金嬉老
金嬉老(きんきろう)が死去したとのこと…
少し前に、「死ぬ前に母親の墓参りがしたい」と、
日本に渡航希望しているとの記事を見たばかりだったので驚きました。
金嬉老事件は、もう40年以上も昔の出来事ですが、
全国的にはどの程度か判りませんが、
地元にとって、それも私の世代以上の者にとっては、有名な事件でした。
詳しい経緯は知りませんが、清水市内で暴力団員二人をライフルで射殺した後、
逃亡先の寸又峡(すまたきょう)温泉で、人質をとって籠城したことから、
それまで、地元でも知る人ぞ知る存在だった寸又峡温泉が有名になり、
金嬉老と言えば、すぐ、寸又峡温泉が連想される程になったのです。
韓国に帰国後は、「人種差別と闘った」と英雄扱いされた時期もあったようでしたが、
母国でも事件を起こしたことから、評価も落ちてしまったらしいです。
金嬉老の死は、日本政府にとっては好都合だったようにも思えますが、
「遺灰の半分は父親の故郷の釜山の海に、
半分は母親の眠る静岡県内の墓地に埋めて欲しい」という遺言は、
果たして叶えられるのでしょう
か?
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