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新茶

昨日は八十八夜。
忘れていたわけじゃないですが、一日遅れとなりました。

いつもなら初夏と呼べるこの時期なのに、
気温の低い今年は、お茶の生育も遅れ、摘採もようやく本格化したそうです。

4月中旬頃からは、例年の如く、駅の構内や新幹線のホームなどでは、
茶摘み姿の女性によって、新茶が振る舞われていますが、
今年は、昨年6月に開港した空港でも、PR活動が行われたそうで、
川勝知事や空港周辺の市長ほか、大勢が参加して、
新茶の試飲と、やぶきた茶のパックを配ったそうです。

もちろん、絣のきものに茜だすきの「茶摘み娘」も参加して…
(実際は、そんな格好で茶摘みをしている人はいないでしょうし、
それ以前に、若い女性はいないと思われますが…)

「八十八夜」直後になると、
以前なら、どこからか新茶が頂けたものですが、
半ば隠遁生活の身ゆえ、いまだ新茶を味わっていません…

小さい頃、お茶に浮かんだものを埃と思い、憤慨したこともありましたが、
あれは新芽の産毛で、新芽のみで作ったお茶の証。
この辺りでは「ペコ」と呼んでいますが、正しくは何というのでしょう?

お茶の香りには癒し効果があるような…「朝茶はその日の難逃れ」とも言います。
それなのに、朝茶を飲まなくなって久しくて、毎日が難ばかりです。

ところで、民謡と思われがちな「ちゃっきり節」ですが、
昭和の始めに開園した「狐ヶ崎遊園地」のコマーシャルソングで、
作詩・北原白秋、作曲・町田嘉章ということは、
意外に知られていないようです。

「ちゃきり節」の歌詞はこちら…30番までありますよ。

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