「愛の再発見」
4年ぶりにアビゲール一家が帰郷したのですが、家はひどい状態で、
修理が完了するまで、キング農場で暮らすことになりました。
「上手くいけばいいけど…やっぱり一悶着ありそうだね~」
相変わらず口うるさいアビゲールに、イライザおばさんの予言通り、
一家は振り回されることに…
家の修理中に工具箱から古い証券が出てきたことから、
その使い道に話が飛躍し、アレックが「新しい脱穀機の足しにしよう」と
言ったばかりに、翌日、アビゲールはジャネットに、
「ねえさんは、新婚旅行に行くお金が無かったアレックに恥をかかせまいと、
病気の振りをしたんじゃないの。それに婚約指輪も貰ってないでしょ。
それなのに脱穀機だなんて…」とアレックを批判…
二人の会話を聞いてしまったセシリーは、
父に、「お母さんを旅行に誘ったら?」と提案します。
旅行の誘いを喜びながらも、
「駄目よ!脱穀機よ!」と妻にきっぱり断られたアレックでしたが、
台所にあった雑誌の切り抜きから、妻が指輪を欲しがっていると思い込む…
アレックは妻に内緒で宝石店に注文に行き、サイズを聞かれ困惑しますが、
(ジャネットが持っている指輪は、結婚指輪ただ一つだけ)
母が結婚指輪を外し台所に置いていることを知っているセシリーが、
こっそり持ち出したことから、ジャネットは指輪を無くしてしまったと…
実は、雑誌の切り抜きは、裏面のドレスのデザインのためだったのですが、
アレックは、同じ場所で妻にプロポーズするのでした。
今度は、子ども達の誕生石を並べた指輪と共に…
取らぬ狸の皮算用と思い違いから、目まぐるしいドタバタ劇ながら、
O・ヘンリーの「賢者の贈り物」を思わせるような、キング夫妻の素敵なお話でした。
アビゲール一家が帰る時の、「当分来るなよ~」(アレック)が笑えました。
それにしても、前夜の雨におる雨漏りは仕方ないにしても、
ジャネットたちがお掃除していたはずなのに、あのホコリは考えられない…
やっぱり、「姉さんは、なんでも大雑把なんだから」…だから?
「アメジスト、サファイア、エメラルド、ルビー」、
子ども達の誕生石の指輪って、素敵なデザインですよね。
アビゲールの吹き替えは左時枝さん…ピッタリでした。
前にも書きましたが、アビゲール役のローズマリー・ダンスモアは、
ミーガン・フォローズの『アンの青春』では、ミス・ブルック校長役でしたね。
アビゲールの夫マルコム役が、第1シリーズとは別人だったのが残念でした。
<名言>
「でも、お父様がいつも言ってたでしょ?
『一度の失敗で挫けるな。何度も繰り返してやってみよ』って」(アビゲール)
「男っ
て図々しいわね。自分達のパーティなのに、準備は女まかせ…」(アビゲール)
アボンリーへの道<第7シリーズ>
第83話「愛の再発見」(Secrets and Sacrifices)より
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