木曽路
身延線、中央線、小海線、大糸線…
山好きゆえに信州に憧れ、いつかは住みたいと願った昔、
でも、どこかで夢は叶わないだろうと醒めてもいたのだけれど…
藤村ばかり読んでいた頃は、木曽路を旅したことも何度かありました。
「千曲川のスケッチ」「破戒」「夜明け前」「家」「新生」「ある女の生涯」
「桜の実の熟する時」「嵐」…それ以上は思い出せない。
贄川、奈良井、薮原、宮ノ越、上松、妻籠、馬籠…
木曽路はすべて山の中…でした。
いつも宿の予約もしない行き当たりばったりの旅、
「○時○分発にしよう…」と、待ち合わせは駅のホームでした。
持ち物は少しだけ、お財布と筆記用具、洗面用具、下着など僅かな着替え、
ブルーガイド(山登りの時はアルパインガイド)と、ポケット版の時刻表。
バッグには、必ず文庫本を忍ばせて…
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