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『知りすぎていた男』

『知りすぎていた男』(The Man Who Knew Too Much)1956年。

4月27日に放送した、アルフレッド・ヒッチコック監督の『知りすぎていた男』、
保存しておいたのに中々時間が無くて、ようやく見ることが出来ました。
(主演はジェームズ・スチュアートとドリス・デイほか)

ヒッチコック監督の作品では、『鳥』だけは大昔見た記憶がありますが、
サスペンスは特に好きなジャンルではないので、
他で見たのは、多分『レベッカ』と『引き裂かれたカーテン』位かも…

では、なぜ『知りすぎていた男』を見ようとしたかと言えば、
この作品の中で、ドリス・デイが「ケ・セラ・セラ」を歌っていたからなんです。

「ケ・セラ・セラ」は、昔、ペギー葉山さんが歌ってヒットしましたよね。
わたしの小さい時 ママに 聞きました
美しい娘に なれるでしょうか?
ケ・セラ・セラ なるようになるわ
先のことなど 分からない~

という歌詞だったと思いますが、映画より、歌…
それも、ケ・セラ・セラという言葉だけが一人歩きしていたような感じでした。

オリジナルが、ドリス・デイが歌っていたことは知っていましたし、
聴いたこともありましたが、当時は『知りすぎていた男』の中の曲とは知らなくて、
ソバカスで、笑顔の可愛いブロンド美人のドリス・デイも、
写真でしか見たことはなかったのです。

マリリン・モンローと同じように、ハリウッド女優の殆どが、
ブロンドに染めていたと言いますが、ドリス・デイはどうだったのでしょう?

肝心の映画の方ですが、私はそれ程夢中になれませんでしたが、
「ケ・セラ・セラ」の歌詞は、映画では次のように訳されていました。
(日本語字幕・池村正志)

わたしが まだ幼い頃
将来 何になるか ママに尋ねたの
美人になる? そしてお金持ち?
するとママは言った

※ ケ・セラ・セラ
  成り行きまかせ
  先のことは 誰にも分からない
  ケ・セラ・セラ
  成り行きまかせ ※

まだ小学生だったころ
何を試せばいいか 先生に尋ねた
絵を描いてみる? それとも歌う?
先生は賢くも答えた
 ※

大人になって 恋に落ちたとき
恋人に尋ねたわ
二人の将来は? 虹ばかりの毎日を過ごせるかしら?
すると彼は答えた
 ※

わたしにも 子供ができて
その子が母親に “将来 何になる?”
ハンサム? そしてお金持ちに?
わたしは優しく答える
 ※

 僕がまだ幼い頃
将来何になるか 母さんに尋ねた
ハンサムになる? そしてお金持ちに?
すると母さんが言った ☆

 ※

は、映画の中で息子・ハンクが歌った歌詞(日本語訳)

Que Sera Sera」(原語)

When I was just a little girl
I asked my mother, what will I be
Will I be pretty, will I be rich
Here's what she said to me.

 Que Sera, Sera,
  Whatever will be, will be
  The future's not ours, to see
  Que Sera, Sera
  What will be, will be. ※

When I was young, I fell in love
I asked my sweetheart what lies ahead
Will we have rainbows, day after day
Here's what my sweetheart said.
  ※

Now I have children of my own
They ask their mother, what will I be
Will I be handsome, will I be rich
I tell them tenderly.
  ※

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