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全然+肯定

先日、「みんなでニホンGO!」というNHKの番組を見ていたら、
全然+肯定」という最近の使い方を取り上げていました。

いつからか、「全然大丈夫」や「全然おいしい」などと耳にするようになりましたが、
私も以前は「全然」のあとは「打ち消し」と信じ切っていたので、
相当、違和感を覚えてました。

私だけでなく、アンケートでは、多くの人が「全然」のあとは「打ち消し」が正しいと信じているようでしたが、これは完全なる迷信なんだそうです。
(「間違い」と断言していた人達も、スタッフの誘導で、無意識に使っていましたが…)
ただ戦前に子ども時代だった世代では違和感を感じない…

明治、大正時代には「全然+肯定」も「全然+否定」同様、普通に使われていて、
実際、森鴎外、芥川龍之介、夏目漱石といった文豪の作品にも見られるそうなのです。

ではなぜ、「全然+肯定」が間違いとされてしまったのか…
戦後、アプレ語と言われた若者言葉を批判した小堀杏奴(森鴎外の次女)が、「全然+肯定」を間違った日本語と断言してしまったた、文部省が、昭和35年、“「全然」は「打ち消し」としたから…

言葉は時代によって自然に変化する、と言いますが、
これに関しては、小堀杏奴さんと文部省が張本人だったわけです。

それはさておき、若者が「全然+肯定」も正しいと知って使っているかは分かりませんが、私自身は、数年前に、間違いではないと知ったのにも関わらず、教育の力は偉大らしく、使うことは有りません。控え室の実験のように無意識に使っているかも知れませんが…

ほかには、「エロ」と「うざい」も取り上げていました。
「エロ」は、80年前には、「かっこいい」「新しい」「いけてる」といったような意味で、
淡谷のり子さんが、「エロ行進曲」をレコーディングされていたのには驚きました。

「うざい」は、人から言われるのは勿論のこと、自分が使うのも嫌な言葉ですが、
東京多摩地区の方言の「うざったい」が変化したもので、
本来の意味は、人間に対してではなく、たとえば虫などがウジャウジャしている様子や、
ぬかるみを歩いた際の不快な感じを表す言葉なんだだそうです。

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