「ミス・マープル3」…(3)
「ミス・マープル」の録画を見ました。
(「バートラム・ホテルにて」「無実はさいなむ」「ゼロ時間へ」「復讐の女神」)
本当に久々に見たドラマでしたが、期待を裏切られることもなく、
アガサ・クリスティーのミステリーを堪能出来ました。
ただ、残念なことに、ミス・マープルと違って観察眼のない私は、
4話とも最後まで犯人が判りませんでした。
ところで、原作を読んでないからでしょうか、それとも特別頭が悪いせいでしょうか、
腑に落ちない点も多かったです。
たとえば、第4話では、なぜ、ミス・マープルが、ドイツ人の作家ラフィールから、
ネメシス(復讐の女神)と言われていたのでしょう…?
また、ラストシーンも不可解でした。
ミス・マープルが誤って薔薇のトゲを刺し、指の血を見た瞬間、
ラフィールの「正義を水のように流れさせよ。正しい行いを尽きない流れように…」
という言葉を思い出し、何かを悟ったような表情を浮かべていましたが、
あれは何だったのでしょう…?
私だけかも知れませんが、映画でもドラマでも、原作がある作品は、
読んでないと理解出来ないところもありますよね。
久しぶりに海外ドラマを見ましたが、
やっぱり、吹き替え声優特有の、耳障りな口調が気になりました。
本業が俳優さんの吹き替えでは感じないのですが…
抑揚のない独特の言い方は、別に構いませんが、
日用会話では有り得ないような、語尾の独特な息の抜き方と言うか…
「復讐の女神」では、ミステリーツアーのガイドが最初の目的地のフォレスター邸の
邸内を説明をしている時の喋り方が聞きにくかったです。
ドイツ人のマイケル・フェーバー役の俳優さん、
「アボンリーへの道」のフェリックスに、ちょっと似ていたような…
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コメント
I Love アボンリーさん、ありがとうございます。
ネメシスはギリシア神話に登場する女神で、「復讐」は誤訳で「義憤」と訳すべきらしいです。
何しろ読んだのが大昔だったので、すっかり忘れていました。
「復讐の女神」は「カリブ海の秘密」の続編で
未完の「Woman's Realm」と三部作となるはずだったそうですね。
私も読もうと思って図書館を検索したら、
ミス・マープルの殆どが貸し出し中でした…やっぱり!
でも、買ってまで読もうとも思ってないから目下思案中なんです。
投稿: Michi | 2010年3月29日 (月) 13:32
私も、最後のシーンはよく分かりませんでしたf^_^;
復讐の女神 は、「復讐」というより「不正や不義に対する憤り」と訳すみたいですね。
アモス書が不義を断罪する書だから、それに関わるのかなと勝手に思いました。
けれど、それでもよく分かりません。
ドイツ人の富豪は、以前のマープルに出てきた方みたいですね!そんな繋がりがあるとは、アガサ・クリスティのシリーズも読んでみようか、考えています☆
投稿: I Love アボンリー | 2010年3月29日 (月) 08:38