓国紀元説」が国内で信じられていて、
世界にたいしても主張しれているようです。

漢字、儒教などの中国文化だけでなく、
日本の柔道、剣道、空手、合気道、日本刀、侍、武士道、茶道、華道、盆栽、
折り紙、ソメイヨシノ、刺身、日本酒、錦鯉…
なども「韓国紀元説」を主張しているそうです。

その一方で、模倣をオリジナルと称し国民を欺き、
日本の自動車、バイク、家電、TV番組、TVドラマ、文学、映画、玩具、芸能表現、
ポップミュージック、ロゴマーク、キャラクター、お菓子、清涼飲料水、タバコ…
あらゆるものが真似され、韓国人は自国のオリジナルと思っているのです。

日本にそっくりのものが存在していると聞けば、真似していると激怒するのですが、
事実が判ると、相当プライドが傷付けられるとか…

著者も小学生の頃、反日ポスターを描かれたそうですが、
今も小学生のポスター展には、ウサギ(朝鮮半島)が日本列島に大便している絵や、
日の丸を踏みにじっている絵、日の丸を印刷したトイレットペーパーを燃やしている絵、
日本列島を火あぶりにしている絵、「嘘つき民族日本人」を犬小屋で飼っている絵、
核ミサイルを日本に撃ち込んでる絵などが貼られていて、
そこには、「日本の奴らを皆殺しする」「日本列島を火の海にしたい」
「日本というゴミが捨てられる日はいつなのか」などの言葉か書かれている…

こういう教育をして、何のメリットがあるのでしょうか?
全く理解できません。

全てが本当なのか、疑問も感じてしまいますが、
この本を読むと、韓国(韓国人ではなく)に嫌悪感を抱き、
韓国に生まれなかったことにホットさせられますが、
日本人にも、様々なタイプが存在するように、
韓国人の誰もが書かれているような人達だとは思っていません。

捏造された歴史を信じ込まされている韓国人は、むしろ被害者、
戦時中、日本人も軍国主義の被害者であったように…

↓に詳しい目次を載せましたので、内容は想像出来ると思います。
韓国について疑問を抱いている人にはお勧めです。

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『韓国は日本を見習え』

20100819 『韓国は日本を見習え』
~滞在三年、韓国エリートの直言~
李 銅焄(イ・ドンフン)/著
文藝春秋

先日の日韓の討論会が刺激となったのか、
図書館でこのタイトルに目が止まり借りましたが
面白くて一気に読んでしまいました。

著者は、1994年~97年にアジア経済研究所客員研究員として日本に滞在し、
帰国後に、韓国でこの本を出版しましたが、
当時は、ちょっとした日本ブームだったそうで、結構売れたらしいのですが、
現在の評価が気になるところです。
日本語版は、著者自身の書き下ろしで、2000年に出版されました。

…韓国人があまりにも日本を知らず、
その事実にさえ気付いていないことを痛感した。
…韓国は踏みにじられた過去の傷と、
かつて祖先が日本に文化を伝授したという優越感にとらわれ過ぎ、
日本を知ろうとしなかった…

著者自身もその一人で、
アジア経済研究所客員研究員も断り続けていたそうですが、
来日して分かったということでした。

「日本は退廃的で性的に堕落している。男も女も色情狂である」
「日本人はしたたかで狡い民族である」
「日本は金にしか目のない成金の国だ」
「やっぱり日本は本気で過去を反省する気がない」
韓国人は日本をずるくて駄目な国にしておくことで安心しているのだ。

と書きながら、

“私は親日派ではない。
もちろん日本賛美論者でもない。
だれにも負けないほど日本を憎み憎悪している生粋の韓国人である。”

と書いている…
韓国で出版する以上、こう書かざるを得なかったような気がしました。

韓国と日本を比較していますが、
3年間、しかも東京の限られた狭い範囲でのみ体験したことなので、
的はずれだったり、思い込みだったりで、首を傾げる点もありますが、
タイトル通り、日本を絶賛しています。
違いは当然ですが、共通点が見出せないのも想像通りで、残念でもありました。

帰国後、韓国の学校に適応出来なかったという二人の子ども(中学生と小学生)は、
日本の教育を知るため、近くの韓国人学校ではなく、日本の学校に通わせたことで
分かった韓国とは違う教師たちの姿にしても、日本が素晴らしいからではなく、
韓国が異常としか言いようがありません。
教師に限らず、すべてが賄賂とたかりで動いているという国…

韓国人は、
「日本人はあまりにも歴史の真実を知らない、日本の歴史教育は捏造だ。
韓国人の歴史認識こそが正しい」と言いますが、
子どもたちが通った日本の学校の歴史教科書を見て、どう感じたのでしょうか?
一番知りたかったその点については、全く触れられていませんでした。

書かなかったことが真意を物語っているように思えました。
きっと、書きたくても書けないことも多かったのでしょう。

著者は日本人がウサギ小屋に住んでいたことが意外だったようですが、
水野順子さん(日本貿易振興会アジア経済研究所、地域研究第一部主任研究員)
の解説の中で、
“韓国人は日本から援助を貰いながら豪邸に住み、
日本人は韓国に援助しながらウサギ小屋に住んでいる…”

との、ある研究所の韓国研究員の言葉を紹介していました。

韓国国民は、こういう事実を知らされていないのでしょう。
知らされていないと言えば、超エリートの著者でさえ、
「漢字韓国紀元説」を信じているようですから驚きます。

目次です。宜しかったらどうぞ…

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ソーイング

“○○がしたい…”
“○○をしなくては…”と思いながらも、
思いとは裏腹に、実行に移せないことの多さ、
…情けなくなります。

梅雨明けの頃、夏のブラウスを作ろうと購入した生地も、
8月も半分以上過ぎたというのに、未だにそのままになっています。
この夏、間に合う自信ありません。

20100818
地直しだけは済んでますが…

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cool japan コンビニエンスストア(Convenience Stores)

進化し続けている日本のコンビニエンスストアは、本当にコンビニエンス!
日本人にとっては、当たり前になっていることも、
外国人は感動してしまうようです。

豊富な品揃え、明るく清潔な店内、製造年月日、賞味、消費期限が明記され、
店員の応対も親切で礼儀正しい。

その上、ファックス、カラーコピー、チケットなどの購入や、
バイクの保険契約まで出来るのですから…。

また独自のサービスや、短期間で入れ替わるオリジナル商品の開発も…
これは日本人が新しい物好きということもありますが、
コンビニが乱立する日本だからこそとも言えるのでは…?
生き残りのために必死なんでしょう。

ただ、「お気に入りが、じき姿を消してしまって…」という不満の声もありましたが、
こう感じるのは、外国人ばかりじゃないと思います。

地方の「ご用聞き」システムを取り入れたコンビニもあり、
コンビニと言うより、かつての八百屋や酒屋のようでしたが、
外国人にとっては感動する反面、独居老人の多さが信じられないようでした。

私自身は、コンビニで食品を購入ことは、ほとんどありませんが、
文庫本一冊でも送料無料となるので、
ネット注文した書籍の受け取りなどに利用しています。

「端末機」「子育て支援コンビニ」「オリジナル商品」「ご用聞き」、
ベストオブクールに選ばれたのは、「端末機」…同感!
珍しく妥当な選択だと思いました。

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ロシア民謡「一週間」

♪~ 日曜日に市場へ出かけ 糸と麻を買ってきた
    月曜日にお風呂をたいて 火曜日にお風呂に入り
    水曜日に友達が来て 木曜日に送っていった
    金曜日は糸巻きもせず 土曜日はおしゃべりばかり
    恋人よ これが私の 一週間の仕事です~

ロシア民謡の「一週間」、昔から不思議でした。
月曜日にお風呂をたいて火曜日に入るって、冷めるでしょ?
それに、どれも仕事じゃないのに…羨ましいなぁ…

でも、“あれは、怠け者の言い訳の歌…”
テレビで言っていたロシア人のこの一言で納得しました。

最近の私みたい…

原曲では、
市場で買ってきたのは、糸巻き棒と麻、
お風呂は、日本のようなお風呂ではなく、蒸し風呂、
水曜日に来て、木曜日に送ったのは恋人、
土曜日は、故人を偲んで、みんなで思い出話をしていた…
らしいです。

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日本の、これから「ともに語ろう日韓の未来」

昨夜、「日本の、これから ともに語ろう 日韓の未来」という番組をやっていて、
私は見ていられないので録画したのですが、
いかに自分が世事に疎いか思い知らされ、考えさせられました。

アンケートの結果の、韓国を好きな日本人が62%に対し、
日本が嫌いな韓国人が71%と言うのも驚き、
それぞれが思い浮かべる有名人が、韓国人の一位が伊藤博文で、
日本人の一位が、ペ・ヨンジュンというのにも驚きました。

驚くと言えば、韓国人にとって外見はとても重要で、
老弱男女に関係なく美容整形が行われ、
特に就職活動においては外見の美醜は重要な要素なんだとか…

日本のように、「人を外見で判断してはいけない」とか、
「親からもらった身体にキズを付けてはいけない」と言った考え方はないようです。

また、「親しき仲にも礼儀あり」も存在せず、
「割り勘」もないようです。

韓国に割り勘がないのは、韓国人は上下関係を重視し、
日本人は、平等の人間関係を持ちたいと思うからでしょう。

サムソンが世界一と言うことも知らなかったですが、
韓国では、生まれた時から競争で、スペックを上げる努力をしなければならず、
勉強だけでなく、ディベートに勝つ訓練も学び、
競争に負けた者のたどる行き先は自殺…

経済の発達が個人の幸福に繋がらないと気付いた日本人は、
地位や富みを得るより、自分らしく生きる道を選ぶ人が増え喜ばしい限りです。

一番議論が白熱したのは、やはり歴史認識の違い、
なぜ、これ程、韓国人が過去に固執するのでしょう

どこの国にとっても過去を知るのは大切で、
日本人が現代史を知らなすぎることも問題ですが、韓国人が、
「韓国の教科書こそが真実、韓国人の歴史認識こそが正しい」と確信していても、
立場が変われば考え方も変わり、歴史上の事実だけでなく、
ことさら憎しみを煽る書き方がされていないのか、出来ることなら見てみたい。

美容整形を肯定する国の教科書が、果たして正しいのか疑問です。
それに「南北が分断したのは日本が統合のせいって…?
韓国や中国で、何かあると、日章旗や首相の張りぼてを燃やすのも理解できない。

「日本は加害者、韓国は被害者だから、被害者は永遠に忘れない」と…
日本が仕掛けた戦争ですが、原爆を二つも落とされたのに、
進駐軍に、「ギブミーチョコレート」と言い、ジャスを聴き、
パーマをかけた日本人は、プライドが無さ過ぎるということでしょうか?

「…首相が何度も謝罪しようと謝罪とは言えない、
なぜなら、その後、別の人が違う考えを述べるからだ…」
日本には言論の自由が保障されていますから…
過去の不幸ばかり拘らないで、未来を向いて歩けばいいのに、
こう思うのも、私が日本人だからでしょう。

本音で語る韓国側に比べ、当たり障りのないことばかり言う日本側、
そんな中、歴史を学んだという日本人の古屋さんが、
「当時の世界は帝国主義列強の時代で、植民地支配は普通だった」
という趣旨のことを述べると、崔洋一監督が、
「…植民地支配が肯定されるという人は歴史を語る資格がない」
と決め付けました。

京都大学の小倉教授が、「どんな考え方でも、自分の歴史観があって当然、
間違えがあれば大人が正していけばいい。
権力者が言論封鎖するのは間違っている」と反論。

すると崔監督は、混乱気味となり、「客観的に」を連発…
崔監督の反論に、「客観的はその人の主観によって決定する」ことが明らかとなり、
言えば言うほど逆効果、皮肉です。
司会者が取成してましたが、この間編集されたことは明らかです。

「言葉で謝罪しても謝罪ではない。国家賠償も求めていない」という韓国人、
では、具体的に何をすれば韓国人は納得するのでしょうか?

私は、お互いの歴史教育が変わらない限り、
納得する日は来ないような気がします。

そんな中、ユンソナさんの、
「祖父母の哀しみは消えないけれど、今の日本人は加害者ではない」
が印象的でした。

ところで、崔監督に「歴史を語る資格はない」と言われた古屋さんは、
収録後、殴られるのを覚悟で韓国人に話しに行き、
韓国人から、「面白い意見だった」「もっと話したい」と言われ、
崔監督に言われたことについても、気遣ってくれたそうです。

やはり本音で話さなければ駄目ということですね。

今日、8月15日は「終戦の日」で、韓国では「光復節」、
でも、第二次世界大戦に関わった国のほとんどは、
ポツダム宣言に調印した9月2日が「終戦の日」のようです。

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三角コーナー

ゴミ収集日の朝、収集所に近付くと、悪臭が漂ってきて、
折角の清々しい気分が台無しです。

夏場だから仕方がない!…確かに。
でも、ゴミの処理の仕方にも原因はあるのです。

一番大事なのは、出来るだけゴミを濡らさないことなんです。
濡れれば、余計雑菌が繁殖しますから。

野菜の皮やへたなど、三角コーナーや流しの隅に置く人がいますが、
水が掛かるから、止めた方がいいです。

私はm折込チラシに包んでから、ビニール袋に入れてます。

うちは三角コーナーのカゴも、洗い桶というものも使ったことがありません。
邪魔になるだけですからね。

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『気になります、この「ことば」』

20100813
『気になります、この「ことば」』 遠藤織枝/著 小学館

面白かった!

今まで深く考えもせず、何気なく使っていた言葉…
疑問や抵抗感を抱き、不適切と思いながらも、仕方なく使っていた言葉…
無知故に、無意識に使っていた差別的な言葉…

“本当に「男女平等」なら「女男平等」でもいいはず”、という考え方、
実際、「女男(めお)」という言葉もあるのですから。

「夫婦茶碗」について、
昔、結婚したカップルのことは、
「めおと(女夫)」とか、「いもせ(妹背・兄)」と言われていたそうです。
(「め」は「女・妻」、「をと」は「夫・男」、「いも」は妹、「せ」は背・兄)

しかし男尊女卑の儒教の影響で、男女の順が逆になり、
「夫婦」と書いて、「めおと」と読ませるようになってしまった。とか…

著者曰く、
“「夫婦」と書いて、「めおと」と読むのはよそう。
「めおと」と言う時は、「女夫」と書こう…”
なるほど!
でも、もし、“「夫婦茶碗」の振り仮名を書け”というテストがあって、
「ふうふぢゃわん」と書いたとしたら、間違いにされるでしょうね。

この本を読んで、
「溜飲が下がった」人もいれば、「目から鱗が落ちた」人もいる反面、
「こだわり過ぎ、めんどくさいな~”と感じた人もいるでしょう。
私は、このように考える人がいて嬉しかったです。

参考のため詳しい目次を載せました。
興味がある方はどうぞ…

続きを読む "『気になります、この「ことば」』"

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「救世主ジャスパー」

カーモディーが近代的な商工業都市を目指し、
近隣の町を買収しているという噂を耳にしたオリビアは、
もしアボンリーも合併したら、小規模なデール缶詰工場は存続できなくなる、
と心配し、アレックに相談します。

便利な暮らしを望むビューグル夫妻たち合併推進派と、
町を守ろうとする反対派のアレックたちの意見は平行線をたどり、
住民投票で決着を付けることになりました。

双方の宣伝活動の末、投票当日を迎えますが、
イギリスから帰国したジャスパーが、会場に集まった住民に、
真の発展は何かを訴えた結果、反対派が勝利します。

負けたビューグル夫妻は、アボンリーに未来は無いと、
カーモディーに引っ越しを決めます。

投票の結果にホッとしたのも束の間、
嵐の晩、落雷により、缶詰工場は従業員宿舎とともに焼失…
工員のロッテは、赤ん坊を残し姿を消してしまいました。

9001 9002 9003 9004
9005 9006 9007 9008

始めは、内気な発明家ということで、
町の人達から変わり者扱いだったジャスパー・デールですが、
オリビアと知り合い結婚したことで、人生が大きく変わったのですね。

名前も付けてない乳児(オリビアがアリシアと名付ける)を連れ、
デール缶詰工場に来たロッテ・クーパーという若い女性ですが、
我が子の幸せを思う気持ちは解りますが、直接、気持ちを伝えて欲しかった。
録音機ではなく…
オリビアもジャスパーも、快く赤ん坊を引き取ってくれたでしょうに…

「大草原の小さな家」でもそうでしたが、
ドラマが終わることで、セットを爆破させてしまった感じがしました。

日本だったら観光の目玉にするかも知れませんね…
アボンリークッキー、ポストカード、ストラップ…

<名言>
「もう、あっと言う間に大きくなるわ。
でも、そうなると、今度は逆に赤ちゃんに戻したくなるの…」(オリビア)

「…私は、その、今まで色々なものになりたいと思ってた。
科学者や、下らないガラクタの発明家…
でも、何よりなりたかったのは、夫であり、父だ。
それに、町の人みんなにとっての友人…」(ジャスパー)

アボンリーへの道<第7シリーズ>
第90話「救世主ジャスパー」(The Last Hurrah)より

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美容室での会話

美容室に行きたくない理由は、時間が掛かるだけではありません。
(待たされるのは仕方ないと思っていますから。)

それより嫌なのは、あの意味のない会話なんです。
(美容室の会話が苦痛に感じている人って結構いるみたいです。)

毎回必ず聞かれるのは、
「今日はお休みですか?」と、「これからお出かけですか?」というもの。

他に、
「ご家族でご旅行されるんですか?」
「○○に行かれたことあります?
雑誌に載っていつも行列が出来てるらしいですよ」
「お家でいつもどうお過ごしですか?」
「ご趣味は?」
「テレビは見ますか?」
なども…

私の応えはいつも、
「ええ…」「まぁ…」「いえ(否定)…」「特に…」といった曖昧なものばかり…
下手に応えれば、それに対してまた質問されてしまうし、
親しくない人に、趣味や見ているテレビ番組について話しても、
変人に思われるだけだから…かといって、嘘はつきたくないですからね。

対策としては、「話し掛けないでオーラ」を出してみたり、
目を閉じて眠い振りをしたりしても、
美容師さんは、こちらの顔に注目しているわけではないので、
気付かないのですよね。

また、見る気がしない女性週刊誌を広げ、読んでいる振りしていたら、
(読む気がしない以前に裸眼では読めないのです。)
記事について話し掛けられたこともありました。

話し掛けるのは、そのように指導されているからでしょうが、
私みたいに、一般的ではないタイプだっているのにね。

しかも、シャンプー、カット、ブローなど、それぞれ違う人がやるので、
その都度、同じ様なことを聞かれてしまうのです。

以前、近くに「パソコン教室」がオープンし、
「通われたらいかがですか?中高年の方もいますよ」
と言われたことがありました。
私Win95からやってますが、「そうですね…」と答えておきましたが。

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美容室

美容室へは、なるべくなら行きたくはないけれど、
自分では切れないし、ロングなら滅多に行かなくて済むのでしょうが、
中途半端の長さが我慢出来ず、いつも挫折してしまうのです。

カット後一月ぐらいすると切りたくなってしまのですが、
気が重く、1日延ばしとなり、2ヶ月近く経ってしまうこともしばしばです。

でもこの時季、鬱陶しさには勝てなくて、覚悟を決め行ってきました。
最近行っている所は、特に気に入ってる訳でもなく、
ただ一番近いというだけが理由なのです。

先ず、カウンターで受付し、バッグ等を預かって貰うと、
(貴重品だけは、渡された小さなポーチに入れ手元に置く)、
カウンター近くの待合室コーナーの椅子に掛ける間もなく、
シャンプー台に案内され、シャンプーが終わると鏡の席へ…
待たされるのはここから…

相当待ちくたびれた頃、
「お待たせしてスミマセン~」の声と共にカットが始まり、
短時間で、大まかなカットが終わると、
熱さを感じないくらいの温度で時間を掛けて乾かしてくれ、
タイマーが止まっても、しばらく待たされます。

そしてブロー、丁寧過ぎるブローが終わると、
またまた待たされます。

その後、いよいよ最終段階、髪をすいたりシャギーを入れたりして髪型を整え、
ようやく仕上げとなります。

私はカットだけなので、待ち時間がなければ、1時間も掛からないと思いますが、
結局いつも、2時間以上掛かってしまいます。

パーマやカラーリングの人は、何時間掛かるのでしょう?

お客さんが何人いようとも、このような同時進行システムにするのは、
スタッフの数の割に、技術者が少ないこともあるのでしょうが、
待合い室コーナーで待たせないようにしているのでは?と思ってしまいます。

シャンプーされてしまえば、
「出直します」とは言えませんからね。

ちなみに、このお店は、待合室コーナー10脚、シャンプー台3台、
鏡の席(カット&パーマ)8席、カラーリング4席です。
(暇を持てあまして、数えてしまいました…フフ)

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昔の夏の飲み物

私の子供の頃の、夏の飲み物といえば、
家で作る麦茶(ティーパッグではありません)や冷茶、
瓶口もガラスだったラムネ、
なぜかお米屋さんで売られていたサイダーやジュース(プラッシー)、
人工甘味料と人工着色料で出来ている粉末ジュース(ジュースの素)
そうそう何歳頃かは覚えていませんが、ネクターという甘いジュースも…
これぐらいだったでしょうか…?
他所で出された麦茶が、甘くてビックリしたこともありました。

子どもとは言えない年頃になった頃には、
地方でも自動販売機があって、コカコーラとファンタ(オレンジ、グレープ)、
ペプシコーラとミリンダで、全て瓶でした。

その他に、紙コップを置いて出てくるコーヒーやジュースもあって、
コーヒーはホット又はアイス、ブラック、ミルク、シュガーが選べるものでしたが、
こういうのは、今はもうないのかしら?

自動販売機も、30年くらい前になると、
沢山の種類の缶入り飲料が売られるようになりましたが、
コーヒー、コーラ、ジュースなど、甘いものばかりで、
甘い飲み物が苦手な私は、なんでお茶が無いの?と思ったものでした。

その後、ウーロン茶が売られるようになり、ウーロン茶ばかり買っていましたが、
緑茶が登場した時は、“やれやれ”といった感じでしたね。

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cool japan 飲みもの(Drinks)

日本には、ミネラルウォーター、緑茶、コーヒー、コーラ、スポーツドリンク、
フルーツジュース、野菜ジュースなど、とても多くの種類の飲み物が売られていて、
そのそれぞれが、種類や味、機能が細かく分かれ、サイズも小容量から大容量、
暖かいの冷たいの、容器も、ペットボトル、紙パック、缶入り、瓶入り、
と、あまりの種類の多さに、外国人は驚くそうです。
選ぶのも、迷って大変ですよね。

最近、外国でも緑茶飲料は売られているとのことですが、
甘くないと売れないそうで、砂糖入りで、フルーツ味などにしてあるのだとか…
日本では、カロリーゼロも多いというのにね。

またブラジルでは、“コーヒーが冷たいなんて考えられない、
第一、夏に冷たいものを飲むなんて有り得ない”と言ってました。
ブラジルでは、冷たいものは飲まないってこと…?

節約とエコから、マイボトルを持ち歩く人たちや、
昔懐かしいラムネの老舗工場、缶入り緑茶の開発の様子、
住民によって守られている郡上八幡の水舟なども紹介されました。

「種類とサイズ」「マイボトル」「緑茶飲料」「水の町」
ベストオブクールに選ばれたのは「種類とサイズ」でした。

外国人の話を聞いていたら、
美味しくて安全な水に恵まれた国に生まれて良かったと、つくづく思いました。

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『荷車の歌』(3)

図書館から『荷車の歌』を借りてきました。

まだ読み始めたばかりですが、
先日書いたお産に関するシーンについて、
記憶違いだったことが判明しました。

御免なさい…
何しろ、当時の私の年齢は一桁だったから…

でも、映画が原作通りじゃない場合もあるので、
9月10日の放送日に見るまで分かりませんが…

それまでに原作を読みたいと思います。

20100807 『荷車の歌』
山代巴/著
山代巴文庫 第2期・3
径(みち)書房

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『昭和のキモノ』

20100806
『昭和のキモノ』 小泉和子/著 らんぷの本(河出書房新社)

偶然ですが、著者は『昭和のくらし博物館』の小泉和子さんでした。

小泉さんが1933年生まれなので、70代以上の人には懐かしいのでしょうが、
世代の違う私には、懐かしさ半分、知らないこと半分でした。

特に興味深かったのは、
「柄と流行」、「大塚末子の改良キモノ」(ワンピースキモノ、ツーピースキモノなど)
「『主婦の友』に見る和装下着の変遷」…
昔の人も、結構、奇抜で斬新なアイデアがあって驚きました。

著者の私的な話題は斜め読み、でも、家族写真は興味津々、
じっくり見てしまいました。
髪型や着物の柄はもちろん、着方も、今とは違うことに気付きます。

今は、仕事柄普段着物を着ている人や、茶道や日舞をしている人以外、
自分で着られない人がほとんどでしょうけれど、
昔の人は着慣れているから、自然なんですね。

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血管が…

またまた血管が切れてしまった…

今度は、右手薬指の内側、
お雑巾を絞った途端、チクッと鈍い痛みが走って…
ベテランの私は、“また切れたッ!”と分かったのです。

大丈夫かしら…?
そのうち、脳か心臓の血管が切れるのかも知れない。

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『荷車の歌』(2)

今朝、出掛ける間際、
“あっ、そうそう、「荷車の歌」を録画しなくちゃ…”
と思って番組表を開いたら、国会中継になっていました。

月、火がそうだったので予想はしてましたが、ガッカリ…

国会中継だけでなく、こういうことは時々あって、その度、
“なぜ、総合テレビだけじゃ駄目なの?”と思ってしまうのです。
NHKの使命は報道にあるとは言っても…

以前、NHKBS2で、アカデミー賞授賞式を中継していたことがあって、
私も何度か見ましたが、
BS2の授賞式を予約録画した知人は、仕事から戻って再生してみると、
国会中継が録画されていたそうです。そして、
「アカデミー賞授賞式はBS1で放送します」
というテロップが流れたそうです。
“いっそ中止だったら諦めもつくけれど…”と悔しがっていました。

BSオンラインで確認したら、9月10日(金)放送に…
一ヶ月も先だから、忘れてしまいそう…。

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『ニッポンの名前』

20100803 『ニッポンの名前』
~和の暮らしモノ図鑑~
服部幸應・市田ひろみ・山本成一郎/監修
淡交社

<目次>
食べる…和食の食材と器・道具
装う…和装と伝統芸能
住まう…和風建築と生活道具
祈る…神社仏閣と冠婚葬祭

この本も偶然目に留まり借りたものです。

昔の人なら知っていたのでしょうが
日本人でありながら、しかも、いい歳して知らない名前が多くて…
平成生まれの人達はどうでしょうか…?

食関連では、折敷、利休箸、強肴、手塩皿(お手塩)、莫大海、天盛り、
俎板皿などは知っているのでしょうか…?
そういえば、昔のまな板には足がありましたね。

衣類では、袂(たもと)、おはしょり位は知っているでしょうが、
裄(ゆき)、衽(おくみ)、八掛(はっかけ)などは知らない人が多いかも…?
筥迫(はこせこ)、袂(たもと)落しも…

色彩では、縹(はなだ)色、浅葱(あさぎ)色、鳶(とび)色など、
聞いたことはあっても、どんな色かは分からないのではないかしら…?
私もですが…

建築や道具類にしても同じこと、
今は外来語や新語が氾濫していますが、
そちらも知らないことばかりで、情けないわ!

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『荷車の歌』(1)

NHKBSで「生誕100年 山本薩夫監督特集」があると知り、
山代巴さん原作の『荷車の歌』(1959)を録画しようと思います。

『荷車の歌』は、小学生の時、学校の「映画教室」で見ましたが、
50年以上も経っているにもかかわらず、鮮明に憶えているのです。

姑のいじめに耐えながら、毎日、重い荷車をひき、
姑が詰めてくれるお弁当といえば、
息子には白いご飯なのに、嫁には麦飯(粟?稗?)、
しかも夫は、少し欲しい頼んでも、分けてはくれない…

お産の当日まで働かされ、翌日には出される…
仕事がようやく軌道に乗り、少しゆとりが出来たと思えば、
夫は隠し女を、家に連れ込んでしまう…

苦労して育てた子ども達は家から出て行き、息子の一人は戦死…

“女に救いはないな…農家の嫁は特に可哀想…”
と、子供心に思ったものでした。

主役は望月優子さん、夫役は三國連太郎さんでした。
長女役は左幸子さんで、少女時代を実妹の左時枝さんが演じてました。

お母さん役で有名だった望月優子さんは、
その後、政治家(社会党)になられたと思いますが…

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衛星映画劇場
「生誕100年 山本薩夫特集 」放送予定

<昼>
『真空地帯』(1952) BS2  8月3日(火)  PM 1:00~3:09
『荷車の歌』(1959) BS2  8月4日(水)  PM 1:00~3:25   
『氷点』(1966) BS2  8月5日(木)  PM 1:00~2:37       
『忍びの者』(1962) BS2  8月6日(金)  PM 1:00~2:45   
『続 忍びの者』(1963)BS2  8月6日(金)  PM 2:45~4:19      
<夜>
『金環蝕』(1975)BS2 8月2日(月) PM 9:00~11:37  
『不毛地帯』(1976)BS2 8月3日(火) PM 9:00~AM 0:03 
『白い巨塔』(1966)BS2 8月4日(水) PM 9:00~11:32
『華麗なる一族』(1974)BS2 8月5日 (木)PM 9:00~AM 0:33 

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『図説 江戸っ子のたしなみ』


20100801a
『図説 江戸っ子のたしなみ』 藤原千恵子/編 ふくろうの本(銀河社)

この本も、図書館で偶然見付け借りてきたものですが、
書かれているような江戸っ子とは、
武士や僧侶、それに比較的恵まれた一部の町人や職人のことなのでしょう。
それに、“たしなみ”というよりは、“ライフスタイル”に近いです。

各ページには浮世絵があって、格言が添えられていますが、
絵画の出典について一切触れられていないのが残念…

ペリーが来航するまではパラダイスだった。
と、江戸時代を手放しで賛美しています。
まるで見てきたように…

270年もの長い泰平の時代、貧乏ながら、
「無駄な苦労は売ってでもするな」とばかり、お気楽に暮らしていた人々…

「江戸の下層の人々の機嫌のよさは目をみはるものがあった。
彼らは自分が要求した賃金を拒絶されたときでも、
なんら変らずほがらかに哄笑していた…」
これ信じられない…本当でしょうか…?

私がマイナス思考だからかも知れませんが、町人文化が花開いた一方で、
貧しい人達に取っては、辛い時代だったように感じます。
…江戸時代だけではないですが…

士農工商以外にも差別はあり、些細なことでも、武士は切り捨て御免が許され、
小作人(水飲み百姓)は生かさず殺さず、飢饉でなくても身売りされ、
姥捨て山も実際あったらしい…人さらいや人買いも…(今もですが)

白羽の矢が立つ(人身御供)というのも、想像するだけでも恐ろしい。

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