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こいのぼり

今日から五月ですね~
皐月晴れの空には、吹き流しとともに泳ぐ鯉のぼりがお似合いです。

♪ 屋根より高い 鯉のぼり
  大きい真鯉
(まごい)は お父さん
  小さい緋鯉
(ひごい)は 子どもたち
  面白そうに 泳いでる

ところで、「鯉のぼり」の歌はもう一つありますよね。

♪ 甍(いらか)の波と 雲の波
  重なる波の 中空
(なかぞら)
  橘かおる 朝風に
  高く泳ぐや 鯉のぼり

と言う歌詞のが…どちらも清々しい皐月の空にピッタリですね。

マンションのベランダでも、小さな鯉のぼりが泳いでいます。
これも日本の風物詩ですよね。

“あの家には、男の子がいるのでしょうね~
男の子だけじゃない、ピンクの鯉は妹のかも知れない…”

などと微笑ましく思えて、こちらまで嬉しくなります。

でも、いつの頃からか、よくニュースなどで見掛ける、
あの長~いロープに、まるでメザシのように集団で吊されている風景…
あれ頂けないわ…何とかならないのでしょうか…?

メザシが駄目なら、あれは洗濯物なの?
それとも、虫干しの最中?…メザシより酷かったかしら?

“…うちには、ポールを立てるスペースが無いのよね~
…毎年出すのは面倒でね~
…だからって、物置や押し入れに入れたままじゃ、もったいないわ~
…それに、鯉のぼりも可哀想だわ…
…第一、子どもの手前、出さないのは、やっぱり、まずいんじゃないの?
…だったら、いっそのこと、合同でやったらどうかしら!!
…名案!!自治会長に提案しましょうよ。
…もう、うちは鯉のぼりの年齢じゃないけれど、だからって捨てられないし…
…うちのも、一緒に飾ってくれないかしら?
…いいんじゃないの?…多いほど豪華だから…”

とか何とか話し合ったかどうかは知りませんが、
それとも、お父さん達のアイデアなのかも?
目刺し状態の鯉のぼりは、はっきり言って、風情の欠片もありません。

お父さん鯉も、子どもの鯉も関係ないよ~
隣りの鯉は、どこのヤツなんだよ~

♪ 情けなそうに 吊る下がってる~(字余り)

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