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『日本の髪型と髪飾りの歴史』

20100708
『日本の髪型と髪飾りの歴史』
橋本澄子/著 源流社

古墳時代から明治時代に至るまでの、髪型(女性、男性、子ども)と、
髪飾りの移り変わりが、多くの絵画や彫刻、文献などをもとに、
詳しく紹介されていました。

たけばぬれたかねば長き妹が髪
   このころ見ぬに掻き入れつらむか 「万葉集」

飛鳥、奈良時代は、服飾だけでなく、髪型も大陸の影響を受けていたので、
髪を高々と結い上げていましたが、
平安時代の貴族の女性は、十二単に長~い大垂れ髪(おすべらかし)…

それが、時代が下るに従って、なぜ、少しずつ変化していったのか…?
今までその理由が解らなかったので、目から鱗が落ちました。

それにしても、「お煙草盆」とか「二百三高地」や「行方不明」って、
面白い名前ですね。

ただ、残念だったのは、絵画ばかりだったこと…
各髪型を、現代人をモデルに、地毛で再現して欲しかったです。

そういう本もあるでしょうから、
次に図書館に行った時、探してみようと思っています。

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