『なぜ韓国人はすぐケンカ腰になるのか』
『なぜ韓国人はすぐケンカ腰になるのか』
~韓国人もよく知らない韓国人の姿~
崔 俊植(チェ・ジュンシク)/著 田中 恵(たなか めぐみ)/訳
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<目次>
1章 泣く子も黙る儒教の国
* 集団から離れられない韓国人
* すべてを解く鍵は儒教にあり
* 「奇妙な考の国」朝鮮王朝
2章 韓国人はみな家族
* 集団主義の弊害とは
* 一人でいるのが不安な人々
3章 韓国人の「われわれ主義」
* 韓国的な集団エゴの実態
* 他人に配慮しない韓国人
4章 上下にこだわる韓国人
* 序列意識の強い韓国人
* 韓国語に表れる権威主義の姿
* 世界の文化の中の韓国
* 社会から疎外されている韓国女性
5章 韓国人の排他性
* 異質なものを受け入れない韓国人
* 韓国社会の硬直性
* なぜ異質なものを受け入れられないのか
6章 韓国経済の奇跡と儒教
* 学びと団結を重要視した儒教
7章 興に入って遊ぶ韓国人
* 韓国人の永遠なる宗教は
* 韓国人は遊びの鉄人
8章 韓国文化にみられる自然美
* 右脳が発達している韓国人
* 芸術で花開く韓国人の無秩序意識
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先日、図書館で借りた『9年間、コンビニで見た日本人』を読み、
さぞかし韓国は、ルールやマナーを守り、
反省もする謙虚な人ばかりの国かと思って(皮肉?)いたところ、
図書館で、この本を偶然見つけました。
まず、衝撃的なタイトルですが、穏やかに話すことが良しとされる日本と違って、
韓国では、相手より、大きい声、強い口調で威圧的な態度を示すことで、
自分の立場を優位にさせるようにする人が多いとか。
これは、どちらが良い悪いということではなく、大陸と島国の違いなのでしょう。
著者は韓国人で、国内(韓国)で読まれるために書かれたものですが、
本当に驚きの連続…でも、想像通りでもありました。
著者曰く、
「自分の思い通りにするのは当然、然し他人がその様にするのは許せない」
のが韓国人。なんだそうです。
全ての人がそうだとは、勿論思いませんが、
集団主義の日本とは違う、韓国の文化なのでしょう。
韓国人の考え方の全ては儒教にあって、家族が第一(父→息子)、
利己的で排他的(これも大陸なる故)、ルールやマナーにも囚われない、
社会は、賄賂とコネで動く国…
容貌は似ていても、中身は相当日本とは違うようです。
自国のことを、ここまで批判して大丈夫?、とも思いましたが、
気になったのは、外国と比較していながらも、
悪い例としてのみ日本を例に出していたことです。
著者は、1956年生まれの大学教授、現在の日本を知らないはずは無いのに、
時代錯誤も甚だしいというか、日本を認めるのはプライドが許さないのか、
それとも、本を売るための手段なのか、
それとも、売国奴のレッテルを貼られたくないためなのか、
はたまた、愛国心教育の結果なのか…
いずれにしても、日本を褒めてはいません。当然ですが。
ちなみに、この本、韓流ブーム前の2000年のものです。
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