« 『纏足の靴』 | トップページ | 洗顔石鹸 »

「ガスの消息」

結婚式を4日後に控えたフェリシティに、
アメリカのチャールストンから、長距離電話が入ります。

受話器からは、若い女性の声で、
「…あなたに会いたがってる…あの人を立ち直らせてあげて…」と…

ガスの事と直感したフェリシティは、
ヘティと共にチャールストンに向かいます。

船で知り合った地元の紳士ホレイスは、二人の力になってくれますが、
ヘティは信用しません。
(“人を見たら泥棒と思え”ですね!)

若い船員のジミーは、ガスを知っていて、
「カレーの乙女」の遭難の模様と、ガスの最期をフェリシティに話しますが、
何かを隠している様子…

8902 8903_2 8906 8908
8909 8911 8912 8913

チャールストンに到着し、
ガスの写真片手に、教会病院や町中を歩き回ったフェリシティは、
偶然、電話の声の女性を見つけます。

ガスは生きていた!
漁船に助けられたガスは、電話の女性の家で世話になっていましたが、
事故で失明したことで心を閉ざし、フェリシティにも「帰れ!」と拒絶…

フェリシティは、
「あなたと一緒じゃなければ、アボンリーへは帰らない!」
と言い残して、ガスの部屋をあとに…

ヘティから、
「…少しでも意気地があるなら闘いなさい!
それが出来ないなら、どこででも野垂れ死にすればいいわ!」
と、一喝されたガスは、ようやく、アボンリーへ帰る決心をします。

8914 8916 8917 8918
8919 8925 8927 8931

「パパの死」に匹敵するほどの、工夫のない邦題ですよね。
いくら青少年向きのドラマとはいっても…

ちなみに、オリジナルタイトルの「Return to Me」は、
アボンリー駅で見送った時のスチュワートの台詞のようです。

この見送りのシーンと、ニューヨーク行きの船のシーンはカットされていました。
つまり、チャールストンへの旅は、列車~船~船だったわけですね。

疑問…最初は、ガスのことを婦長に聞こうとしていたのに、
婦長に会えた時に、何も聞かなかったのはなぜ…?

<名言>
「おばあちゃんが言ってた。
家族と合う人こそ、最良の相手だって…」(ジャネット)

「結婚式って、そういうものよ。
最後の最後まで、何だかんだ、面倒が起こるんだから…
でも、何とかなるものよ」(オリビア)

「悲しいことだが、愛にも、やっぱり限界がある。
時には、誰かをどんなに愛していても、報われないこともあるんです」(ホレイス)

関連記事…「ガスの消息」(Felicity & Gus)

アボンリーへの道<第7シリーズ>
第89話「ガスの消息」(Return to Me)より

|

« 『纏足の靴』 | トップページ | 洗顔石鹸 »

* 「アボンリーへの道」」カテゴリの記事