「太宰治短編小説集」
「ミス・マープル」の録画には、すごい特典が付いてました!
種明かしは…
ミス・マープルの後の「太宰治短編小説集」という番組で、
ついでに録画しておいたのですが、思いの外面白くて、大儲けした気分でした。
「走れメロス」「女生徒」「雪の夜の話」「犯人」「きりぎりす」「トカトントン」「畜犬談」
の7作で、それぞれ30分位の実写やCG、アニメーションなどに映像化したものですが、
サスペンスドラマ風だったり、ファンタジー、狂言、講談、落語の世界だったり、
新劇風のセットだったりと、バラエティーに富んだ構成で、飽きることなく楽しめました。
「走れメロス」は、サラリーマンのメロス役に森山未來さんでした。
私は森山さんを初めて見ましたが、全力疾走やバレエシーンには仰天!
また、田中泯さんやモロ師岡さんにも感心しながらも笑えましたね。
「雪の夜の話」は読んだことがなかったのですが、
田畑智子さんの朗読がアニメーションにピッタリで、優しく心温まるお話でした。
しゅん子(私)の兄さんが、太宰治とオーバーラップしてしまいましたが…。
「畜犬談」は活字で読んだ時も、可笑しくてつい笑ってしまいましたが、
ユーモラスなアニメーションと、斉木しげるさんのとぼけたような朗読に、
頬は緩みっぱなしでした。
太宰治の作品に触れると、小説にも関わらず、
なぜか登場人物に作家自身を重ねてしまう癖があって、
“太宰治も犬を恐れていたのかしら…?”などと思ってしまうのですよ。
単純ですね…。
それにしても、内容も文体も、青空文庫で公開されているとは思えない程、
時代を感じさせないと改めて感じました。
つまり、私自身が古いということなのですが…。
映像で見るのもいいですね。
もっともっと見たいナ…
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