「ガスの消息」
結婚式を4日後に控えたフェリシティに、
アメリカのチャールストンから、長距離電話が入ります。
受話器からは、若い女性の声で、
「…あなたに会いたがってる…あの人を立ち直らせてあげて…」と…
ガスの事と直感したフェリシティは、
ヘティと共にチャールストンに向かいます。
船で知り合った地元の紳士ホレイスは、二人の力になってくれますが、
ヘティは信用しません。
(“人を見たら泥棒と思え”ですね!)
若い船員のジミーは、ガスを知っていて、
「カレーの乙女」の遭難の模様と、ガスの最期をフェリシティに話しますが、
何かを隠している様子…
チャールストンに到着し、
ガスの写真片手に、教会病院や町中を歩き回ったフェリシティは、
偶然、電話の声の女性を見つけます。
ガスは生きていた!
漁船に助けられたガスは、電話の女性の家で世話になっていましたが、
事故で失明したことで心を閉ざし、フェリシティにも「帰れ!」と拒絶…
フェリシティは、
「あなたと一緒じゃなければ、アボンリーへは帰らない!」
と言い残して、ガスの部屋をあとに…
ヘティから、
「…少しでも意気地があるなら闘いなさい!
それが出来ないなら、どこででも野垂れ死にすればいいわ!」
と、一喝されたガスは、ようやく、アボンリーへ帰る決心をします。
「パパの死」に匹敵するほどの、工夫のない邦題ですよね。
いくら青少年向きのドラマとはいっても…
ちなみに、オリジナルタイトルの「Return to Me」は、
アボンリー駅で見送った時のスチュワートの台詞のようです。
この見送りのシーンと、ニューヨーク行きの船のシーンはカットされていました。
つまり、チャールストンへの旅は、列車~船~船だったわけですね。
疑問…最初は、ガスのことを婦長に聞こうとしていたのに、
婦長に会えた時に、何も聞かなかったのはなぜ…?
<名言>
「おばあちゃんが言ってた。
家族と合う人こそ、最良の相手だって…」(ジャネット)
「結婚式って、そういうものよ。
最後の最後まで、何だかんだ、面倒が起こるんだから…
でも、何とかなるものよ」(オリビア)
「悲しいことだが、愛にも、やっぱり限界がある。
時には、誰かをどんなに愛していても、報われないこともあるんです」(ホレイス)
アボンリーへの道<第7シリーズ>
第89話「ガスの消息」(Return to Me)より
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