昨夜、「日本の、これから ともに語ろう 日韓の未来」という番組をやっていて、
私は見ていられないので録画したのですが、
いかに自分が世事に疎いか思い知らされ、考えさせられました。
アンケートの結果の、韓国を好きな日本人が62%に対し、
日本が嫌いな韓国人が71%と言うのも驚き、
それぞれが思い浮かべる有名人が、韓国人の一位が伊藤博文で、
日本人の一位が、ペ・ヨンジュンというのにも驚きました。
驚くと言えば、韓国人にとって外見はとても重要で、
老弱男女に関係なく美容整形が行われ、
特に就職活動においては外見の美醜は重要な要素なんだとか…
日本のように、「人を外見で判断してはいけない」とか、
「親からもらった身体にキズを付けてはいけない」と言った考え方はないようです。
また、「親しき仲にも礼儀あり」も存在せず、
「割り勘」もないようです。
韓国に割り勘がないのは、韓国人は上下関係を重視し、
日本人は、平等の人間関係を持ちたいと思うからでしょう。
サムソンが世界一と言うことも知らなかったですが、
韓国では、生まれた時から競争で、スペックを上げる努力をしなければならず、
勉強だけでなく、ディベートに勝つ訓練も学び、
競争に負けた者のたどる行き先は自殺…
経済の発達が個人の幸福に繋がらないと気付いた日本人は、
地位や富みを得るより、自分らしく生きる道を選ぶ人が増え喜ばしい限りです。
一番議論が白熱したのは、やはり歴史認識の違い、
なぜ、これ程、韓国人が過去に固執するのでしょう
どこの国にとっても過去を知るのは大切で、
日本人が現代史を知らなすぎることも問題ですが、韓国人が、
「韓国の教科書こそが真実、韓国人の歴史認識こそが正しい」と確信していても、
立場が変われば考え方も変わり、歴史上の事実だけでなく、
ことさら憎しみを煽る書き方がされていないのか、出来ることなら見てみたい。
美容整形を肯定する国の教科書が、果たして正しいのか疑問です。
それに「南北が分断したのは日本が統合のせいって…?
韓国や中国で、何かあると、日章旗や首相の張りぼてを燃やすのも理解できない。
「日本は加害者、韓国は被害者だから、被害者は永遠に忘れない」と…
日本が仕掛けた戦争ですが、原爆を二つも落とされたのに、
進駐軍に、「ギブミーチョコレート」と言い、ジャスを聴き、
パーマをかけた日本人は、プライドが無さ過ぎるということでしょうか?
「…首相が何度も謝罪しようと謝罪とは言えない、
なぜなら、その後、別の人が違う考えを述べるからだ…」
日本には言論の自由が保障されていますから…
過去の不幸ばかり拘らないで、未来を向いて歩けばいいのに、
こう思うのも、私が日本人だからでしょう。
本音で語る韓国側に比べ、当たり障りのないことばかり言う日本側、
そんな中、歴史を学んだという日本人の古屋さんが、
「当時の世界は帝国主義列強の時代で、植民地支配は普通だった」
という趣旨のことを述べると、崔洋一監督が、
「…植民地支配が肯定されるという人は歴史を語る資格がない」
と決め付けました。
京都大学の小倉教授が、「どんな考え方でも、自分の歴史観があって当然、
間違えがあれば大人が正していけばいい。
権力者が言論封鎖するのは間違っている」と反論。
すると崔監督は、混乱気味となり、「客観的に」を連発…
崔監督の反論に、「客観的はその人の主観によって決定する」ことが明らかとなり、
言えば言うほど逆効果、皮肉です。
司会者が取成してましたが、この間編集されたことは明らかです。
「言葉で謝罪しても謝罪ではない。国家賠償も求めていない」という韓国人、
では、具体的に何をすれば韓国人は納得するのでしょうか?
私は、お互いの歴史教育が変わらない限り、
納得する日は来ないような気がします。
そんな中、ユンソナさんの、
「祖父母の哀しみは消えないけれど、今の日本人は加害者ではない」
が印象的でした。
ところで、崔監督に「歴史を語る資格はない」と言われた古屋さんは、
収録後、殴られるのを覚悟で韓国人に話しに行き、
韓国人から、「面白い意見だった」「もっと話したい」と言われ、
崔監督に言われたことについても、気遣ってくれたそうです。
やはり本音で話さなければ駄目ということですね。
今日、8月15日は「終戦の日」で、韓国では「光復節」、
でも、第二次世界大戦に関わった国のほとんどは、
ポツダム宣言に調印した9月2日が「終戦の日」のようです。
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